旅先で受けた親切

   

NHKの「春節!上海巨大バスターミナル」を見ています。予定のバスに乗れず、字も読めないため途方にくれた老女を助ける男性が出ていました。その姿を見て、自分も旅先で知らない人に親切を受けたことを色々思い出しました。

一番心に残っているのは、学生時代に友達と二人でモスクワに行ったときのこと。大きな荷物を預ける場所を探して某公共機関に相談に行ったところ、そこの初老の男性にとても親切にしてもらいました。

恐らく一般の旅行者が入れないようなその施設の奥に通してもらってお茶をご馳走になり、さらにその後クレムリンなど市内の観光名所を案内してもらいました。友達と二人でそのおじいちゃんを挟み、仲良く三人で腕を組んでずーっとおしゃべりしながら歩き回りました。


一緒に過ごした時間は半日程度だったと思いますが、別れた後に自然と涙が出たんですよね。あの時。彼の名前や顔は今でもハッキリ覚えています。帰国後に手紙を出しましたが、残念ながら連絡はとれませんでした。

その他、モスクワ郊外に行ったときバスの降りる場所がわからなかったのですが、バスの中にいたおばちゃんたちが寄ってたかって親切にしてくれました。当時ちょっと怖かったモスクワの街ですが、人の思い出はとても温かいものです。

バンコクでは、ムエタイを地元のおっさん達にもみくちゃにされて見てたところ、主催者のおじさんがリングサイドに引き上げてくれて、そこで試合を見ることができました。(迫力あった!)

アイルランドのダブリン郊外で道に迷ったとき、わざわざ家から飛び出してきて道を教えてくれたおばさんもいたな。

…思い出せば思い出すほど、忘れられない人の親切が心に湧き出してきます。

受けた親切は誰かに返さなといけませんね。
しみじみと思います。

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