映画「プレシャス」

   

DVDで「プレシャス」を観ました。今日はちょうどアカデミー賞の発表でしたが、「プレシャス」は一年前の第82回で助演女優賞、脚色賞を受賞した作品です。

ハーレム育ちの16歳の少女プレシャスは、二人目の自分の父親の子供を身ごもったため、学校を退学になる。そして通い始めたフリースクールでレイン先生や仲間に出会い、やがて前向きに、そして力強く人生を歩み始めるというお話です。

面白いというか、興味深い作品でした。筋だけ書き出すと、本当~にどん底なストーリーなのですが、登場人物も演出も妙に明るい。それが不真面目なわけではなく、ディープな問題を扱いつつも、どん底にならない点が良かったです。

何よりも、プレシャスがたくましさが魅力的。自分の身に起きていることを嘆き、悩みつつも、芯の強さや明るさで乗り越えて前に進む姿がさわやかで勇気づけられます。また、助演女優賞はプレシャスの母親役が受賞したそうなのですが、全体的なクレイジーぶり、クライマックスの圧倒的な演技も確かに迫力があって素晴らしかったです。

ときどき挿入されるプレシャスの妄想シーンのハデハデな画面も楽しかったなー。いい作品でした。

ところで、この作品にはソーシャルワーカー役でマライア・キャリーが登場するのですが、その風貌にびっくりします。黒髪&ノーメイク。このかわいい人は誰だろう?だと思って調べて、まさかあのマライアだとは思いませんでした。わー。本当にびっくりしますよ!

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