「未熟児フォローアップ外来」+「小児内分泌」6回目
すでに1週間前の話になりますが、娘ヨーちゃんの初節句のお祝いを無事終えました。
料亭の小さな個室を借りて食事会をしたのですが、夫方のおじいちゃん、おばあちゃんも遠方から駆けつけてくださり、両家の祖父母に囲まれてヨーちゃんは終始ご機嫌でした。
家では立春におひな様を飾り、お節句近くになってから桃のお花も飾りました。また、かわいいお菓子(香川のおいり)もあったのですが、私の飾りのセンスがなかったので… … 写真はおひな様だけのものを載せたいと思います。
※ヨーちゃんのおひな様選びについての記事はこちら。
→「娘ヨーちゃんのひな人形選び ~原孝洲さんのおひな様にしました」
さて、毎月通っている未熟児フォローアップおよび小児内分泌のご報告です。
- [1回目]修正1か月、月齢3か月
- [2回目]修正2か月、月齢4か月
- [3回目]修正2か月、月齢5か月
- [4回目]修正3か月、月齢6か月
- [5回目]修正4か月、月齢7か月
修正5か月、月齢8か月での受診です。(ちなみに記事公開日と実際の通院日は、そこそこずれています。)
6回目のフローは「計測」→「採血」→「フォローアップ外来」→「内分泌」でした。
前回うまくいかず痛々しかった採血、この日は内分泌の先生が一発できめてくださいました。その他計測と採血は、特筆するようなことはないので、省略します。
ちなみに、前回の通院時に、見知らぬ他の科の患者さんにかわいがってもらいましたが、今回は帰宅途中に寄った薬局で、これまた見知らぬおばあちゃんに「かわいい、かわいい」と言ってもらえたヨーちゃんでした。
未熟児フォローアップ外来6回目
いつも通り、まずはおむつ一丁で体をみていただきます。途中ぐずると、先生はプーさんのぬいぐるみを見せてくれていました。気になるものが目に入ると「ハッ」とする表情がかわいいです。
特に問題はないようで、足を見ていただいているときは「股関節、こんなにやわらかいですよ~」と言われました。
最近、体に赤い斑点が出ることがあったので、裸のうちにその跡を見ていただきました。すると汗疹(あせも)だろうとのこと。冬でも着させすぎには注意が必要だそうです。一方、肩の一部は乾燥でカサカサしていまして、私の保湿の雑さがヨーちゃんの体に出ているようでした。。
発達に関する問診では、ガラガラを持てるか、鏡に反応するか、笑うかなどの質問を受けました。重たいラトルは持てませんが、オーボールは掴んでよく遊んでいるし、鏡も気になっているようです。また、夫のあやしには声が裏返るくらい大笑いするので、笑いにも問題ありません。問題なさそうです。
身長・体重ですが、体重はとうとう本来の月齢の下限に追いつきました。身長はまだまだですが、順調に伸びてきているので、今のところいい調子できています。
離乳食を始めたところだったので、うまく食べてくれない点についてうかがいました。口が過敏な子どもは、そもそも乳首以外のものが口に入るのを嫌がる子もいるそうです。スプーンの代わりに指を入れて口腔マッサージをするなど、乳首以外のものに慣れさせてくださいとのことでした。
また、以前にも一度相談したことなのですが、一度治って再び悪化した頭のカサカサについてうかがいました。もしやと思いましたが、やはり脂漏性皮膚炎とのこと。脂の汚れなので、オイルでふやかしてからよく洗ってあげてくださいとのことでした。
後日該当箇所にオリーブオイルを塗り、お風呂でよく洗ってみたところ、だいぶ改善されました。化粧用のオリーブオイルは綿棒浣腸やお尻の保湿のために常用しているのですが、しばらく頭皮のケアにも役立ちそうです。
薬についてはアルファロール(ビタミンDのサプリメント)を引き続き飲むことに。先生は「冬なので…」と言っていましたが、私も適度にヨーちゃんを日光浴させてあげないといけません。
フォローアップ受診は以上です。診察後はシナジス注射。
シナジスもこの日と次回で終わりですが、RSウイルスはどうやら今年あまり流行らなかったそうです。代わりに……というのも変ですが、インフルエンザが猛威を振るっていましたが……。
なお、シナジスを受けていてもRSウイルスに感染するのは、たいていシーズンの初めだそうです。血中濃度が安定しないためで、シナジスを受けていればシーズン後半での感染の確率は下がるそうです。
超低出生体重児のヨーちゃんの初めての冬、どうやら無事に乗り切れそうです。
小児科内分泌6回目
先天性甲状腺機能低下症の診察です。血液検査の結果が出たところで、呼ばれました。
甲状腺ホルモンの値はこれまで(減薬しているにも拘わらず)安定していましたが、前回の検査で突如TSH(甲状腺刺激ホルモン)が上昇するという事象が起きていました。
一か月様子を見て、もしやはり高い値が出るようであれば、増薬が必要……という状態だったので、今回は合格発表を聞くかのようなドキドキ感で、開口一番にTSHの結果を聞きました。
いつも落ち着いた様子の先生は、まずは計測やフォローアップの結果を確認し、続いて血液検査の結果を開きました。
すると……
数値は何事もなかったように、元の基準値に収まっていました。
先生曰く「こういうことが、まぁ、時々あるんですよね~」とのこと。胸をなでおろしました……。
そして、今後の治療方針についてのお話になりました。
ちょうどシナジス注射が次回で終わることもあり、フォローアップの診察間隔が開くようになる可能性があります。それに合わせて内分泌も通院頻度を配慮していただき、いよいよ断薬に挑戦することになりました。
現在、チラーヂンを1日1回10マイクログラム服薬していますが、次回(月齢9か月)までは半分の5マイクログラムにします。そしてそれでもホルモン値に問題が出なければ、その次(月齢10か月)から薬をやめることになります。
なんと!
1歳を待たずにチラーヂン卒業の可能性が出てきました!
チラーヂン卒業というのは、つまり、甲状腺機能低下症の卒業という理解です。「やはりお母さんのヨードの影響だったのかな~」と先生がおっしゃっていました。そうであればやはり一過性のものだったことになります。
断薬に問題がないようであれば、その後は半年、一年、など、時々様子を見ていくことになりそうです。
ただ、もし、お通じが一週間もないだとか、寝てばかりだとか、そういった症状が出てきたら病院に来てくださいとのことでした。ちなみに、ヨーちゃんは退院後ずっと、便秘の症状はありません。2日ほどでなくて綿棒浣腸することはたびたびありましたが、綿棒で出るようであれば便秘とは言えないそうです。
通院の手間が省けること以上に、採血の頻度が下がることが嬉しいです……。毎月毎月痛い思いをさせてかわいそうだと思っていたので。
先生は、診察の最後にまた抱っこ紐の中のヨーちゃんの顔を優しくのぞき込んでくれました。恐らく、子ども好きの先生にとって自然に出てくる仕草なのだと思いますが、母としては毎度ほんのり幸せな気持ちになります。
まとめ
フォローアップの診察で特に問題はありませんでした。身長はまだまだですが、体重は本来の月齢の下限に達しました。
内分泌の方では、前回上昇していたTSHが基準値内に収まり、断薬に向けてお薬を半分にすることになりました。大きな進展だと感じています。
NICU/GCU退院後、毎月の通院が始まった時は、先がとても長いように感じていました。前向きな気持ちを心がけながらも、どこか憂鬱さが抜けないでいました。
しかし、通院のたびに、ヨーちゃんは問題を少しずつクリアしてくれています。このペースであればちょうど1歳ごろには通院間隔が開くことになりそうです。
小さく、早く生まれたことが今後、何の影響も残さない可能性はゼロではありません。前回の腎臓のお話しかりです。そういったことを理解しつつも、私なりの努力を重ねていきたいです。