ランブータン、カスタードアップル、サワーソップを食べました。
南国フルーツ・シリーズです。シリーズ化するつもりはなかったのですが、ネタが尽きなくて驚いています。シンガポール歴1年未満の我が家、見慣れないフルーツを見るとまだまだ挑戦したい気持ちがわいてきます。
さて、今回食べたのはランブータン、カスタードアップル、サワーソップです。
ランブータンは以前見たことがある気がします。ひげひげの個性的な見てくれなので、見るのが初めてだったらもっと驚くと思います。夫リサが会社帰りに果物屋さんで買ってきました。(値段は失念)。
爪で胴体をぐるりと押していくと、パカッと皮がはずれます。
中から出てきたのは、ライチやロンガンと似た乳白色のつるりとした果肉です。味や食感も似ていて、特段驚きはなく…。強いて言えばランブータンとロンガンはライチに比べるとプルプルとしていて硬い気がします。私としてはライチの柔らかくてジューシーな果肉の方が好きです。
続いてはカスタードアップル(3.8ドル)。手のひらサイズでこのお値段。最初スーパーで見たときは値段にひるんで買えなかったのですが、ネットでの評判が上々なので1つ買ってみました。
全体がうろこで覆われているような、なかなか迫力がある見た目です。店頭で手に取り、あまりにも柔らかいので腐ってないか心配だったのですが、硬い場合は常温で追熟が必要だそうです。ということで、期せずして食べごろを買えました。
追熟は要らないのでしっかり冷やしました。皮を剥く必要はなく、手で開くことができます。いざ実食。
とてもクリーミーな果肉です。酸味はほとんどなくて、上品な甘さ。味はカスタードだとか、アイスクリームだとか言われてるそうですが、私は薄味の洋ナシとかラフランスに近いように思いました。値段のわりに小さいですが、半分食べれば十分です。
そして最後はサワーソップです。リサが会社の食事会でこのサワーソップのジュースを飲み、虜になって帰ってきました。会社の人からタンジョンパガーのストール(露店みたいなお店)で手に入ると聞いたらしく、先週末に二人で滅多に行かない中心部へ足を運びました。
果物屋さんが2店舗ほど営業していたのですが、どちらのお店のも売り切れでなさそう。お店の人に聞いたら「サタデー、ノー・ノー!マンデー、カム・カム」とのこと。いやー、平日ここまで来られませんわ。
というわけでこの時果実の入手には失敗したのですが、建物2階のホーカー(屋台街)で砂糖漬けサワーソップをのせたかき氷を食べることができました(2.5ドル)。感激するリサ。そして私は砂糖漬けとはいえ、サワーソップ初体験です。繊維質ながらぬるぬるした白い果肉が種のまわりにまとわりついています。
実食。おお、甘酸っぱい。砂糖漬けなので、恐らくサワーソップ自体はかなり酸っぱそう。爽やかな味わいで、味はマンゴスチンに近い気がします。リサがとても気に入ってるのが食感で、柔らかい繊維が口の中で溶けずに舌の上でぬるぬると遊びます。トロトロの梅干しの実が種からなかなか離れない時と似たような食感です。しばらくしゃぶっていたくなる幸せなフルーツでした。
かき氷は堪能したのですが、やはり生のフルーツに未練が残ります。その日以来、スーパーやウェットマーケット(市場)に行くたびにサワーソップを探しましたが見つかりません。リサの同僚がストールを指定したくらいなので、スーパーには無いフルーツなのかもしれません。また、ガンに効くという噂があって売れているとも聞きました。(これについては検索すると真偽不明という情報が出てきますので、あくまでも噂レベルです。)
しかし、諦めたころにとうとう見つけました。果物専門店に行ってお店の人に聞いたところ、カットフルーツなら残っているとのことでした。お店の冷蔵庫から出てきたカット・サワーソップ1つ2ドル。リサ、感激。私、でかした。
買ったその日に実食。砂糖漬けではないので一見実はシャキッとしていますが、やはり繊維質で柔らかい実でした。手やフォークで実を取れば皮はきれいにはがれます。
そして味は、口に入れた瞬間は酸っぱくてびっくりするのですが、慣れると美味しいです。むしろ酸っぱいのが好きな人にはクセになる酸味です。口の中で果肉が遊ぶ感じも健在。パイナップルをすごく柔らかくしたような感じにも似ています。
サワーソップ、生で食べられて満足しました。
ちなみに、砂糖漬けサワーソップのかき氷は、フードコートのデザート屋でも見かけます。こちらはIMMのフードコートにあったサワーソップのかき氷です。
甘酸っぱい砂糖漬けは、かき氷にかなり合います。これからはサワーソップが恋しくなったら、かき氷を食べようと思います。