ROBO-ONE映画「ブラックリスター」

   


ROBO-ONEエンターテイメントによる映画「ブラックリスター」を見てきました。会場は築地本願寺のブディストホール。日比谷線築地駅を降りてすぐなので、アクセスはとてもいいかも。会場設備も、映画館ではありませんが、音や映像に不安はありませんでした。

さて、映画のストーリーですが、借金を重ねていわゆるブラックリストに載った男女4人が「人生再生セミナー」の名のもと集められ、ロボットバトルで優勝賞金3億円を目指すというもの。負けると逆に5,000万円のさらなる借金を背負わされる崖っぷちゲームです。

感想ですが、細かいことでいろいろ思うところはありますが、この作品が製作費ゼロで作られたというのが一番すごいと私は思いました。


カメラはデジタル一眼だそうです。その他の機材がどの程度のものか知りませんが、それに加えて出演者に対してもノーギャラということでしょう。しかし製作費ゼロというチープさがそれほど感じられないのです。絵も画面の作りも、普通に地上波で見るようなクオリティだし、役者さんも皆さん演技が上手。変に身構えて観に来たのですが、まったく安心して楽しめる作品でした。

お話の感想ですが、クライマックスの急展開がどうもしっくりこなかったです。あのままゲームが素直に進んでも面白くないのですが、話の流れがちょっと無茶な感じがいたしました。主人公のカンナちゃんの終始キュートなキャラクターがシリアスな作品全体を明るくささえていて良いのですが、クライマックスでなんだか変な方向に別キャラになったみたいなのがちょっと…。

あと、全体的に長すぎる感じがいたしました。90分なのですが、内容的に60分くらいがちょうどいいように感じました。(不要なシーンはなくて、一つ一つのシーンがもう少し短くていいかなと。)

ロボットバトルのシーンはなかなか良かったです。特にカンナちゃんのロボがモンスターと戦う時のモンスターの圧倒的な強さとか、サツキとのバトルの描写とか、わかりづらいロボットバトルがよく演出されてるなぁと思いました。

製作費ゼロでも結構いろんなところでロケをやってるので、画面の切り替わりも豊富で飽きない感じ。テクノロジアやらROBOSPOTやら、秋葉原でおなじみのロボットの店舗も登場してました。本郷の「山小屋」という喫茶店は素敵そう。今度の東大散歩(通院…)の際に行ってみようと思います。

ROBO-ONE好きじゃなくてもそれなりに楽しめる作品なのではないでしょうか。あー、誰か誘って感想聞けばよかった。

…ちなみにROBO-ONE内輪ネタで一つだけ笑ったのが、「赤いヤツ」と言われてキングカイザーとオムニが画面に出たところ。答えはキングカイザーでしょうから、オムニが出てきて笑ってしまいました。

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