マネー本

   

週末になると本屋に寄ってマネーの本ばかり立ち読みしてるこのごろ。ブームでやたら冊数が出ているせいもあるのか、買うに足る本になかなか会えません。時には、どの本や雑誌にも書いてあるようなことをもっともらしくまとめただけの本なんかがあって、そのオリジナリティの無さに憤慨したりしてます。(立ち読みのくせに。)

そんな中、先日面白いなぁと思ったのが男性向けの本。マネーの本って、男女向けか、女性向けか、という感じで、男性だけを意識した本ってそれほどないような気がします。実際に貯蓄に成功した男性が自らのエピソードを語るのですが、やっぱなぁ、と思ったのが、結婚がきっかけになったということ。結婚を意識したり、結婚したりした後に貯蓄体質になったというのです。

イマドキ、男が女を養うという前提で話をするわけではないのですが、それでも女性はいまだに相対的に男性より収入が少ないし、子供ができれば仕事(=収入)のブランクが出る可能性がある。さらに子供の成長とともに経済的な責任も出る。そーなると、当たり前ですけど結婚してからも飲んだり趣味にお金をつぎ込んでる場合じゃない。ある共働き夫婦は子供ができたときに備えて、ご主人の収入だけで生活し、奥さんの収入は全額貯金だとか。これが理想だなぁ。私も。

あと、別の本で思わず涙ぐんだのが子供に対する投資の話。教育など、子供に対する投資はいろいろありますが、そのリターンは老後に子供に面倒をみてもらうとかそういう実利ではなく、本当は「子供の幸せ」でしょ、というくだり。

そう、子供への投資に対する最大のリターンはその子供が幸せになることなのです。

そうだ。これはそうだ、と思わず涙ぐみました。世間のほとんどのまともな親にとって、(お金に限らない)さまざまな投資の結果、子供が幸せになることが最大のリターンなのです。たぶん、私の両親にとっても、私が小銭で何かをプレゼントするより、私が幸せな人生を送ったら何より幸せだと思ってくれるに違いない。私自身は親ではないけれど、何かそんなことに確信がもてました…。幸せにならなくては…!

…マネー本、なんだか平積みしてある本は片っ端から読みかじったので、そろそろ立ち読みは卒業かもしれません。

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