本「佐賀のがばいばあちゃん」
ライトなものを読みたくて買った「がばいばあちゃん」。読んでみてライト過ぎてびっくりしました。あっという間に読めてしまいます。笑って少し泣けて楽しみましたが、ここまでライトだと定価では買えないなぁという感じ。(中古105円で買いましたが…。)
作者の島田洋七さんが子供のころ過ごした佐賀のおばあちゃんとの生活を描いた作品です。貧しくもそれを決してマイナスに捉えず、たくましく生きるおばあちゃんの強烈なキャラクターが中心となったお話です。お金がない貧しさと、心の貧しさは違うものだと、このおばあちゃんのたくましさから学ぶところがあります。素晴らしいです。
しかしいかんせん、ストーリー全体に厚みを感じないんだよなぁ。一つ一つの小ネタは面白いけど、全体がぼんやりとしているというか。それを期待して読むのが間違いだったのかもしれないけど。さらっとマンガみたいに読む感覚ならこれでいいのかも。
ちなみに読んでて思い出したのが韓国映画の「おばあちゃんの家」。これも都会の子供がド田舎のおばあちゃんの家に預けられるというお話です。こちらは全然キャラクターが違いますが、こっちはこっちで笑えるし、最後は号泣&嗚咽です。
なんというか、おばあちゃん&孫ってのも定番な組み合わせなのかな。おじいちゃんもいいと思うけど。