私が好きなシンガポールのコーヒーショップの条件
週末の朝、運動のために夫リサと少し遠くの公園まで歩き、帰りに近所のコーヒーショップで朝食をとるのがささやかな幸せです。先週末、今週末と2週連続この「朝コーヒーショップ」を楽しみました。
以前「ホーカー(屋台)飯、食べてますか?」で書きましたが、シンガポールでコーヒーショップとはカフェのことではなく、ストール(屋台)が数軒連なった食事処のことを指します。昼夜問わず地元の人たちが出入りし、食事をとったり、お茶を楽しんだりしている場所です。
今朝はいつもとは違うコーヒーショップに行こうとリサと話していたのですが、目星をつけていた場所に帰りに寄ったところ、あまり雰囲気が気に入りませんでした。さらにもう一か所、帰り道に別のコーヒーショップがあったので寄ったところ、こちらも気が進みませんでした。結局、先週も行ったいつものお気に入りのお店に入りました。
そんなコーヒーショップ巡りをして気づいたことがあります。私たちにとって、好きなコーヒーショップの条件があるということです。
まずは規模。コーヒーショップも規模がそれぞれで、いくつものブロックがつらなった大規模なコーヒーショップがある一方、5,6軒のお店がある中規模なところや、3,4軒の小規模なところもあります。中~小規模の差はあまりないといえば無いのですが、食事をするスペース(テーブルの数)で若干規模感の違いが見られます。
私たちが好きなのは小規模なところ。お店の数が少ないのでメニューが限られているのは寂しいですが、雰囲気がとてもアットホームなのがいいです。
次は風通し。風が通らないような作りの場所は、当然空気がこもります。すぐそこで調理しているので、余計に暑く感じられます。日よけや突然の雨のために全体的に大きく幌がかかっているようなところは、空気の流れが悪くなりがちです。
最後は立地。表通りに面していたり、アクセスがいいところ、スーパーやウェットマーケット(市場)があって買い物も便利な場所は当然混んでいます。一方、団地の隙間にひっそり埋まっていて、本当に近所の人しか来ないだろう、と思われるコーヒーショップは混み具合が適度。席探しで困ったことはありません。
以上3つの条件を満たしているのが、今朝も朝食をとった近所の小規模なコーヒーショップでした。逆に気に入らなかった2か所のコーヒーショップは、混んでいて騒がしく、空気がこもって暑かったのです。
メニューが限られているのでり頻繁に通うと食事に飽きてしまいそうですが、月に2,3回だったらリピートできる気がしています。
あとは小規模だと、潰れるリスクがあります。実は最近、一番近いコーヒーショップが潰れました。これまた団地の隙間にひっそりある良い雰囲気の小規模コーヒーショップだったのですが、気づいたら営業を止めていたのです。リサが週末、ここでコピ(コーヒー)買ってコンド(マンション)の共有スペースで飲むのが気に入っていたらしく、大変ショックをうけておりました。
ホーカー飯OKという在住者の方は、ぜひ近所にお気に入りのコーヒーショップを探してみてはと思います。