会計セミナー(8):CSR
合コンと別のセミナーで2回休んでしまったこのセミナー。昨晩のテーマはCSR(2)でした。前回休んだため、前ふりの部分がわからなかったのが残念。そして今日の内容は、以前会社で受けたものとほぼ同じ内容だったため、特別書き留めるようなことがありませんでした。(※以前会社で受けたセミナーの内容興味のある方はこちらご覧ください。)
ただ、面白かったのが例え話とセミナーの締め。
セミナー全体を通して繰り返し言われたのが、今経営に求められてるのは法的責任というより社会的責任ということ。法律を守ることも必要だが、法律を守っていても社会の要求に応える、社会の関心を知り、社会に対して誠実でなくては企業は生き残っていけないというのです。偽装や隠蔽など、例え法律にふれていない些細なことでも、企業は一瞬で淘汰される時代になったということです。(しかし、逆にその差別化が企業競争力の源泉にもなる。)
そして世の中の認識が急激に変わってきている例として出たのが、インサイダー事件の話。銀行を通じての取引がメインだった間接金融の時代、金融はいわゆるプロだけの世界で、インサイダー的なことは比較的公然と行われていたというのです。
しかし時代が変わり、一般の人も市場に参加する現在は、インサイダーは法的にも社会的にも非常に「悪」であると社会の価値観が変わりました。法律が制定されたのは1980年代だそうですが、大きな問題になり始めたのはここ数年というのがそれをあらわしているそうです。
さらに例として出たのが、山本モナ事件。まぁ、不倫問題なわけですが、著名人の不倫は、かつては今ほど叩かれなかったとのこと。(人によってはむしろステータス?)
インサイダーも不倫も以前から許されないことですが、社会の批判はより強まっているというわかりやすい(?)例でした。
あと、最後の締めなのですが、ではこれから何が必要かと言うこととして、ダーウィンの言葉を引用し、環境変化に適応していくことが生き残っていく上で大事だとのことでした。しかし、リーマンショック以降、ただ適応してきた企業も淘汰されており、ただ適応するだけではなく、「確固たる信念を持ちつつ」適応していくことが大事だとのことです。