GCU通いの一日とGCUについて(1)

   

ご無沙汰しました。
実はヨーちゃん、NICUからGCUに移り、そして無事退院しました!

超低出生体重児として生まれ、3か月を超す長期入院となりましたが、比較的元気な赤ちゃんとして退院することができました。

ヨーちゃん、退院しました!

ヨーちゃん、退院しました!

ただいま母子は(母の)実家でお世話になっています。育児のペースがつかめたら帰る予定です。生活はすでに赤子に振りまわされており、通院時代以上に睡眠不足ですが、病院に行かなくていいのは楽ですし、赤ちゃんがそばにいるという点で幸福感は全然違うと感じています。

さて、ヨーちゃんの入院はすでに過去のものとなりましたが、GCUがどんな場所だったかについて私的な感想含め記事にしたいと思います。

NICUについてはこちら
→「NICU通いの一日とNICUでのケア体験内容


GCUとは

恥ずかしながら私、新生児医療に関してNICUは聞いたことがありましたが、GCUについてはその名前すら知りませんでした。ニュースやドラマなどで出てくるのはNICUばかりで、GCUが取り上げられることはあまりないからではと思います。

GCUは「Growing Care Unit」の略です。
以下はWikipediaからの引用。

移行期(回復期)治療室 - GCU(Growing Care Unit)
急性期治療が終了、または集中治療を要さない新生児を収容する。上の新生児集中治療室の後方病床と位置づけられている。

私の理解も含めて簡単に書くと、NICUでの治療を終えた子や、そこまでの治療が要らない新生児たちが入る病床です。

ヨーちゃんは前者で、NICUで必要な治療をほぼ終えてGCUに移動しましたが、NICUを経由せず、最初からGCUに入院した赤ちゃんもいたようでした。満期で生まれたものの、体重が少なめだったり、黄疸が出てブルーライト治療だけを受けるために入った赤ちゃんがいたりしたようです。

また、「家に近い場所」であり、ケアの主体が看護師さんから親(母親)に変わります。治療が少なくなるので、授乳、おむつ替え、沐浴、そしてあやすなどのお世話をお母さんたちが練習し、そして赤ちゃんもそれに慣れていく場所でした。

さらに利用者視点で思うNICUとGCUの大きな違いは、雰囲気。

病院によって異なると思いますが、ヨーちゃんがいたNICUには窓はあるものの、常にスクリーンのようなものがかかっていて、外の光は入らないようになっていました。一方、GCUは日中カーテンを開けており、お天気のいい日は暖かい日差しが入るようになっていました。

また、NICUの赤ちゃんの大半は閉鎖型保育器に入っています。GCUにも、やむを得ず保育器のままの赤ちゃんがいましたが、大半はコットに入っていました。治療は受けているものの、産科病棟の新生児室の雰囲気に近いのではと思います。

GCUではコットに入った赤ちゃんが多いです

GCUではコットに入った赤ちゃんが多いです

そして、看護スタッフの配置も違います。NICUは3対1に対し、GCUは6対1。実際にこの人数でまわしているのかはわかりませんでしたが、NICUは一人一人の赤ちゃんに時間をかけた治療やケアをしている一方、GCUはナースの皆さんが右に左にと常に慌ただしくしている印象でした。医師の先生たちもNICUにいる時間が長いように見えましたが、NICUとGCUの患児の違いを考えれば、当然のことかと思います。

ちなみに、GCUの中はコットの場所移動が頻繁に行われていました。呼吸が完全に安定し、緊急の酸素が不要な赤ちゃんは酸素の機械がない場所に移動します。そしてそこが一番退院に近い場所でした。


ヨーちゃんがNICUからGCUに移るまで

NICU通いの一日とNICUでのケア体験内容」の記事に書いたように、NICUからGCUへの移動は押し出しによるものです。新しい入院があった際、元気な赤ちゃんからGCUに移動します。

入院が少ない時は、GCUにいてもおかしくないコットに入った赤ちゃんがNICUにいることもあるそうです。その場合、まれにGCUを経ずにNICUから元気に退院するケースもあるとのことでした。

一方、新しい入院が続くと、保育器ごとGCUに押し出される赤ちゃんもいました。保育器がズラリと並んだ時のGCUは、看護師さんがなかなか大変そうでした。

ただ、他にもNICUの入院期間には経営的な事情があることがあるらしく、重症度が高い(高かった)子どもは可能な限り長くNICUに留めておくようです。

超低出生体重児だったヨーちゃんもそれに該当し、随分長くNICUでのGCU移動可能性順位が低かったように感じました。(いつGCUに移動になるか気になっていたので、看護師さんに時々NICU内での順位をそれとなく聞いていました。たとえば、10人中9位くらいだった場合、8人移動するまで移動しないという理解でした。)

そんなわけで、ヨーちゃんは割と長くNICUにいたと思います。NICUに長居すると、GCUの6対1という看護体制に不安が芽生えてしまい、NICU時代終盤はできればGCUに移動せずに退院できればなぁなんてちょっと甘えた気持ちにもなっていました。

そうこうするうちにヨーちゃんは順調に成長し、カンガルーケアに続いて沐浴やボトル授乳も始まり、明らかにGCUに移ってもおかしくないくらいの状態になりました。

保育器も、閉鎖型から開放型になりました。密閉されていない保育器なので、呼吸や体温が安定した、比較的元気な赤ちゃんが使える保育器です。NICUでこの保育器を見たのはいつも1,2台あるかないかでした。

体温調節ができると保温なしで服を着るようになります

体温調節ができると保温なしで服を着るようになります

そして、移動の日はある日突然やってきました。入院が急なケースが多いので、赤ちゃんの移動も急に行われます。朝、いつも通りNICUに入ったところ、ヨーちゃんの姿はなく、振り向けば開放型保育器のままGCUに移動になっていました。

そろそろと思っていたタイミングだったので、あまり驚きはなかったです。とうとうこの日が来たか、という少し複雑な気持ちでした。

なお、ヨーちゃんは3か月ちょっとの入院生活で、NICUが2か月超、GCUが1か月弱となりました。

GCU通いの一日とGCUについて(2)」に続く。

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