結婚式に参列しました

2015/11/01

夫リサの同僚男性の結婚式に参列してきました。ちょうど渡星した一か月くらい前にお知らせをいただき、服とか服とか服に困って調べた挙句、母と姉にお願いしてショール、靴、カバンを送ってもらいました。ショールは姉のものを借りたのですが、靴とカバンは日本に置いてきた私物です。カビが怖くて革製品はほとんど置いてきたんですよね…。こんなにすぐ救援物資をいただくことになるとは思いませんでした。とても助かりました。

中華系シンガポーリアンの結婚式だったのですが、事前にネットでいろんな方の体験談を読ませていただき、結果的にはそれから大きく違わない式でした。

●服装
夫の同僚からもネットの情報でも、わりとカジュアルでOKとのこと。少なくとも夫は襟付きのシャツ＋チノパンで大丈夫と言われ、そのような恰好で行きました。女性はいろいろみたいですが、やはり日本みたいに髪をセットしてメイクもばっちりでかしこまったワンピース…とまでは不要とのこと。私はワンピース＋姉から借りた控えめなスパンコールでデザインが入ったショール＋ヒール＋ゴールドのバッグで行きました。結果的にはやはりそれで十分で、男性はポロシャツ＋ジーパンの人もいましたし、女性もちょっとデパートに行くくらいのシャツ＋スラックスみたいなおばちゃまも結構いました。

●ご祝儀
アンパオという赤いご祝儀袋に入れます。いくつか種類があるようで、結婚式用はダブルハピネスの柄。私は文房具屋では見つけられず、ダイソーでは結婚式用のアンパオはありませんでした。結局ぶらぶらしてたときHDB街で見つけて買いました。入れる金額は食事代分くらいということで、会場（ホテル）と食事の種類（週末でランチなど）をネットで調べると相場が出てきます。私たちは二人で258ドル入れました。受付も日本のようにご芳名帳みたいのはなく、メッセージボードに名前とメッセージを書き、置いてある箱にアンパオを入れました。

●式
10時半開始なので10時までに座っていてください…という案内で、着いたのが10時ぎりぎりだったのですが、十分でした。タクシーの運転手さん曰く「15分くらい遅れるのが普通」とのこと。実際開始は10時40分で、10時に座ってる人は半分もいなかったような…。席には式次第があって、その内容通りに進みました。教会式で、牧師さんが来てました。参列者はどうみても中華系シンガポーリアンばかりで、すべてマンダリンで進行するのではと思っていたところ、すべて中国語→英語の順番で話していました。式の後はグループごとに新郎新婦と写真撮影。私たちもご一緒させてもらいました。

●披露宴まで
式が終わってから披露宴開始までは1時間くらいあり、会場前のロビーで軽食とケーキ、飲み物がふるまわれました。食事前なので控えようと思いつつも、ついケーキに手が伸びたのですが、いただいたケーキがはどれも美味しかったです。緑はココナツの味だったので、恐らくカヤジャムのケーキかと…！

●披露宴
披露宴から参加する人も加わり、式よりだいぶ人が増えました。新郎の同僚テーブルだったので、私は夫の同僚に初めて、しかもたくさん会えて楽しい時間になりました。披露宴は最初にオープニングムービーが流れ、夫婦の小さいころの写真から出会いまでを紹介。盛り上がったところで照明が落ち、シャボン玉とスポットライトの演出で新郎新婦が登場です。その後の進行はわりとまったりしたもので、新郎新婦の家族へのスピーチ、乾杯、テーブルラウンドの他は基本的にはひたすら食事を楽しむようなものでした。ちなみに乾杯は「ヤムセン」を3回言うのですが、「ヤーーーー」の部分をできるだけ長く伸ばすのが縁起が良いそうです。ムキになって頑張るのが楽しいです。

●食事
今回参加した披露宴はランチだったのですが、ランチで7品目くらい、ディナーで9品目くらいらしいです。前菜、鶏肉、魚、スープ、野菜、麺などなど、中華料理。特に辛い物や味にくせがあるものはなく、どれもおいしかったです。私はふかひれスープが一番好きでした。デザートはタピオカ入りマンゴースープにドカンとアイスクリーム。南国らしいスイーツです。

…私たちは用事があって最後までいられなかったのですが、解散は三々五々らしいです。全体的に、日本の一般的な結婚式を少しカジュアルにした印象でした。かしこまりすぎず、でも食事や会話をしっかり楽しむ雰囲気がよかったです。ちなみに式の前に新郎が新婦を迎えに行くイベントがあるらしく、その模様はスライドショーで会場に流れていました。ユニークで面白そうです。ぜひ現場を見てみたいものです。近所で誰か結婚しないかな（笑）。