映画「スカイ・クロラ」

   

観ると宣言していた押井守監督の「スカイ・クロラ」を観てきました。えらくカップル率が高かったです。きっと彼が攻殻とかのファンで、彼女も、まぁアニメに理解や興味があってそれに付き合ってる・・・といった構図なのでしょう。でも、ラブストーリーでもあるので、大人のカップルに向いた作品かも。(←どうでもいいコメントだ。)

感想ですが、一言で言うと・・・「暗くて難解」。ただし、「難解」という部分に関しては私の事前勉強不足もありました。


見ている最中、あれこれわからないことがありすぎたのですが、最低限必要な情報は公式サイトなどにあります。ポイントは2つで、これは戦争映画なのですが、飽くまでも「ショー」としての戦争であるということ。また、主人公たち「キルドレ」とは15~16歳で成長がとまる人たちで、彼らがこの戦争のパイロットとして日々死と隣り合わせの戦いに挑むという設定です。この2つを抑えないで観ると、最後までえらく苦労します。そんな重々しい背景を背負って、小さな世界で生きるキルドレたちの生と死と愛が描かれた作品でした。

作品の重要な部分をかなり読みきれない状態で鑑賞したため、一体どこが作品のツボだったのかもよくわかりませんでした。ただひたすら色も雰囲気も暗く、キツかった。強いてよかったと思うところを挙げれば、人物描写がとても細かかったこと。ふとした目の表情、しぐさなど、それぞれのキャラがしっかり自分の空気を背負ってました。残念だったのは女性の声優。菊池凛子も栗山千明もイマイチだった・・・。菊池凛子の声質はスイトにぴったりでしたが、感情的になるシーンはキャラについていっていない感じで、聞いていてもどかしかったです。ユーイチの加瀬亮はすごくよかったのになぁ。

テレビのインタビューで押井監督がコメントしてましたが、空中戦のシーンも見所の一つです。3Dの空中戦は絵はもちろん、音も併せて物凄い迫力があります。3D(空中戦)と2D(その他のシーン)が交互すると妙な感じではありましたが、この作品に多少でも興味がある方は、絶対劇場で観るべきです。

そんなわけで、予備知識無しで見たことを非常に後悔した作品になりました。まともなコメントできず残念です。原作もぜひ読みたいと思っています。

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