怒りや悲しみのマネージメント
今日は帰宅してからすごくつまらないことで憤慨しました。
1週間前にシンガポールの友達に送ったハガキが、料金不足で返ってきてしまったのです。このハガキは本局の郵便局の時間外窓口で70円払って出したのに、対応した人が50円切手を貼って出してしまったらしいのでした。
20円の差額はどうでもよく、もう届いているころだと思ったのに戻ってきたことや、時間をかけて書いたハガキを汚されてしまったことに「ドカン」ときました。
すごくつまらないことに怒ってる、と自分でも自覚しているものの、怒りが収まらないので、すぐに郵便局へ。料金不足の札が付いたままのハガキを突き出し、「送りなおしてください」と言ったのですが、窓口の人からは「はぁ、すみません。」と気の抜けた返事しかありませんでした。おまけに「70円貼ってあったんですか?」と疑われる始末・・・。
キーっとなってしまったので、帰りにクエン酸たっぷりのレモンジュースを買い、帰宅してから10分くらい無心に新しい携帯でテトリスやりました。そしたらちょっと落ち着いたので(笑)いまこうしてブログ書いてます。
切手の貼り間違いなんて、誰でも起こしうるミスだと思います。また、窓口で対応した人は間違えた当人ではないので、状況がわからず対応もわからなかったのかもしれません。私自身、脳ミソの片隅では冷静な自分が「そんなつまらないこと」と囁いているのですが、感情が前に出てきて、どうにも怒りが抑えられませんでした。
このごろ、こんな風に自分自身の感情を少し離れたところから眺めているもう一人の自分の存在を感じています。私はもともと感情的になりやすい性格で、喜怒哀楽のスイッチが入ると周囲が見えなくなるしょうもないお子様なのですが、このごろそんな自分に自分自身が一番疲れていることに気づき始めたのです。
喜びや楽しみは、素直に感じて表現することで周囲からポジティブな反応を得られたり、自分の心にも大切な開放感を与えるので、悪くない(むしろ良いと)思っているのですが、問題は怒りや悲しみの感情です。
第三者に向けられた怒りは、その対象を攻撃することがあります。ぶつけて解消する怒りもありますが、他者へのネガティブな感情はたいてい自分へのダメージにもなります。また、深い悲しみはいたずらに自分の心を沈めたり、傷つけたりします。
どちらもエネルギーが必要なことだし、結果として前向きなものを残してくれることはあまりないような気がします。だからこそ、もっと冷静になって、怒るべきこと、悲しむべきこと、の境界線レベルを上げていきたいと思っているのです。
つまらないことで怒るのも、悲しむのも、時間とエネルギーの無駄。少しずつでも、私は自分の怒りや悲しみの感情をマネージメントできるようにしていきたいと日々思っています。
そんなわけで、今日の出来事は「つまらないこと」でした。結局感情が先行してしまったけどね。少しずつです。少しずつ。変わっていけるよう頑張りますわ。
ところで、愚痴っぽい人が最近、反面教師になってます。「愚痴」ってつまらない怒りの塊。聞けば聞くほど、「自分はこんなつまらないことで怒らないぞ」と境界線レベルが上がってます(笑)。皮肉っぽいですけど。