Digital Graphic Diary




『歌舞伎と冬至』

 >>>   -- 02/12/22-23:31..No.[76]  
    祖母と歌舞伎座で歌舞伎を観てきました。12月の昼の部の演目は「小栗栖(おぐるす)の長兵衛」「紅葉狩」「佐倉義民伝」の3つ。退屈な幕もあるかと思いきや、どれも難しく考えることなく楽しめるものばかりでした。いつもはストーリーがよくわからなくなるのでイヤホンガイドを借りるのですが、今回は途中から解説なしで観ました。

演目の中でも「佐倉義民伝」は実話らしく、リアリティや迫力もあって「子別れ」のシーンでは歌舞伎観劇初の「涙」(!)。隣のおばさんも、隣の隣のおばさんも涙、涙の名シーンでした。(*以下、ストーリーに触れます。)

…死を覚悟して直訴状を持ち、江戸に向かおうとする父に幼い子供たちはすがりついて離れない。それを振り払い、雪が激しく降る外に出るも一番上の息子が後を追い、「とーとーさーまー」とすがりつく、すがりつく(涙)。父は一瞬息子を強く抱き、また振り払い妻子の呼ぶ声を背に雪の中に消えていくわけです。

中村勘九郎さん、かっこいいお父っつあんぶりでした。(子役も素晴らしい。)特に雪の中で息子を抱くシーンにしびれました。いいねぇ。


ところで、今日は冬至でした。ゆず風呂であったまりました。5月の菖蒲湯とか、こういうお風呂イベント楽しい。





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