夏休み(3日目):つくばツアー<産総研編>

   

夏休み3日目・・・というか、感覚的には土曜日なのだけど、とにかく一日遊んできました。行き先は、以前より行きたかったつくば。今日は産総研(産業技術総合研究所)の年に一度の一般公開に、筑波山頂で七夕祭りと、なんだかイベントが重なってたのでこの日になりました。残念ながら、長年つくばに住んでいた知人は都合がつかず一緒に行けませんでしたが、現地は交通がだいぶ整備されていて、迷子になったり交通に困ることはありませんでした。

そんなわけで、今日行ってきたのは産総研と筑波山。まずは産総研編です。

電車は当然(?)つくばエクスプレス。のんびり旅気分・・・と思いきや、あっという間に着いて驚きました。つくば、近い!電車を降りてすぐ、ターミナルの無料巡回バスに乗り込み、産総研へ。バスで10分くらいかかったと思います。着いたのは10時30分くらいでした。

バスは研究所敷地内の受付付近まで入り、降りたらまずは受付。パンフレットなどを受け取ります。産総研の一般公開では、広い研究所内の各所でさまざまな科学技術に関連したイベントを催しているのですが、私の目的はロボット(プロメテ)と講演のみ。受付の後すぐ、13時からの茂木健一郎先生の講演の場所や混み具合をチェックしに行きました。まだ11時前だというのにすでに一人並んでましたが、プロメテのデモ見た後でも大丈夫だろう、とふんでプロメテのデモ会場へ。

プロメテは、HRP-2 prometという二足歩行型ロボット。身長が154cmなので、大人の女性より少し小さめですが、それでも実物を見るとかなり大きいなぁと思う大きさです。竹橋の科学技術館にもいますが、動いているのを見るのは始めて。とにかく高さがあるので、アシモが動くのを見るのとはまた違った驚きや新鮮さがありました。あと、会津磐梯山踊りを見たのですが、動きはなかなか滑らかでした。アシモの踊りよりリズムに合ってたかも。モーションキャプチャー読ませた動きを入れているというから、技術的な背景が違うのかな。

自分で寝転んで起き上がるのも驚きましたねぇ。小型の二足歩行ロボットが転んで立ち上がるのは散々見てますが、これだけの大きさのロボットが自分で寝転ぶのを見ると、妙にリアルです。会場の反応は上々。お客さんは子供も含めて大入りだし、ロボットのデモに対する反響も大きかったです。デモするほうもやりがいがあるだろうなぁ。ちなみに会場の横にはミニプロメテであるチョロメテもいました。デモは見てこられなかったけど。あと、HRP-3もいました。

続いて、茂木健一郎先生の講演会会場へ移動。13時からの講演に、11時20分くらいから並びました。早いかな、と思いつつ、すでに5人くらい並んでたし、他に見たい展示もなかったので待つことに。この待っている間に持っていった本1冊読んでしまった。

12時30分前に開場。前から3列目ぐらいの良い席を確保。写真は全然OKのようなので、撮らせていただきました。(光量足りずにボケてますが。)

茂木先生、実はテレビで見る彼はあまり好きでもないです。NHKの某番組とか、インタビュアーになって欲しいのに、どこか自分の研究の話を入れ込むのが嫌でした。でも、今日の講演を見て、好きになりました!

本当は「科学の恵み」というテーマだったのですが、会場に子供が多かったので、先生が子供たちに伝えたいことをわかりやすく、かつ非常に親しみやすく話しかけるという講演になりました。話はいろいろあったのですが、繰り返しおっしゃってたのが「わからないことに耐える」ことの大切さ。わからないことの苦しさに耐え、追求していくことが科学であり、その苦しさに強くなって欲しいとのことでした。

科学者の方の話を聞く機会ってそれほどないのですが、これまで、山海教授にしても、fuRoの古田所長にしても、そして茂木先生にしても、みーんな話が面白くて、人柄が良くて、そして心に何かをそっと残していくような素晴らしい講演を聞けたのは、なかなかラッキーなのかもしれません。正直茂木先生の講演はミーハー気分が半分だったのですが、大当たりでした。

ところで、産総研のアンケートがちょいとおかしかったです。「どこからおいでになりましたか。」という質問に対して、選択肢が「つくば市内」、「茨城県内」、「県外(○○県)」の3つ。選択肢に都道府が無い。やっぱり来る人のメインは茨城県内、もしくは周辺の県なんですかねぇ。

・・・講演後、バスに乗ってすぐにつくば駅前に引き返しました。ここで遅いランチをとって、次は筑波山に移動です。

つづく。

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