「蔵前」に住んでいました
実家に戻ってきましたので、一人暮らししていた町をばらしてしまいます。「蔵前」という町に住んでました。
東京都台東区の南東に位置する地域で、知っている人は知っている町だと思います。30代後半以上の人に「蔵前」と言うと、口をそろえて「国技館!」と言いいます。そう。かつて国技館があった場所なのです。両国ではなく、蔵前に国技館があったのはそれほど昔ではないのでした。人によっては「プロレスの聖地」と言ってました。
一方、おもちゃの問屋街としても有名です。しかし、残念なことに現在はマンションやオフィスビルが立ち並び、古い問屋さんはビルの隙間にひっそりあるくらいです。かつての面影はあまりなく、かなり都会的な雰囲気の町です。近くにはバンダイやエポック社などがあります。他にはJFEの大きいビルや、筑摩書房もありました。
なぜこの町を選んだかというと、予算と希望する地域から絞り込まれた結果でした。希望していたのは千駄木地域、門仲地域、台東区南部地域の3つくらいだったのですが、千駄木、門仲近辺は予算オーバー。かろうじて蔵前が予算に合う物件がある場所でした。家賃は、1K(23m2弱)で管理費と手数料込み88,315円。当然築年数や階数などによって家賃は異なりますが、この近辺では安い方らしいです。
買い物ですが、私が住んでいたマンションはスーパーからやや遠く不便でした。ですが、駅からの帰り道に寄れるところがあったので、困るほどではありませんでした。そしてスーパーや商店が無いかわりにコンビニが非常に多く、知る限りの?ほとんどすべてのコンビニが揃っていたような気がします。
私は表通り沿いに住んでいたので裏道はわかりませんが、治安に関して不安を感じたことはありませんでした。夜中まで交通量が多く、人通りもそれなりにあったので、夜遅くなっても怖くありませんでした。代わりに窓を開けると朝も夜も車の音がしましたが・・・。
駅は徒歩2分程度でとても近かったです。ただ、「蔵前」駅は都営線(浅草線、大江戸線)だったのが営団メトロ育ちの私にはあまり好みではありませんでした。(大江戸線は結構便利でしたが。)バスが意外と便利で、東京の八重洲や、錦糸町に行くときはバスを利用してました。
また、残念ながら、一年いたのに近所の探検はほとんどしませんでした。結構面白そうなお店などがあったみたいです。人には「フレンチのおいしい店がある」なんて意外な情報をいただいたりはしたのですが。あと、有名な銭湯も行かずじまい・・・。実家から行けなくもないので機会があればぜひ一度行ってみたいとは思っています。そういえば隅田川には非常に近かったのですが、住んでいる間行くことはなかったです。浅草はよくぷらぷらしてましたが。
ちなみに写真は部屋の窓の外の風景です。なかなか見晴らしが良かったです。恐らく御徒町方面かと思います。
・・・なにか、「蔵前」という町に特別な愛着が残った感はないのですが、普通に暮らすには難の無い町だったのではというのが素直な感想です。探検不足なので隠れたいいところはたくさんあったかもしれませんがね。
またぶらっと遊びに行ったりはするかもしれません。