バブルティーの雄ゴンチャの後任ブランド、LiHOの「チーズティー」を飲んでみた

   

シンガポールで生活を始めた時に驚いたことの一つが、テイクアウトのお茶屋さんの多さでした。どこに行ってもスタンドがあって、手軽に自分好みのお茶が楽しめます。中華系の多いシンガポールではお茶に馴染みがあるだろうし、常夏の東南アジアで喉の渇きを癒すのにうってつけなのでしょう。

LiHOのチーズブラックティー

LiHOのチーズブラックティー




シンガポール最大のバブルティー店だったゴンチャ(貢茶)

シンガポールのお茶屋さんはタピオカパールが入ったバブルティーが主力商品で、値段は大体1杯3~5ドルくらい。お茶やトッピングの種類が豊富なだけでなく、お店によってフォーム(泡)ミルク載せ、フルーツティー、はたまたヤクルト入りなどいろいろな趣向を凝らしています。

私も一時期バブルティーにはまり、タピオカを買って茹でてまで飲んでたわけですが、そんな私が足しげく通っていたのが台湾茶の「ゴンチャ(貢茶)」※。日本にも店舗があるのでご存知の方もいるかもしれませんが、シンガポールでは最大のバブルティー・チェーン店でした。(※7/4訂正:ゴンチャが台湾発祥と書きましたが、Wikiによると台湾在住経験がある香港人により香港で始まったお店だそうです。)

でした、、そう過去形なんです。ゴンチャ、実はこの6月にシンガポールから消えてしまいました。その最後を惜しんでシンガポール名物(?)の行列もできたそうです。

Scores of people queue for one last cup of Gong Cha bubble tea
http://www.straitstimes.com/singapore/scores-of-people-queue-for-one-last-cup-of-gong-cha-bubble-tea

もともとシンガポールのゴンチャはRTGホールディングスという会社によるフランチャイズだったのですが、ゴンチャの会社(Royal Tea Taiwan)が別の会社に売却されてしまい、そのプロセスへの不満や新しい契約条件を検討した結果、ゴンチャブランドをやめて独自のブランドに変えることにしたとのことでした。

その新しいブランドが福建語で「How are you?」という意味の「LiHO」。シンガポール生まれらしいブランド名ですが、ライオンのマークもシンガポールっぽいです。今、シンガポール島内のゴンチャは次々とこの「LiHO」に改装されていまして、私が通っていた最寄りのゴンチャも早々に「LiHO」に生まれ変わりました。

Goodbye Gong Cha, hello LiHo
http://www.straitstimes.com/business/companies-markets/goodbye-gong-cha-hello-liho

LiHOのメニュー

LiHOのメニュー




LiHOの看板商品は「チーズティー」

私は一時期ゴンチャにはまりすぎて「無駄遣い」を夫に怒られたので、ゴンチャが他のブランドになろうが足を向けないようにしていたのですが、ふと通りすがりにメニューを見たら、目が離せなくなってしまいました。LiHOの看板商品が「チーズティー」なるものだったのです。

チ、チーズティーって何……。検索してみたところ、どうやら数年前から中華圏ですでに流行っていた飲み物だそうで……。全然知りませんでした。

Will cheese tea be the next food craze?
http://www.straitstimes.com/lifestyle/food/will-cheese-tea-be-the-next-food-craze

これは一杯くらい飲んでみないと、ということで先日、初LiHO・初チーズティーに挑戦しました。

注文したのはチーズ・ブラック・ティー(4ドル)。もともとゴンチャ時代からちょっと渋めのブラックティーが好きでして、まろやかなチーズが入るなら余計に濃いお茶がいいかと思ってのセレクトです。

容器がゴンチャよりしっかりしたつくりでして、持ちやすいです。ただ、なんだか一度で捨てるのはもったいなく、家で飲んだ後洗って一度再利用したくらいでした。ちょっと間が抜けたようなライオンのロゴがかわいいです。

チーズの見た目はフォーム・ミルクと同じです。カップにお茶を入れた後、お茶の上にふわふわに泡立てたクリームのようなチーズを載せてくれます。まるでグラスにいれたてのビールの泡のように厚めに載せてくれるので、テンションが上がりました。そして自宅でフタを開けたら、チーズはお茶と混ざることなく見事にこんもりしていました。

チーズがたっぷり載ったLiHOのチーズブラックティー

チーズがたっぷり載ったLiHOのチーズブラックティー

飲み方は看板に書かれているのですが、最初に上に載ったチーズを味わい、その後ストローでお茶を飲み、最後は別々でも混ぜて飲んでもいい、とのことでした。

その手順にのっとり、最初にチーズをいただきました。その口当たりはまるでクリームでして、飲むというより食べる、に少し近い感じです。洋菓子の中身に使われてそうなくらいのクリーム感でした。しっかりとした塩味とチーズの旨みが感じられて、このチーズはとても美味しかったです。気がつくと載ってるチーズだけを全部食べてしまいそうな勢いでした。

慌ててストローをお茶の部分にさしこみ、次はブラックティーを飲みました。これは……普通でした。なんだかチーズを食べた後のせいか、若干薄く感じたくらいです。

まぁ、やっぱりいつものブラックティーだよね、と思いつつ、最後はチーズとお茶を混ぜることにしました。ストローをがつがつと上下させ、容器全体が白っぽくなるまでしっかり混ぜていただきました。

そのお味ですが……別に美味しくなかったです……。流行っていると聞いてミラクルな味を期待しすぎたせいか、「あ、なんだ」と拍子抜けしてしまいました。薄くなってしまったチーズと、薄くなってしまったお茶。それぞれが少しずつ残念な感じに変化してしまってまして、私にはイマイチでした。

チーズはチーズで美味しいんですが、お茶と合うかは微妙で、お茶に混ぜるくらいならこれまで通り牛乳の方が美味しいと思いました。


これからのシンガポールのバブルティー市場の戦い

というわけで、LiHOとチーズティーの初体験談でした。あのチーズだけはもう一度口に含みたいし、他の組み合わせを試してみたい気もしますが、何度もリピートするかと言えば疑問です。

実は、ゴンチャは数か月で戻ってくるらしいというのがニュースになっています。

Bubble tea firm Gong Cha promises bigger, better comeback in Singapore
http://www.straitstimes.com/business/bubble-tea-firm-gong-cha-promises-bigger-better-comeback-in-singapore

旧ゴンチャがすべてLiHOになるなら、シンガポールでは最大の店舗数を誇っているわけですから、当面はその数の力で勢いがあるかもしれません。実際、私なんかは奇をてらったメニューにあまり興味がなく、スタンダードなタピオカミルクティーが好きなので、便利な場所にあればブランドにこだわりはなく、LiHOが最寄りだったらLiHOを使い続けるでしょう。

今後、ゴンチャ撤退時に行列をつくったような地元民の皆さんが、ゴンチャ再開時にそのブランドに再び引き寄せられていくのか気になるところです。

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