プラネタリウム映画「HAYABUSA - BACK TO THE EARTH」

   

話題のプラネタリウム上映作品「HAYABUSA」をようやく見てきました。ブームの時は混んでたし、都内でも郊外でしか上映してなかったので見る機会を逃していたのですが、今日偕楽園へお出かけついでに日立シビックセンター天球劇場で見てきました。

まず驚いたのが映像の美しさです。それほどプラネタリウム映画を見てきたわけではないですが、クオリティ高い!画面いっぱいに広がる宇宙が動くと、まるで座席が動いているんではないかと錯覚するくらいきれい。画面の動かし方も迫力があって、かつきちんとわかりやすい構成になってました。はやぶさや、イトカワの映像も細かくきれいなCGで表現されていました。


あと、音楽がなかなか素敵。宇宙の孤独な映像を、優しく壮大に演出していたと思います。はやぶさが最後の着陸を試みた直後にまた宇宙に戻っていく姿を盛り上がる音楽は、心を打ちました。

そしてナレーションがいい!!私、この作品によってここまではやぶさが愛されるようになったのは「はやぶさを擬人化しているから」というイメージがあったのですが、そうではなく、はやぶさはあくまでも探査機として職務を遂行していて、その姿に愛情と熱意を注ぐ人たちによって「単なる探査機とは違う存在」となったんだと、このナレーションを聞いていて思いました。ややくさいセリフもあったのですが、それでも涙が止まらない(笑)。

見ていて意外だったのは、通信を絶った間と、地球に戻るまでの困難の描写が短かったことでした。そこが肝かな~と思っていたのですが、技術的な説明が難しくなってしまうからでは、と話してました。

感動したのは地球スイングバイのシーンと、ラストシーン。

ラストシーンは言うまでもないでしょう。苦難の旅を経たはやぶさが大気圏で燃え尽きるシーンです。涙だらだら(笑)。後ではやぶさラストショット(はやぶさが最期に撮った地球の画像)を見ると感動倍増です。

地球スイングバイは、はやぶさがイトカワへ向かうとき、地球に近づいてその重力を利用して加速するシーンです。はやぶさが限りなく地球に近づき、そして地球の重力がはやぶさをイトカワへと送り出す。何か、地球とはやぶさに意志があるかのように呼応している姿が感動的です。

今日見たのは45分のノーカットバージョンでした。帰還前に作られた作品なので、帰還時のシーンを後から付け加えたのかな?と思って鑑賞後に館員の方に聞いてみました。すると、付け加えられたのは最後ではなく、全体的にカットされた部分が復活したのだとか。この作品はもともと2009年3月から23分程度で星空解説と合わせて上映していたそうです。当時は今ほど有名ではなく、23分程度が限界だったとか。今年に入ってからメディアで取り上げられるようになり、ノーカットバージョンが出たそうです。

ところでこの「HAYABUSA」鑑賞でネタが2つあります。

まず、はやぶさが大気圏に突入するシーンで、画面に合わせるかのように椅子が揺れたのです。プラネタリウムで椅子が動く!と驚いたのですが、その演出に身を任せてひたっていたところ、なんと後から聞いたら本当の地震だったそうです(笑)。なんつータイミングで!おかげさまで迫力満点でしたが、大きい地震じゃなくてよかった…。

あと、上映後に前に座ってた女の子が、後ろから弟を抱きしめて、「よかったね~!悲しいときに起きてなくて。」と言っていました(笑)。どうやら弟君ははやぶさの最期のシーンで寝てたんだね。

いやぁ、涙ですびすびだったのですが笑ってしまった(笑)。

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