パートで働き始めました&仕事探しについて
先週よりパートで働き始めました。小規模な日本の会社の小さなシンガポール支店で、100%日本語環境ですが、人間関係がよく、何よりも経験をいかした仕事ができそうなのが大変ありがたいです。
こちらで仕事探ししていた旨は時々書いてましたが、動き始めたのは下見旅行を控えた8月の頭。なんだかんだ3か月もかかりました。近年、欧米は日本人が労働ビザを取得するのがとても難しいらしいです。一方で東南アジアは比較的ビザがとりやすく、経済成長もあって海外就職を目指す人たちに人気となり、シンガポールにも日本人を相手にした人材紹介会社が何社もあります。私もこのような会社に8月からコンタクトをとり、Skypeで面接したりと準備を進めていました。
ただ、あっという間に応募できる案件がなくなりました。英語力が不十分だったのと、希望の求人がほとんどなかったからです。
大前提として、ネイティブ並みの英語力がなければ現地の人と同じ求人への応募は厳しいです。シンガポール人は英語ネイティブなので、中途半端な英語力の日本人を雇う理由はそうないからです。となると日本語が必要な仕事か、語学より経験やスキルが重要なポストが応募可能なポストになると思います。残念ながら、語学の垣根を超えるほどのスキルはありません。かといって私の希望の職種で日本語が必要なポスト…というのがほっとんどないのです。
また、たとえあっても怪しい会社…というのが2社ありました。実は2社とも応募したのですが、1社は応募して面接進行中に怪しいことに気づき、その旨を人材紹介会社に相談。すると不合格になりました。2社目は書類が通って面接に行くまえ、夫に止められて辞退しました。
1社目は、日本の市場に対して法律ギリギリ(もしくはアウト)の商売を行っている会社です。最近社名を変えたらしくネットでの評判に気づかなかったのですが、人材紹介会社がふとした拍子に前の社名を漏らしたため、まずい商売をしてる会社であることがわかったのです。
2社目も、日本の法律に触れそうな商売をしている会社でした。人材紹介会社にかなり強引に勧められ、気が進まなかったのですが、夫が「面接の練習にすればいい」というので応募したのです。しかしいざ面接の話が出た時に改めて夫に相談したところ、ネットの評判などを見た夫が「絶対受けるな」と騒ぎ出し、辞退しました。
この時点ですっかり人材紹介会社不信になりました…。日本でも有名な人材紹介会社がシンガポールに進出してますが、そういう会社も求職者を送り込む会社の実態は調べないのでしょうか。もしくは知ってて送り込むんだったら悪質です。
日本語を使うコールセンターや一般事務の仕事なら、大手の会社の募集がありそうでした。ただ、帰国後のキャリアを考えると、現在の職種のブランクを空けたくなかったのです。スキルが不十分なのに希望はわがまま…そんな状況で私の就活はあっという間に行き詰ってしまったのでした。
しかし、少しずつでも動き続けていればご縁というものはあるようです。今の職場は人材紹介会社から紹介を受けたところではなく、自分でネットで見つけた情報から直接連絡をしてお話しが決まりました。不十分な語学力、希望の職種、加えてパートという勤務形態の希望を聞いていただけて大変ありがたく感じています。一方で、人材紹介会社は手数料が高いので直接応募してもらってよかったとも言ってもらえ、良いご縁を感じました。
思い描いていたような「ザ・海外就職!」という感じではありませんが、いただいた仕事を日々一生懸命こなすことで少しでも経験値を上げ、シンガポールの生活の糧にできたらと思っています。