シンガポール国立大学(NUS)とシンガポール国立大学付属病院(NUH)に行ってみました
週末、シンガポール国立大学(NUS)とシンガポール国立大学付属病院(NUH)に行ってきました。
NUSはシンガポールに3校ある国立大学の一つで、NUHはその附属病院です。NUSはキャンパスが3つありますが、メインキャンパスは島内南西エリアのKENT RIDGEで、その広大な敷地内にNUHもあります。
個人的に4月か5月くらいにNUHに行く用事がありまして(通院にあらず)、極度の方向音痴の私は迷子を恐れて事前確認に行ってきました。そんなわけで目的はNUHだったのですが、せっかくなのでNUSも見学してきた次第です。
ちなみに知り合いに一人、NUSのフェロー(研究員)がいるのですが、週末に職場の案内を頼めるほど親しくないので、方向音痴のカバーは夫リサに同行願いました。。
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アクセス
中心部から車で20分弱、バスも複数通っています。電車はサークル線(黄色)のKENT RIDGE駅で降りればすでに敷地の入り口です。私は電車で行きました。
電車で行くと、まず病院の建物がどーんと構えており、その奥にだだっぴろい大学のキャンパスが広がっています。
NUHはMAIN BUILDING、KENT RIDGE BUILDING、MEDICAL CENTREの3つの建物があるのですが、MEDICAL CENTREは2013年にできたばかりの新しい建物で、駅の改札を出るとすぐ右に入り口があります。(入ってすぐにユニクロが店を構えていたのには面喰いました。)
NUSの広さと敷地内の移動
NUSのKENT RIDGEキャンパスはとにかく広いので、敷地内はシャトルバスが走っています。
Wikiによればその広さ150ヘクタール。東京ドーム32個分、ディズニーランド+シー(約100ha)の1.5倍です。北海道大学札幌キャンパスの178ヘクタールよりはちと小さいですが、敷地内を車で移動するような広さであることは想像がつくと思います。
そんな広い場所をブラブラするほどの元気は無かったので、私たちもバスに乗りました。KENT RIDGEの駅を出て左に行くとNUHのMAIN BUILDING、右に行くとシャトルバスの乗り場があります。もちろん(?)無料なので敷地内を遠慮なく好きなだけぐるぐるできます。
バスの車体はNUSカラーのオレンジ色で、車内はシックなブラウン。きれいで小洒落たバスで、快適でした。
University TownことUTownに行ってみた
敷地はAYE(高速道路)を挟んで上下に分かれています。北のやや離れ小島のような場所はUniversity Town(UTown)と呼ばれるエリアです。
リサが会社の同僚に「NUS行く」と言ったら、「UTown行けばいいんじゃない」と言われたそうです。その意図は不明なんですが(笑)、私たちも明確な目的がなかったので、とりあえずシャトルバスでこのUTownにやって来ました。
ここは2011年にできたばかりのNUSの新しい拡張エリアで、もともとはウォーレンゴルフクラブと言うゴルフ場だったそうです。南の敷地からはバスで移動できる他、橋でもつながっています。
敷地の3分の1くらいはイェール・NUS大学(2013年開校の米イェール大学+NUSのリベラルアーツカレッジ)の建物で占められてます。残りは居住棟、学習施設、ホール、スポーツ施設などがあります。
シンガポールで新しくてきれいな建物は珍しくないのですが、ここもスマートでかっこいい雰囲気です。また、高層ビルと低層ビルをバランスよく配置し、シンガポールらしく緑との調和もとれている気持ちのいいエリアでした。
UTownのフードコートでランチ
まだ11時くらいでしたが、お腹が空いていたので、UTownについてすぐ食事の場所を探しました。ディズニーランドより大きいNUS、当然食べるところはたくさんあります。専用アプリがあるくらいです。カフェ、レストラン、ファストフード、フードコート……よりどりみどり!
どこにでもあるチェーン店や、フードコートじゃつまらない! せっかくならNUSにしかないレストランで食事を……と思っていたのですが、時間が早くて開いているお店が限られていたのに加え、リサがレストランは高いと反対したので、結局フードコートでの食事になりました。
在住者の皆さまにはお馴染みのKoufu(フードコート)……。
雰囲気や、出ているお店に特別感はありませんでした。ただ、学食らしい特徴として、学生や職員は割引があります。これはフェローのY君からも聞いていたのですが、学生証や職員のIDカードを提示すると割引価格で買えるのです。
ただ、私たちは来た時間が早くてお店が空いていたせいか、勝手に学生価格になりました(笑)。リサの台湾麺3.5ドル、二人で食べた小籠包が4.5ドルでした。小籠包はしっかりスープが入っていて、大変美味しかったです。
ぶらり一周後、NUHに戻る
ランチをとったあと、少し敷地内をぶらぶらしました。
居住棟(学生寮)は当然入れないので入口を見ただけですが、きれいでお洒落な雰囲気でした。まだ新しいし、うちのコンド(マンション)より立派に違いありません……。
また、EDUCATION RESOURCE CENTREという建物が敷地の中央にあるのですが、そこはホールやITルームなどが完備されているそうです。1階にはスタバとオープンエアのスペースがあり、勉強したりPC広げて議論したりしてる学生がたんまりいる熱い場所でした。
ぶらぶらしている途中、本屋があり、そこでNUSグッズを発見しました。甥っ子に何か買おうかと思案したのですが、あげて喜ばれそうなセンスの良いものが見つからず、断念。NUSカラーのオレンジ×ネイビーは好きだし、ライオンのロゴもかっこいいんだけどなぁ。
敷地のさらに奥がイェール・NUS大学だったのですが、お腹が満たされて少し疲れたのでそこまでは行かずUTownを後にしました。シャトルバスで再び駅前まで戻りました。NUSはUTownだけの見学になりました。
NUHを少し見学
駅前まで戻り、NUHのMAIN BUILDINGに入りました。シンガポールにしては低めの4階建ての建物です。ですが正面から入ると結構奥行きがあり、総床面積は大きいと感じるさすがの国立大病院でした。
中は普通と言うか、日本の総合病院と同じような雰囲気です。建物はそれほど新しくないと思うのですが、改装したと思われる場所はとてもきれいでした。気になったのは病院の歴史とか、関係者の写真とコメントとかが壁にずらーって貼ってあったことくらいでしょうか。
病院なので、好奇心であちこちうろうろするわけにもいかず、目的の場所だけ確認して建物を後にしました。
感想
そんなわけで、NUSとNUHの見学でした。
NUSは本当に見ごたえがある場所だと思います。大学なので、本来は観光地でも遊びに来るところでもありませんが、いまや大学ランキングでアジア一位を誇る大学ですから(→THE Asia University Rankings 2016)、一度覗きに来てみてはと思います。
私は機会があればUTown以外の場所も行ってみたいと思っています。