出産後の各種手続きおよび出産費用のまとめ

   

今日は夫がNICUでカンガルーケアをやりました。私がやったときより娘のヨーちゃんの様子が落ち着いており、爆睡状態。ちょっとジェラシーを感じる母でした。

さて、出産後はいろいろな手続きに追われました。本記事ではわが家が出産後に自治体、会社、病院へ行った各種手続きについてまとめたいと思います。

出産直後、夫が平日に2日休みを取ってくれたので、私が入院中は夫にできる範囲の処理を進めてもらい、退院後は私が残りの手続きを進めました。種類が多くて優先順位や順番がわからなかったため、その時できる手続きをすぐに進めるようにしました。

すべての手続きが最短で進められたと自負していますが、それでも一番時間がかかる養育医療券は延べ一か月半かかっています。

また、出産にかかった費用も簡単にまとめましたので、参考までに公開したいと思います。


わが家の出産後の各種手続き

お住まいの地域やお勤めの状況などによって異なると思います。以下は東京某区在住で、夫がサラリーマン、妻は専業主婦というわが家のケースです。

自治体への手続き(区役所もしくは保健所)

  • 出生届
  • 児童手当の申請
  • 乳幼児医療証(マル乳)の申請
  • 出生通知書
  • 未熟児養育医療制度の申請

出生届、児童手当の申請、乳幼児医療証(マル乳)の申請はすべて区役所でした。

出生届は、出すとすぐに子どもが住民票に載るようです。夫は出生届を出して同じ窓口で住民票の写しを記念にとってきました。ちなみに、マイナンバーはすぐに付与されるので、マイナンバー記載入りの住民票を一部取っておくと便利かと思います。後述の会社での被扶養者加入手続きに娘のマイナンバーが必要だったためです。

また、夫が手続きしたためあいまいなのですが、児童手当とマル乳の手続きは一緒だったようです。本人(赤ちゃん)の健康保険証が必要ですが、まだできていなかったため、後日コピーを送るという形で先に申請を済ませました。

健康保険証ができた後、コピーと申請の際の指定の書類を返送したところ、まずマル乳が届き、その後児童手当金額決定の通知が届きました。

出生通知書は母子手帳についているハガキです。出生届とは別に保健所に郵送することで、赤ちゃんの出生を通知します。この通知を受けて保健師や助産師さんが自宅に来るようですが、わが家は早産で赤ちゃんがNICUに入院している旨記載したところ、現在までのところ連絡はありません。

最後の未熟児養育医療制度は、未熟児はじめ、指定の状態の新生児の医療費が給付される制度です。申請は保健所で行います。わが家は入院早々にNICUで案内をいただいたのですが、このような制度があることを知らず、NICUに長期入院が決まった際は一体いくらかかるのか青ざめましたが、日本(東京)の医療制度は子供に手厚いことを知って、とてもありがたく思いました。

申請はお住いの地域の保健所を通して東京都に行うのですが、自治体によって必要書類が異なるようです。共通して必要なのは養育医療申請書、養育医療意見書、世帯調書、所得証明の4つ。わが家は加えて健康保険証とマル乳のコピーが必要だったため、申請までに少し時間がかかりました。

また、やや特殊なケースですが、わが家は昨年途中まで海外にいたため、申告する年の所得税がゼロでした。対象年度に国内の収入がなかったことを証明するため、税務署の印鑑がある確定申告書の控えのコピーおよび戸籍の附表(海外在住だったことを証明する書類)も提出しています。

産後の手続きが意外と多い

産後の手続きが意外と多い

夫の会社および健保への手続き

  • 被扶養者加入手続き
  • 限度額適用認定証の申請
  • 高額療養費付加金

夫が会社および加入している健保に行った手続きです。

被扶養者加入手続きは、娘を夫の被扶養者にする手続きです。夫が会社で手続きをしました。これにより娘の健康保険証が発行されました。

前述のように、児童手当およびマル乳の申請に健康保険証のコピー提出が必要でした。さらに、マル乳がないと未熟児養育医療制度の申請もできなかったので、養育医療券はこの健康保険証の発行がボトルネックになって手続きが遅れた印象です。

限度額適用認定証の申請および高額療養費付加金は、健康保険組合への申請です。(私はすでに夫の被扶養者でした。)

限度額適用認定証の申請は、医療費が高額になる場合に備え、窓口での支払いが自己負担限度額までになるようにする手続きです。妊娠中にすでに申請している方も多いのではないでしょうか。

私は早い時期から姉にこの申請をしておくよう指南があったのですが、必要書類を用意して安心してしまい、手続きしないうちに出産となってしまいました……。慌てて手術の翌日から夫に動いてもらい、なんとか退院には間に合いました。

高額療養費付加金は、夫が加入している健保独自の付加金で、医療費が高額だった場合にいくらかの補助があるようです。すでに申請済みですが、入金まで数か月かかるそうです。しかも金額がよくわかりません。いただけるだけで十分ありがたいのですが。

(2018/11/12追記:
先日、この付加金の振り込みがありました。金額は後述の「出産にかかった費用」に書きます。健保によって金額は異なるかもしれませんが、この制度がある健保に加入している方は忘れずに申請いたしましょう……!)

病院での手続き

  • 産科医療補償制度の手続き
  • 出産育児一時金直接支払制度の手続き
  • 保険の給付金請求のための診断書

最初の2つは病院から案内があるので、多くの方が忘れることなくする手続きかと思います。所定の書類にサインをして提出するだけでした。

ちなみに、産科医療補償制度の書類はもともと出産予定だった病院で分娩予約の際に提出済みでしたが、今回救急搬送された病院で再度提出いたしました。

給付金請求のための診断書は、保険会社に所定の用紙を請求したのち、病院で申し込みました。

保険会社への手続き

  • 給付金の請求

出産が帝王切開になり、かつ子宮筋腫の切除もしたため、加入していた保険の手術給付金および入院給付金を請求しました。

まず、保険会社に電話をして申請書を取り寄せました。また、同時に病院に診断書の請求手続きをしました。

手続きは、この所定の申請書および病院の診断書を送るだけでした。(もちろん、会社によって手続きが異なる可能性があるので、詳細はご自身が加入している保険会社にお問い合わせください。)

面倒だったのは今回利用した病院が2つあったこと。手術した病院は今NICUに通っているので、面会のついでに手続きをすませました。もう一つの一泊だけした病院は、夫に手続きしてきてもらい、診断書は郵送してもらいました。

後者の病院の診断書発行が遅く、届くまでに1か月もかかりました。


出産にかかった費用

私の今回の出産にかかった費用を公開します。

2つの病院を利用しており、さらに緊急帝王切開となった私。医療費の明細は数ページにわたり、いろんな加算がされまくっており、あまり参考にならないと思います……。

また、恐らく病院名を出した方が関心を持っていただけると思うのですが、現段階で病院名の公開は考えていないので、都内のそれなりに大きい病院だとお考えください。

病院(1)切迫早産のための入院(1泊2日)

  • 診療費:56,650円(保険適用)

病院(2)帝王切開による出産・入院(7泊8日間)

  • 診療費:278,612円(保険適用)
  • 保険外:446,770円
  • 出産育児一時金:△420,000円

自己負担金合計:362,032円

出産育児一時金でおつりが出てくるような方もいる中で……すごい額だと思いました。高額な理由の一つに、分娩介助料(保険外)が強烈に響いています……。(個室は使っていません!)

また、上記のほかに給付金請求のための診断書料が以下の通りでした。

  • 病院(1)12,960円(2通)
  • 病院(2)25,920円(3通)

さらに、産後一か月の検診(母親のみ)は10,000円でした。これもかなり高額かと思います。

マイナスばかりではなく、プラスもありました。前述のように、加入していた保険の給付金がおりています。ただ、貯蓄目的で医療保障部分は最小限にしていたため、あまり大きな金額にはなっていません。

(2018/11/12追記:
申請から4か月ほど後、加入している健保より高額医療費付加給付金を253,417円いただきました。大変助かりました……!)


もろもろの産後の手続きについて思ったこと

出産後に行う手続きは、思いのほか多かったと思いました。

特にわが家は切迫早産で急だったため、やるべきことを一気に洗い出して、一気に片付ける羽目になりました。

どんな手続きが必要か、それぞれどのように進めるかなどは、妊娠中にまとめておくことをお勧めしたいです。

特に限度額適用認定証の申請は、何かあった際に慌てないよう早めに手続きしておきましょう。

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