おいしい! インドのマサラ・ミルクアイス、Kulfi(クルフィ)を作ってみた

   

Happy Deepavali! 今日はディーパバリというインドのお祭りでシンガポールは祝日です。インド系が多い地元サークルのWhatsappグループでは昨晩からガンガン「ディーパバリおめでとう!」のメッセージが流れてきています。

そんなインド系祝日にちなんで、今日はインドネタをしたためてみようかと思います。

皆さん、インドのアイス、クルフィってご存知ですか? もしかするとインド通には常識なのかもしれませんが、私はつい先日知りました。ナッツとスパイスが入ったミルクアイスです。

お店で食べたクルフィ

お店で食べたクルフィ

もともとアイスが好きで、レストランで食後に何気なく頼んだのですが、そのミルクとスパイスの絶妙なバランス、時々表れるナッツのクランチー感がドツボにはまりました。冷凍販売してたら何個か買って帰りたかったくらいです。

帰宅後にネットで調べてみたところ、日本語での情報もかなり豊富で、ごく一般的なインドのデザートの一つだと知りました。スパイスはカルダモンやシナモン、ナッツはピスタチオがメジャーのようですが、何を使うかはお好みのようです。

さらに、シンガポールをキーワードに検索してみたところ、以前リトルインディアにクルフィ専門店があったようでした。残念ながら現在は閉店してしまったようですが、あちこちのインド料理屋さんのデザートメニューとしてクルフィが載っていました。

クルフィを食べるためにインド料理屋に足を運ぶのは、なんだか本末転倒な気分です。なので、家で作ってみることにしました。……とは言っても料理嫌いの私が材料をきちんと揃えるなんてことはしないので、お手軽な「クルフィの素」で作りました。

こちらが私が近所のインド系雑貨屋で買ったクルフィの素です。

クルフィの素

クルフィの素

ハイパーマート(大型スーパー)を2軒まわっても見つけられなかったのですが、地元はインド系住民が多いので、近所で探したら普通に売ってたというオチです。中心部だったらムスタファにはありそうですし、ネットではレッドマートで売ってました。

パッケージの説明によれば牛乳2カップと混ぜて、煮詰めたものを凍らすだけです。でも、そのレシピだと美味しそうじゃないというか……じゃりじゃりな食感に仕上がることが目に見えていたので、ネットの手作りレシピをあちこち見てから材料と手順は変えました。

まず、牛乳の代わりにエバミルク(無糖練乳)をメインで使いました。シンガポールではコーヒーにこのエバミルクを入れる習慣があるので、スーパーで簡単に手に入ります。

エバミルクの缶(無糖版)

エバミルクの缶(無糖版)

エバミルクは1缶375mlで若干2カップには足りないので、牛乳を100ml追加しました。それらとクルフィの素を混ぜ、弱火でひたすら煮ます。

ほおっておくと焦げ付くので、テフロン加工のお鍋を使い、ひたすら混ぜていました。張り付いてるのは微妙に面倒でした。

エバミルク、牛乳、クルフィの素を煮詰める

エバミルク、牛乳、クルフィの素を煮詰める

煮詰まったかな、煮すぎたかな? くらいのタイミングで火からおろし、ボールに移して粗熱をとりました。

その後、塩を加えた氷を入れた大きいボールの中に沈め、そのまま練り上げようと思ったのですが、なかなか冷えないまま氷がなくなってしまったので、冷凍庫で冷やすことにしました。

ここからがまた面倒なのですが、1~2時間ごとに取り出し、混ぜて練りました。滑らかなアイスを作るためには避けて通れない手順です。

最後、少し柔らかめのジェラートくらいの感触になったところで、ラップに包んで団子状にし、再び冷凍しました。

そして出来上がったのがこちらです。

できあがった手作りクルフィ

できあがった手作りクルフィ

栗きんとんか、と言いたくなる見た目のしょぼさには私のセンスのなさが出ておりますが、これが……美味しくできてましたよ! 手間をかけただけあって、ちゃんとアイスっぽい、とてもクリーミーな仕上がりになっていました。

味はお店で食べたものと違って、ハチミツのような風味が強かったです。また、煮詰めすぎたせいか甘めに仕上がったのでスパイス感が遠くなっていましたが、インドの風味はしっかり感じられました。

ナッツは時間が経ったためにあまりクランチーではなかったです。もし別途砕いたナッツを用意できるのなら、冷凍を繰り返して混ぜてる途中で追加投入した方が美味しく仕上がりそうです。

また作ってもいいかも、と思える仕上がりでした。クルフィの素、買い置きしておこうと思います。そして、また機会があればお店のクルフィも食べてみたいです!

Google Adsense

※当ブログはブログランキングに参加しています→にほんブログ村 超未熟児育児

 - シンガポール生活(おでかけや食事)