シンガポールでは頭上に注意？キラー・リターの世界……
シンガポールでは頭上に注意？キラー・リターの世界……
以前、「シンガポールってきれい？という疑問」という記事で、シンガポールに来てから「High-Rise Littering（高い位置からのポイ捨て）」という言葉を覚えたと書きましたが、このような危険なポイ捨ては「Killer Litter」というらしいです。
英語のクラスでこの話題が出ました。今年の7月に、HDB（公団）で高所から物を落としまくってたおばさんがとうとう通報されて捕まったニュースがあったそうです。ひどい時は近所のうちの物干しまで投げてしまったとか。
5年前にご主人を失くされてから問題行動が増えたとのことで、心が病んでいたのではとやや気の毒にも感じるニュースですが、住民にしたら危なくてたまらないし、けが人や死者が出る前でよかったと思います。
先生曰く、この「Killer Litter」はシンガポールで結構一般的な問題だそうです。窓辺の鉢植えが落ちるといった事故、悪意を持った行為、上記のニュースのような精神的な問題を抱えた人の行為など、いろいろらしいです。先生も目の前にオレンジが落ちてきたことがあったそうで、怖かったと言っていました。
「Killer Litter」はもちろん犯罪なので、警察に捕まる行為です。なのに、なぜそんなにも頻繁なのかと聞いたら、喧嘩で物を投げ合っているうちにそれが窓から落ちてしまうことがよくあるとのことでした。
え？
喧嘩で物を投げ合う！？
ちょっとびっくりした顔をしていたら、どうやら中華系ファミリーの喧嘩で物を投げ合うのは珍しくないらしい模様。隣の台湾のおばちゃんも同意していたし。
というわけで、シンガポールでは高層住宅の窓の下は歩かない方がいいそうです。冗談かと思いきや、かなり先生は本気でした。高層住宅があちこちにあるシンガポールだからこそですね。
まぁ、窓から突き出てる洗濯物と物干しざおはいつも怖いと思って見上げていました。夫リサにも伝えて二人とも気をつけたいと思います。