webマーケティングのセミナーに行ってきました
仕事の後にwebマーケティングのセミナーに行ってきました。「webマーケティングって何?」という基礎の基礎を教えてくれるなかなかよいセミナーでした。「マーケティング」の話がメインで、それを「webだとこうなる」と説明する展開がわかりやすかったです。
市場(マーケット)には「自社」、「競合」、そして「顧客」がいて、「自社の製品を競合と競い合いながら顧客に選んでもらう活動」がマーケティングだそうです。
まず、「自社」の製品やサービスを生み出すヒントが「マーケットイン思考」。そこから生み出したものを「競合」と競うために、「差別化の6軸」で自社の強みがいきる差別化を図る。そして「顧客」の本質は「人」ではなく「人の欲求」であることを理解し、その把握の手法には「ペルソナ」が紹介されていました。ちなみに、ネットは顧客からのフィードバックを得やすいので、顧客の本質の把握はwebマーケティングが他の手法に比べて強いところだそうです。
それぞれがマーケティングの手法のフレームワークだとすると、それぞれにネットの手法の具体例が存在します。ログ解析、ネット広告、SEO、ソーシャルメディアマーケティングなどなどです。そして大事なのは、この手法(末端のテクニック)に囚われるのではなく、マーケティングの上流からきちんと戦略を練るということです。
ああ。なんか。頭で分かってたつもりだけど、改めて「Facebookやろうよ!」とか「スマホアプリ作ってみたよ!」とか、戦略無しで目の前のトレンドだけに乗ろうとしている企業は順番間違ってるなぁと思いました。
最後に補足で、「プロダクトアウト思考」と「TEFCAS」の紹介がありました。
「プロダクトアウト思考」は、「マーケットイン思考」と逆の思考で、すでに存在するマーケットを見て商品を生み出すのではなく、まず商品を先に出す手法で、昔の方法だそうです。しかし、必ずしもこの手法が古いわけではないそうです。
また、PDCAという事業のサイクルの考え方がありますが、これは1950年代にアメリカで生まれた歴史あるもので、工業化時代を背景にしたもの。なのでwebマーケティングには馴染まないのではということです。マインドマップのトニー・ブザン氏が提唱した「TEFCAS」が、webマーケティングにより沿ったものでは、ということでした。
以上、自分自身に再インプットするために書いたので、細かい点は省略しましたし、わかりづらかったり間違ってたらすみません。有益なセミナーでした。