「大学ロボコン 2008」観てきました

   

大学ロボコンを観てきました!
今年はハガキが大量落選して、一緒に行こうと事前に声をかけていた方々をお断りするという最悪の事態になりました。関係者二名様、大変失礼いたしました。。。会場でその原因がわかりました。一般席に応援の学生が非常に多かったのです。つまり、通常団体で別枠になる学生に加えて、それ以外の応援の学生が一般枠で大量に応募したようなのです。結果、観客のほとんどが学生で、一般客の枠が非常に少なかったように見えました。なんだか納得いかない~。ので、アンケートに「会場広いところにしてちょ」と書いてきました。(去年も書いたけど。)

さてさて。愚痴はおいておいて本題。今年は8月のABUロボコンの開催地がインドということで、インドのお祭りを題材にした「ゴヴィンダ」という競技が行われました。人間が操縦する手動ロボットと、自立型の自動ロボットを使い、競技フィールド内の「バター」や「チーズ」と取り合う競技です。3種のバターをすべて取って持ち上げれば「ゴヴィンダ」となり、即勝利。それ以外はバターとチーズで得点を争います。手動、自動、それぞれのロボットの性能、操縦技術、そして戦略の3つすべてが重要です。今回は合体&変形も見所でした。


以下、ネタバレ含めて印象的なチームや試合だけ書き出します。順不同。結果について7月21日のテレビ放送までとっておきたい方は読まないでくださいね。

東京農工大学
2年前の試合に感動したので、影ながら応援していたチーム。予選Bグループでは強豪の東京大学と壮絶な戦いを繰り広げました。今回のロボコンで1,2を争う好カードだったと思います。結局東大の防御が効き、負けてしまいましたが、ワイルドカードで決勝進出しました。印象的だったのは手動ロボットの操縦。操縦うまい!というか、とても丁寧で慎重なのが遠くから見ていてもわかりました。

北見工業大学
そのユニークなロボットでアイデア賞と特別賞を受賞。大学ロボコンって高専ロボコンほどロボットに個性が出ないのですが、そのなかで一番会場をわかせてくれました。そのロボットとは、モモンガ。中央の高いボウルの高得点バターを狙うため、なんと飛んでしがみつく小型ロボなのです。バターをつかみやすいように横移動する姿が、金属むき出しの機体にもかかわらずラブリー。

東京大学
2005年にABUで唯一、日本に優勝をもたらした東京大学。今回の大会も強かったです。初戦でいきなり開始33秒で「ゴヴィンダ」達成。機体の性能や戦略のバランスの良さなど、全体的にていねいな印象をうけました。ロボットの外装も、華やかさはないもののきれいにまとまってました。決勝トーナメントではロボットから煙出てたけど怪我しなかったかな。

早稲田大学
今年100周年を迎えるという早稲田の理工学部。ダークホースの名にふさわしい活躍をみせました。なんと、初出場で準優勝!対戦カードなど多少運が良いところもありましたが、全体として実力があるチームでした。なんせ初出場ということで学校の設備も不十分だったらしく、半分のフィールドで練習して出場したそうです。あと、ハンチングかぶった選手の強気のコメントがよかったです。去年の金沢工大の按田くんといい、勝負師は勝気の方が強いです。やっぱり。

豊橋技術科学大学
今年の優勝校です。6年ぶりの優勝おめでとう!一番白熱したのは、準決勝第一試合の名古屋工業大学との試合。一度名古屋工業大学の勝利として試合が終わったのですが、正確な測定の結果ポイントが逆転し、準決勝を勝ち抜きました。また、東大との試合では一度チーズを得点エリアに入れたものの、相手の防御ロボットが来たのを見て、一度入れたチーズをまた外に出し、別の場所に移すという操作をしました。この冷静な判断により、残り数秒で勝利。イヤー。手に汗握る非常に面白いシーンでした。

・・・ちなみに、去年の優勝校である金沢工大は書類か何かで事前に落選してしまった模様。1ヶ月前に沼津のロボカップでロボコンメンバーの方々を見たので、「大学ロボコン1ヶ月前になぜこんなところに・・・!」と驚いたのですが、そういうことだったのですね。「打倒!金沢工大!」を掲げた学校には肩透かしでしたね・・・。

そんなこんなで、今年も大学ロボコン堪能してきました。テレビ放送は7月21日の海の日。楽しみです。そしてその後のABU大会はもっと楽しみです。がんばれ豊橋技術科学大学!

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