Digital Graphic Diary




『スタンレー・カップ(NHL/プレーオフ)』

 >>>   -- 03/05/14-14:00..No.[117]  
    引越しやら新しい学校の始まりやら、ホッケー観戦やらですっかり日記の更新が遅れてしまいました…。なんて、言い訳から始めてますます嫌な感じです(失笑)。

アイスホッケー。
結果から先に書いてしまうと、バンクーバー・カナックスはスタンレー・カップ第2戦でミネソタ・ワイルドに3−4で負けてしまいました。スタンレー・カップは先に4試合勝ったチームが次のラウンドに勝ち進むのですが、カナックスが途中まで3−1とリードしていたため、誰もが準決勝への進出を信じていました。それだけにその後一気に3試合連続で負けてしまったときは一体何がカナックスに起きたのかみんな信じられないような気持ちでした。(しかも大量得点を取られての負け…。)

で、今さらですが去る4月27日(日)、私もこの対ミネソタ戦の第2試合を観戦してまいりました!チケット代は税込み134ドルと安くはありませんが、手に入れるのが非常に困難なチケットですし、NHLのプレーオフだと思うとその値段だけの価値は十分にあったと思います。席は前から24列目のコーナー席だったのですが、ここもそう悪い席ではありません。特にゴールでの争いはよく見えて、エキサイトしました。

さて、試合当日のお話。
プレーオフでの応援は白いタオルをブンブン回します。試合当日、先着何名かに無料でタオルが配られることは聞いていたのですが、もしもらえなかったら嫌だったので念のため試合前にSEARS(デパート)にタオルを買いに行きました。レジのおばちゃんがカナックスTシャツを着ていたので「そのTシャツはどこで買えるの?」と聞いたところ、おばちゃんは突如背筋を伸ばし、「I'm very proud of you! GO! CANUCKS! GO!」と叫んだのでびっくりしてしまいました。フツーの銀行でも行員がカナックスTシャツ着て仕事してたりしますし(日本じゃ考えられないでしょ)、本当に街全体が盛り上がっているのがよくわかります。

スタジアム前はもっと大騒ぎです。ラジオ局主催と思われるライブが入り口近くの特設ステージで催される一方、スタジアム近くを通る車はクラクションを鳴らしたり大声を出したり、スタンレー・カップの模型を車で引き回したり(笑)…ほんと色々。むしろスタジアムの中の方がおとなしいような(笑)。

このGMプレイスは、できてからまだそう経っていないそうなのですが、素晴らしい施設です。悪い席は一つも無いと聞いていましたが、本当にその通りで、どの席からも試合が楽しめそうでした。この施設だけでもちょっと感動してしまったくらいです。

試合前、歌手がアメリカ国歌とカナダ国歌を歌います。カナダ国歌の時は途中からマイクが観客席に向けられ、観客全員が国歌を一緒に歌います。昔、歌っている途中マイクが壊れてしまったことがあり、そこを観客が自然に歌いつなげたことがあって以来、このスタイルをとっているそうです。テレビで見た時に鳥肌が立ちましたが、生で見たらもっと鳥肌でした。みんな誇りを持って国家を歌う姿にしびれた感じです。

試合は2ndまで1対1だったのですが、3rdに入ってからぱぱっと2点取られて1対3に。最後の数分にカナックスが1点取り返したものの、力及ばず2対3で負けてしまいました。しかし、その最後の数分の攻防は手に汗握る面白いゲームでした。

そんなわけで、私の観た試合は負けてしまい、その後の試合でもカナックスは負けを喫してスタンレー・カップ準決勝へは進めませんでした。しかし、「カナダでNHLのスタンレー・カップを観た!」という素晴らしい思い出ができました。スタンレー・カップに進出してくれた、カナックスの選手にも感謝です!来シーズンもがんばれ!


…そうえいば私が初めてホッケーを観たのは1998年の長野オリンピックでした。あれから5年ほど経ちましたが、まさかカナダでNHLを観るとは思わなかったなぁ〜。幸せです。


※写真はカナックスが得点したときの様子。みんなブンブンタオル振ってます。あ、ちなみにあんどうもこのプレーオフ・タオルはゲットしました。





■修正・削除: 記事Noと投稿時に入力したパスワードを入力し
edit(修正)又はdelete(削除)を選びupdateボタンを押下

No. Pass
あっぷっぷ Ver0.56 Created by Tacky's Room