映画「アンドリューNDR114」

   

ちょっと色々お疲れモードなので、今週末はロボット観戦のかわりに映画鑑賞。3本借りてきました。

今日見たのは「アンドリューNDR114」。
・・・ロボット(笑)。アシモフ原作の映画です。

そう遠くない未来、マーティン家にやってきた家庭用アンドロイドNDR114。アンドリューと名づけられた彼は他のNDR114と異なり、感性が豊かで人格をもったロボットであり、やがてマーティン家の末娘リトル・ミスとの交流をはじめ、人とのふれあいの中でさらに人に近づいていくというストーリー。

以下、多少のネタバレ含むのでご興味のある方だけどうぞ。



ハリウッド映画は好きではないので、ロボットとアシモフに興味を持っただけで正直あまり期待していませんでした。が、予想以上に良い映画でした。

ロボットであるアンドリューが心も体も着実に人間に近づくにつれ、「複雑」な人間の感情を学習し、その過程で感じる葛藤や切なさも、喜びとして得ていくその姿が美しいです。

やがて人を愛し、人間として認められるために裁判を起こすのですが、最後の答弁がなかなか深かった。技術が進歩し、人の体にも人工臓器が使われる一方、人間の体に近づいたアンドリューの体は老いていく。どこからどこまでが人間で、どこからがロボットなのか。そんな疑問をアンドリューはまっすぐ訴えます。

ロボットの研究は人間の研究だと聞いたことがありますが、体や機構だけの話ではなく、心までしっかり踏み込んだ展開に感動したなぁ。最後はおいおい泣けます。

1999年。9年前の作品なんですね。
まだ見てない方にはおすすめです。

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