「第2回ヒューマノイドヘルパープロジェクト:予選」に行ってきました
第2回ヒューマノイドヘルパープロジェクト(略してHHP)の予選に行ってきました。(YouTubeに動画をアップしています。よかったら見てみてください。)…第1回はお手伝いロボットプロジェクトという名前でしたが、どういう理由か横文字になった模様。「おてぷ」って愛称がかわいかったのに。
会場はハウスクエア横浜。ロボットでもない限り来ない横浜、遠い~。遠かったです。しかしハウスクエア横浜自体はなかなか面白い施設でした。日本で唯一&最大の総合住宅展示場だそうです。デザインの違うモデルハウスが所せましと並んでる光景はなかなか面白かったです。
さて、HHP。今日の予選競技は水汲み、お盆運搬、そして前回もやった30分耐久レース。水汲みは、ペットボトルに入ったお茶をカップに注ぎます。お盆運搬は、ピンポン玉が乗ったお皿を障害物をよけながら机に運ぶ競技。さらに、30分耐久レースは30分ひたすら歩き続ける競技です。
参加ロボはドカはるみ、THKR-4、MUSASHIの3体でした。エントリーはもう少しあったはずなので、他は棄権でしょうか。それにしても3体とも大型なので、えらい敷居が高い競技だと思いました。(前回のおてぷの時も思いましたけど…。)
3体とも、大型ながらも歩行はスムーズ。操作は直接ロボットを見ながら行ってはならず、ロボットのカメラを通した映像のみを頼りに行う遠隔操作なのですが、視野は狭いものの、前回大会よりだいぶ見やすそうでした。前回はネットタンサーだったはずだけど、そのしばりがなくなったのかな。THKR-4は頭にも腰にもカメラがついてました。
最初は水汲み競技。肝だったのがペットボトルのふたを開けること。小さいふたをつまむのも大変だし、それをきれいに回すのも難しそうでした。さらに、ペットボトルを適度な強さでつかみ続けるのも難しいことだそうです。ふたを開けた後はそれを注ぐわけですが、ロボットたちが派手にこぼしている光景は、この競技の難しさをよーく伝えていたかと。
続くお盆運搬ですが、乗っているのがピンポン玉というのが大変そうでした。少し傾けただけで派手に飛び出していきます…。重さを考慮してピンポン玉になったそうですが、この軽さが仇になってました。しかしピンポン玉がお皿から落ちても、まだお盆の上にあってお皿に戻せればセーフ。THKR-4が丁寧にこの作業をこなしてました。
30分耐久レースは開始の時だけ見ました。途中MUSASHIが小さいロボットを踏んで転倒する事故なんかがあったようです。この競技中、別途いつものROBO-ONEの格闘大会軽量級をやってました。
閉会式では、予選順位が出ました。MUSASHI、THKR-4、ドカはるみの順番でした。どのロボットもすぐれたところがあったので、あまり順位に意味はないかなと思います。実際、この競技大会は競争というよりプロジェクトという意図が強いらしいですし。なにはともあれ予選終了です。決勝は明日、またハウスクエア横浜にて。
ちなみに個人的にツボだったのはMUSASHIのお盆運搬2回目です。実況で勝手に「おっちょこちょいだけど人がいい家政婦さん」みたいなキャラクターに作り上げられてて、一挙手一投足コメントが入るたびに笑ってしまいました。(動画はこちらです。音が悪いですが…実況をよく聞いてみてください。)