本「しがみつかない生き方」
去年売れた本。
アンサー本まで出た話題本。
例によって中古で105円で手に入れて、ヤッホーってなってたら、読んでイマイチだった…。
どんな本かというと、精神科医の香山リカさんが「~しない」という生き方のテーマを10コ章立てて語ってる本です。例えば「恋愛にすべてを捧げない」(第1章)とか、「仕事に夢をもとめない」(第6章)とか。そしてこの本を有名にしたのは第10章の「<勝間和代>を目指さない」。このコピーは私もインパクトがあってよく覚えてました。
読んで違和感を感じたのが、内容がテーマに対して分析的ではなく、単なるコラムかエッセイのような書き方だったこと。そもそも私がこの本に何を期待していたのかはハッキリしないのですが、これだけ興味をひくテーマをあげておいてこれか…という残念感が、読めば読むほど深くなる感じでした…。
恐らく、共感する部分があった人には「良い本!」と映ると思うのですが、何も見つけられなかった人にとっては物足りない感じが残ると思います。
ブームの時に定価で買わなくて良かった…。