宝塚観劇デビュー!「ロミオとジュリエット」
今日は宝塚ファンの方にチケットを手配していただき、宝塚を初観劇いたしました。演目は「ロミオとジュリエット」です。宝塚観劇デビューです!ワオ!
基本的に観劇は好きなのですが、宝塚はどっぷりはまっている人たちが多いイメージがあり、はまるのが嫌で避けてたきらいがあります。しかし実際に観たところ、どうやら私は役者にはまる恐れは無いようなので(笑)、じっくり舞台そのものを楽しむことができました。
感想ですが、全体的に期待値を超えていて素晴らしい舞台でした。
意外なのですが、一番目を引いたのが衣装のセンスの良さでした。ギラギラの衣装を想像してたのですが、洗練されたお洒落なデザインの衣装が多かったです。派手すぎず地味すぎない感じでした。たとえば、ロミオとジュリエットが出会う仮面舞踏会でのジュリエットのスカートは、短くてかわいらしい感じ。色遣いも全体的に落ち着いていて、それでいて各キャラクターに合わせた個性ある色になっていました。舞台でここまで衣装に目がいったのは初めてかも。
あと、歌や踊りを含めた演出も良かったです。迫力ある大人数の踊りも圧倒されたし、静かに登場人物が思いを語るようなシーンも、それぞれの想いがていねいに伝わってきたと思います。演出で、二人の愛を表現する役者と、誰かの死を表現する役者が出てくるのですが、前半は白々しい(失礼)と思ったこの演出も、後半になると画面にしっかりはまっていて、絵とともに気持ちがすっと入ってくる感じがいたしました。2階席だったというのもあるのか、画面全体が色も配置もきれいに構成されてるなぁと感じました。
ラストには感動しました。正直、いろんな色眼鏡をかけて観劇に臨んだ感があったのですが、観終わった後は先入観は消えて、ただ素直にプロフェッショナルのいい舞台を見せてもらったなぁと感じました。
ただ、とても基本的な点なのですが、私はやはり男性役は男性が演じ、老人役はそれなりに年を取った人が演じるのが好きみたいです。女性が演じる男性も美しくていいのですが、男の人の歌声も好きなんですよね~。それは宝塚ではどうにもならないことなので、宝塚には宝塚の良さがあるとは言いたいですが。
ちなみに「ロミオとジュリエット」が終わった後の最後の10分くらいは歌と踊りのショーがありました。これがキラキラ&ギラギラの「まさに宝塚!」という感じで、楽しかったです。最後に主役のトップスターが背中に大きな羽をつけて出てきたのですが、後ろから見るとエチゼンクラゲにそっくりの巨大な羽でして…。頭を下げて上げるだけで大変そうでした。一緒に行った人も「いつもより大きい」と言ってました(笑)。
決してチケットが安くないので、またすぐに観に来ることはないと思いますが、機会があればまた観たいなと思いました。