仕事のリスクヘッジ
ちょっと前にキャリアコンサルタントの人と話す機会があって、あー、そうかー、と思ったこと。
転職の際、自分が特定の業界のキャリアしかない場合や、同じ業界の転職を目指す場合、不況時は厳しいそうです。ある業界にしか通じないような仕事をしていて、不況で転職をしようとしたとき、同業他社も厳しいことが多いので、なかなか仕事が見つからないのだそうです。もっというと、斜陽産業(繊維、建築、電機、自動車…辺り?)は先がない。特に若い人は、定年まで自分の会社があるか多少は心配したほうがいいのかも。
あと、夫婦共働きで同じ会社に働いているというのもリスクがある。会社の倒産、リストラ、減給などに対してリスクヘッジできないからです。実際、私の勤務先でもボーナスカットがあったのですが、社内結婚の方が夫婦でダブルパンチだったと言ってました。下手すりゃ夫婦同時失業です。
どの業界でも通じるようなスキルを身につけたり、そういう職種を選ぶと安心なんだろうな。あと、夫婦は別の会社で、さらに別の業界がベター。
まぁ、基本的には自分に向いている仕事や好きな仕事を一生懸命頑張ればいいと思うのですが、人事、経理、システム系など、どの会社でも必要な職種というのは強いのかも。でもって社内結婚したらどっちかが別業界に転職する(笑)。
そういえば最近、外資系に勤めてた知り合いの方で、突如部署が丸々無くなってリストラになったという話を聞きました。日本の企業なら、部署が無くなる場合もそこの人たちは他部署に異動したりするんでしょうけど、異動も転職のような手続きが必要と言ってました。(同じ会社で働いてたことはアドバンテージにならず、基本的に外からの転職希望者と同じ条件で試験を受ける。)まー、外資ってあっさりしているものです。しかしJALの整理解雇ニュースを聞いていて思うのですが、日本もこう変わっていくのかも。
リスクに実際に備えることは大事ですが、リスクに対する考え方を持っておくだけでも違うかもしれませんね。