東京の歴史に関する本を読みました

   

とある東京の歴史に関する本を読んだのですが、小ネタが面白くて久しぶりに本をじっくり読みました。

大学生の時に、東京の「下町」とは「日本橋」のことだと聞きました。浅草が下町じゃないことに違和感を感じつつも、麻布に住んでる人が「うちは下町で~」と言ってるのはちゃうだろ、と思っていました。

この本によると、下町とは江戸中期以後に呼ばれるようになったそうで、現在の中央区、台東区、千代田区の神田地区、港区の芝地区、墨田区の本所地区、江東区の深川地区のことだそうです。浅草はもちろん、神田や本所、深川が含まれてることにとてもしっくりきました。意外だったのは港区の芝でしょうか。下町だったんですね。現在台東区にある吉原も、もともとは中央区の人形町にあったそうで、1656年に移転したそうです。それも浅草が賑わっていて、そのお客さん狙いで浅草の近くに移転したとか。

そして下町に対して山の手と呼ばれる地域との違いは、山の手が武家地であった一方、下町には町屋が多かったそうです。「山の手」という言葉にブルジョワな香りを感じるのはその影響でしょうか。

そして一番驚いたのが、練馬区が板橋区から分離独立した区であるということ。東京は昭和22年に35区から22区に整理統合されたそうなのですが、同年に練馬区は板橋区から独立したそうです。練馬みたいな大きい区が板橋の一部だったこと、そして練馬エリアの人々が、独立を勝ち取ったような歴史に驚きました。練馬が23区になった8月1日は独立記念日とも呼ばれるそうで…練馬区民には常識なのでしょうか。熱いです。

歴史にはさほど興味を持っていませんが、身近なネタは面白いです。

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