本「ダンス・ダンス・ダンス」
村上春樹の「ダンス・ダンス・ダンス」を読み終わりました。いろんな本の合間に読んでたので、だいぶ間延びした感じ。しかし急いで読むような本でもなかったです。
鼠シリーズの最終作だと思いますが、鼠についてはほんの一瞬語られるだけで、メインはキキを探す旅…といったところでしょうか。ただ、これの前の「羊をめぐる冒険」ほど筋や展開がハッキリしているわけではなく、どこか人生についてぼんやり考えながら物語を読み進めていくような印象を受けました。
そういう意味では「羊をめぐる冒険」のような面白さはないのですが、まったりと読むには要所要所で考えさせられる作品だったと思います。私はアメとユキの人物描写がなんともリアルなのかファンタジーなのか微妙なところで興味深かった…。
ちなみにどうでもいいのですが、五反田君のイメージがどーしても谷原章介の顔になりました。実写化するなら谷原章介。ユキはかつての成海璃子かなぁと思いつつ、もうちょっと強いイメージの子。
さて、次は何を読もう。
村上春樹は買いためてあるのでした。