Digital Graphic Diary




『映画「カーサ・エスペランサ」』

 >>>   -- 04/08/22-23:00..No.[187]  
    ・・・週末日記みたいになってますね。

土曜日、珍しく朝早く目が覚めて、しかも朝から元気だったので思い立ったように家を出て映画を観てきました。ずっと観たかった「カーサ・エスペランサ」。以下、ネタバレ含むのでこれから観たい方は要注意。

アメリカ人女性6人が養子を求め、南米のどこかの街に滞在するお話です。それぞれの事情で子供を持たず、養子を求めるアメリカ人女性たち。親に捨てられたストリート・チルドレン。自らの子供を養子に出したことのあるホテルのメイドの女性。妊娠が発覚した15歳の少女。アメリカでの生活を夢見る失業中の男。そして養子に出される赤ん坊たち・・・。誰が主人公ということはなく、それぞれの人のそれぞれの立場から物語が淡々と進みます。フィクションなんだろうけど、どこかドキュメンタリー的な映画でした。

中南米で、未成年の女性が性に対する知識が乏しいばかりに妊娠をしてしまい、若くして母になる、もしくは子供を施設に預ける・・・という話はよく聞きました。正確な情報ではありませんが、コロンビアに旅行する前、ネットで随分そんな話を見かけたのです。大抵は女性に子供ができたときに男性のほうが面倒になって逃げてしまい、女性が子供の責任を負うことになるとか。実際にシングル・マザーが多いそうです。

映画の中で、養子にもらわれることもなかったらしいストリート・チルドレンたちは、大道芸や窓拭きで得たお金や、小さな盗みを犯したりして、毎日を過ごします。眠りにつく家もなく、路地裏や浜辺で仲間と眠る日々。一方で、子供が欲しくても持てなかった女性が、自分と自分の子供との生活を想像し、涙するシーンにもまた強く心打たれました。それだけでもなんだか世の中って矛盾があるんだなぁ、と実感。

盛り上がるわけでもなく、すごく面白い映画でもありませんが、「こんな現実があるんだ」と知って興味を持つにはいい映画だと思います。


ところで、上映15分くらいでフィルムが切れて(?)、10分ほど上映が中止されただけでなく、巻き戻されてまた最初から上映されるというトラブルがありました。まぁ、事故ってのは起こることもあるだろうと思ったものの、巻き戻して最初から上映、というのには気分が萎えた。・・・さして面白くないオープニングの十数分を見直すというのはしんどいものです。

別の映画館ですが、「千と千尋の神隠し」を観たときにもフィルム・トラブルで上映が中止されたことがありました。あの時はお客に親子連れが多く、子供が泣き出したり、隣のカップルの女の子がガーガー文句言ったりと、会場全体がかなりざわついたのを覚えています。

それに比べると今回は静かだったなぁ。お客が少ない上に、20〜50代の女性ばかりだったから。となりの人はがっくりしてたけど、なんか、大人な雰囲気でした。映画館の対応もまぁまぁで、上映終了後に一年間有効の無料招待券をくれました。・・・これで話題の「誰も知らない」観に行きたいなぁ!



・・・話は全然違いますが、韓国ドラマ「冬のソナタ」がようやく終わりましたね。テレビドラマを全然見ない私が唯一ほぼ毎週みていた番組です。しかし、終盤の行ったり来たりの展開には「いい加減にせ〜」となってしまい、最終回はあまりピンときませんでした(半分寝てた)。NHKは引き続き他の人気番組を放送するようですが、うーん。私はもう韓国ドラマは見ないかも・・・。コロンビアでカロリーナと一緒に見たメキシコの昼メロが見たい(笑)。(冬ソナファンの皆さんゴメンナサイ。)


※写真はまたまたコロンビア。オレンジ売ってます。旅行記は進んでない〜!






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