本「バブル女は「死ねばいい」」
らっこさんからお借りした「バブル女は「死ねばいい」」という本を読み終わりました。団塊Jr.の筆者(女)がバブル世代の女をきる、といった感じでしょうか。
本書にも書いてあるのですが、バブル世代とバブルの恩恵を受けられなかった団塊Jr.の間に対立項があるのに対し、それより後の私の世代は、それを少し外からぽやんと見ている感じです。
なのでこの本も、ネタ一つ一つは面白いと思うものの、全体としてどこか他人事のようにうつりました。やっぱりどうしても興味があるのは自分の世代とその前後との比較のような気がします。あと、大量の取材をこなされたようなのですが、残念ながら読んでてそういう印象は受けませんでした。
面白かったのが、男が満たしたいものが性欲なら、女性は母性を満たしたいのだろうという話。根拠はないのですが、なんとなく共感できる話でした。あと、「働きながら子育てしている女性はかっこいい」という昨今の風潮は、国に扇動された結果という話。うーん。そうなのかな。なにか…自分の価値観を見事に他人に操作されてたみたいな感じになって読んでてもやもやしました。
年金とかはどうにかしてほしいですが、基本的に時代によって何かの差が生まれてしまうことはいかんともしがたいでしょう。結局、その時代に合わせた新しい価値観の中で一生懸命生きていくしかないんだろうと思いました。