コンプライアンス
金曜日の話なんですが、会社でコンプライアンス研修がありました。なかなか興味深く、意味のある研修を受けられてとてもありがたかったです。
研修の趣旨、というか、最終的に伝えたいことは行動指針の大切さについてだったのですが、その前提としてコンプライアンスとは何かという話がありました。
コンプライアンスは一般的に「法令遵守」と訳されていますが、講師によればこれは誤訳だとのこと。直訳すると「従う」という意味は、ただ法律を守るということではなく、社会の変化、要求に柔軟に沿うという意味だというのです。
企業の不正には、厳密には法律に反しないこともありますが、世間には叩かれ、時には法律の罰則以上の制裁を受けることがあります。つまりそれは、社会の要求・・・嘘をつかない、誠実である、といった基本的なことを守らなかったために起こったことなのです。だからこそ、コンプライアンス=法令遵守は誤訳とのことでした。
話はさらに続くのですが、一点共感したのは、一人一人が「考える」ことの大切さです。特に社会が大きく変わりつつある昨今は、思考停止して嵐が去るのを待っている人たちは危険とのことでした。社会にコンプライしていくために、今、何が大事で、何をすべきか、それを一人一人が考えて行動することが、企業やひいては個人が生き残っていくために必要なのです。
なんだか結構、感化されたかも(笑)。読みきれなかった講師の寄稿記事のコピー集を大事にとっておいたので、後で読むつもりです。