青山墓地の恐怖、再び

   

今日は仕事の後、用があって神宮前の方に行きました。私、ただでさえヒドイ方向音痴なのに、あの辺の地理にめっぽう弱くて、地図を持って行ったにも関わらず見事に迷いました。迷った、なんてレベルじゃなくて、駅から出ていきなり逆方向に行ったのです。銀座線の外苑前の駅を出て、目指すは神宮前。しかし気が付いたら青山墓地(都立青山霊園)…。地理が分かる人が聞いたら笑うでしょう。

若いころ、やはりあの辺で夜道に迷い、青山霊園沿いを一人で延々と歩いたことがありました。通りでは車がぶんぶん走ってますが、薄暗いし、人気はないし、なんてったって墓地。全身汗じゃーじゃーです。まだ19時くらいだったのですが、怖がりの私には十分すぎるぐらいの雰囲気でした。

そしてようやく目的地について人に会ったら、「こんな遅い時間に女の子(※)があんなところを一人で歩いちゃだめだよ!」と怒られました。実際、怖いのは幽霊より生きた人間だそうです…。確かに、墓地から人が飛び出して来たりして声をあげても、誰も見てなようなところでした。もう、この一言で私はあの近辺がすっかり苦手になってしまいました…。

今日は墓地が見えるぎりぎり手前で墓地の看板を見つけて引き返したのですが、全身の毛穴から記憶がよみがえってきて、「うお!」と慌てて踵を返しました。明らかに方向間違ってるし。

もう、ほんと嫌でした…。
夜、この近辺に参じる予定はあまり入れないでおこう。

ちなみに夜の谷中の墓地も苦手です。

※当時は女の子でした。

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