シンガポール・サイエンス センター+Maker Faire Singapore

   

昨日、シンガポール・サイエンス センターに行ってきました。この週末、Maker Faire Singaporeが開催されていたのです。

ジュロンイーストにあるシンガポール・サイエンス センター

ジュロンイーストにあるシンガポール・サイエンス センター

Maker Faireはモノづくりに関する展示会イベント、と言えばいいでしょうか。以前から日本ではロボット系の情報でよく耳にしてましたが、私は行ったことがなく、詳しく知りません。Wikiによれば、もともと2006年から始まったアメリカのMakeという雑誌のイベントだそうです(Wiki: Maker Faire)。日本では2012年から開催されており、最初はお台場の未来館でやっていたものの規模が大きくなり、近年はビックサイトで開催しているそうです。

そんなMaker Faire、世界中で開催されています(世界各国の開催予定が公式サイトで見られます)。それがシンガポールでも開催されており、かつ開催場所であるサイエンス センターには以前から行ってみたかったので、Maker Faire開催のタイミングで足を運んできた次第です。なお、Maker Faireについても、サイエンスセンターについても、事前の情報収集がほぼゼロだったがために、本記事はあまり内容には触れていません……。

まず、サイエンスセンターについてですが、東京で言うところの科学技術館や未来館のような所です。ざっくり言えばサイエンス分野のあれこれをわかりやすく学習できる場所です。理系教育に特に力を入れてるシンガポールですから、重要な施設だと思われます。

ロボットがデザインされたMaker Faireの看板

ロボットがデザインされたMaker Faireの看板

また、場所はジュロンイーストにあります。バスで行くか迷いましたが、駅から歩ける距離でした。J-Cubeというモールの裏を西に進んでいくと大通りの向こうにばーん、と登場します。

公式サイトによれば、通常、入場料は国民とPR(永住権所持者)は無料で、その他は12ドル。正直高いと思ったんですが、今回Maker Faireで入場したら8.5ドルになりました(オンラインだと6.5ドル)。これは結果的に国民&PRは入場無料が有料になり、逆に外国人は割引になったようです。背景がよくわかりません。

紙のリストバンドをもらいまして、それを手首に巻いて入場すると、一部を除いて施設内は自由に移動できます。Maker Faireの若いスタッフがあちこちにいて、困った顔で立ち止まると「メイアイヘルプユー」なんて声をかけてくれて親切。運営側が頑張っている印象が残りました。

で、このMaker Faireなんですが、私はてっきり施設内にホールのような会場があって、そこでみっちりやってるものだと思ってました。それがスタッフに「会場はどこ?」と聞いたら「エブリウェアよ!」と返されて、ポカンとしました(笑)。地図を見たら、サイエンスセンター内がいくつかのゾーンに分けられていて、ゾーンごとにそれぞれ出店があったようです。

ここで私は興味を失いました。というのも、この地図を見てもどこにどんなジャンルの出店があって、来場者は何を楽しめるのかがわからなかったのです。確かにワークショップのスケジュールは出ていたのですが、タイトルで内容がわからないし、そもそも大人向けなのか子ども向けなのかもわからず。

そもそも入場した時に驚いたのが、子どもの多さでした。お客さんは基本、小さな子供を連れた家族連ればかりだったのです。それがサイエンスセンターだからなのか、Maker Faireだからなのかはわかりませんでしたが……。実はこの日、夫リサはついてこなかったので、私は一人だったんですよね。私は日本のMakerも未体験なのに、中年女性一人で一体どこに行ってどう楽しめばいいのかわからず、この地図を見た時に呆然としてしまったのです。

というわけで、この時点でMaker Faireを楽しむのを諦めました。そして、もう、ただひたすらにサイエンスセンターの中を飽きるまでぐるぐる歩き回りました。施設内はMakerの会場なので、ところどころにMakerの出店ブースがありましたが、やっぱり何をしているのかが分からないのが大半でした。

工具メーカーのブース。3Dプリンタが奥に見えました

工具メーカーのブース。3Dプリンタが奥に見えました

サイエンスセンターはなかなか面白い場所でした。前述の科学技術館や未来館をイメージしていただければ大体同じなんですが、より子ども向けといいますか、エンターテインメント性が高い印象を受けました。私はお台場の未来館のファンで、年パス買って通い詰めていた過去がありますが、未来館は子どもが楽しめる部分もありつつ、大半は大人向けだったと思ってました。客層も学生を含めた大人と、家族連れが半々だったと思います。

それがシンガポールのサイエンスセンターは、わりと子どもの視点に寄り添っており、映像やゲームなどで楽しむことに力が入ってる感じでした。子どもたちはまるで遊園地に来たかのようにあちこちで大騒ぎしてます。それは大人にとってもそれなりに面白くて、私も鏡の迷路に入ってみたり、台風体験マシーンで一人、髪の毛をもじゃもじゃにしたりしました(笑)。

鏡の迷路。奥ではワーカーさんが磨いてました

鏡の迷路。奥ではワーカーさんが磨いてました

1時間半ほど歩き回り、一通り見終わったところで施設を出ました。出口を出るとミュージアムショップがありますが、やたらおもちゃが多いです。この辺からもやはり、この施設が子どもを意識していることがわかります。

おもちゃが多い売店

おもちゃが多い売店

そんな感じのサイエンスセンター+Maker Faire訪問でした。Makerは事前に調べておけばもう少し楽しめたのかな?と思うとちょっともったいなかったかもしれません。ただ、公式サイトもそれほどわかりやすくもないし、予備知識なしで来た人たちも楽しめるイベントになるといいなぁと思うのでした。機会があれば、いつか日本のMaker Faireにも行きたいです。

ミニロボットのワークショップ?

ミニロボットのワークショップ?

そしてサイエンスセンターはエンターテインメント施設のようなところだったので、お子さまがいるご家庭はぜひ一度遊びに行ってみてはと思います。

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