Digital Graphic Diary




『LATIN AMERICAN FILM FESTIVAL』

 >>>   -- 03/09/16-23:13..No.[140]  
    日曜日、バンクーバーで初めての「LATIN AMERICAN FILM FESTIVAL」に行ってまいりました!前売り券をわざわざ買いに行ったという気合の入れよう。中南米映画で思い出すのはオスカー候補だったブラジルの「セントラル・ステーション」くらいで、それ以外はノー・アイディアですが、なんちゃってスペイン語勉強を始めた私には興味がわいて当然のフィルム・フェスティバルです。

気合が入ってたのは前売り券の購入だけでなく、当日もなぜか開場の1時間前から待機。誰もいないのに(笑)。スタッフよりも早いくらいだった。・・・って単にバスの時間読み間違えただけですけど。

で、さすがにバンクーバー初のラテン映画祭とあって、開場を待つ人たちもラテンな人ばかり。カナダ人らしき人たちもいましたが、アジア人は私ともう一人、中国の女の人を見かけたくらいです。ドアの前では陽気なスパニッシュが飛び交い、なぜか私もスペイン語で話しかけられる始末。すみません。まだ全然会話のレベルに達してないのでワカリマセン。

フェスティバルは主催者と、最初に上映される「Dominus」の監督さんのスピーチから始まりました。この監督さん、若いの。びっくりした。私より若い学生みたいな女の子。ショートフィルムなんですけど、こういう上映の機会を得られるなんて素晴らしいですね。あと、この映画に出演してたかわいい男の子が私の斜め後ろに座ってました。

さて、本日上映されたのは次の3タイトル。「Dominus」、「LUCIANO」、「El Ano Mariano」。最初の2本はショートフィルムです。笑っちゃいけないのだが笑えたのが、このショートフィルム2本であったトラブル・・・。

「Dominus」は音と映像が合ってない!音が先行してしまっているのです。最初の数分でそのトラブルが発覚し、一度上映を止めて監督が前に出てきて、「直せないけど上映を続けるか否かは up to you!」みたいなことを言っていて、会場からは「I'd like to see! I'd like to see!」の声が。で、まぁ、上映が続いたわけですが、ズレが半端じゃないのでわけがわかりません(笑)。特に二人の会話シーンでは顔のアップ映像と本人の声が完全に入れ替わってしまっていて、大混乱。ただでさえ英語わからないのに。これは期待していた映画だけに残念でした。でも一番残念なのは監督さんと出演者よね。気を落としていないといいのですが。

もう一本、「LUCIANO」の問題は・・・英語がない(笑)!!・・・しゃべってるのも、キャプションも、たぶんどちらもスペイン語!!そりゃナイゼ、という感じです。だってここは英語の国、カナダじゃない!私の周りにはカナダ人が座っていたのですが、しーんという感じ。一方、後ろの方ではラテン系の皆さんが大笑い。うむ。言葉が理解できなくても面白い映画だったのですが、それでもこれはないんじゃないかなぁと思った次第です。(以前渋谷でロシアアニメを見たとき、一部翻訳が一切ない箇所があって混乱したことを思い出した。)

で、最後の「El Ano Mariano」はマトモでした(笑)。マリアーノという男の人が、車の事故(+その他もろもろの要因)をキッカケにカルト教団(?)の教祖になっていく話。舞台はスペインだったのですが、一体中南米のどこの国の映画だったのかはわかりませんでした。シリアスな部分もありましたが、これはコメディ映画でしょうな。最初から最後まで笑わせてもらいました。きちんと楽しませてもらったので映画を観た!という充実感がありました。


・・・主催者側としてはこれから毎年続けていきたいみたいです。これだけ中南米の人が多い街ですから、認知度が上がればどんどん盛り上がっていきそうな気がします。もちろん、私みたいに中南米に疎い人たちにその文化を紹介するよい機会でもあると思います。がんばれ〜!!





■修正・削除: 記事Noと投稿時に入力したパスワードを入力し
edit(修正)又はdelete(削除)を選びupdateボタンを押下

No. Pass
あっぷっぷ Ver0.56 Created by Tacky's Room