本「つれづれノート」第13巻
銀色夏生のエッセイ「つれづれノート」シリーズ最新刊、「庭を森のようにしたい」を読みました。いつも本屋の店頭に並ぶと買っていたのですが、最近になって毎年6月にこの本が出ていることを知りました。(笑。奥付を見ればわかること。)
私はエッセイの類をあまり読みません。エッセイってようはその人の思索日記みたいなものですから、よっぽど興味がある人物で、かつ文章が面白い人のものじゃないと読むキッカケすらつかめない。
正直、銀色さんのこの「つれづれ」は文章も絵も稚拙。時々鋭いことを言ったりするけど、読んだ本の引用が多かったりして、どこまでがこの人が生んだ思想や言葉だったりするのかわからない。それでも私はなんで読むかというと・・・なんだか変わった人だから(笑)。なんだかすごくお金持ちで、しょっちゅう買い物してるし、外食多いし、家やら土地やらもどんどん買うし、旅行もする。そして惜しみなく物を手放している。私は独身だし子供もいないけど、子育ても奔放な感じ。とにかく、すごく全体的に自由気ままな雰囲気なのだ。
人の感想を読むと本当に賛否両論なのだが、彼女の生き方をとやかく言う必要はなく、ただ、その一般人には別世界にも見える「気まま暮らし」に憧れるというかなんというか(笑)。結局この本を批判しつつも読み続ける人たちってそういう人の暮らしに興味があるんじゃないかな。自分のことや自分の周りの人のことを随分赤裸々に書いているのも面白かったし。(特に二番目の旦那さんへの批判は「ここまで書いていいのか!」って私も驚いた。)
ちなみに私はこの人のエッセイ以外の本には興味ありません。なにやら昔、売れた作詞家だったようですが、本屋で立ち読みしてもぴんとこなかった。写真は好きかな。