切迫早産体験:私と娘の傷病名・症状・状態

   

切迫早産による手術・入院体験を綴ってきましたが、私の早産に至った傷病名、そして小さく生まれた娘・ヨーちゃんの症状・状態について書きたいと思います。

なお、私は一般人であり、医療関係者ではありません。理解している範囲で誤解のない表現に努めますが、医療情報についての内容の正確性は保証できない旨、あらかじめご承知ください。


私の傷病名~なぜ切迫早産に至ったか

手術・入院体験の記事では触れなかった、私がなぜ切迫早産に至ったかについて。

結論から言うと、原因は不明でした。

入院中に「子宮内感染」と聞いていましたが、産後一か月検診の際に聞いた病理検査の結果を聞いて、なんだかよくわからないままになりました。

手術までの経緯で書いたように、私は事態の急展開による頭の混乱と事前の勉強不足により、先生方のあらゆる説明が頭を素通りしていた可能性があります。

なので、切迫早産により赤ちゃんを取り出すという事態は理解したものの、しばらくはそれに至った原因の説明までは(あったのだと思いますが)頭に残っていませんでした。

そんな状況で初めて「子宮内感染」という言葉を受け止めたのは、術後の執刀医の先生による回診の際でした。

症状は、出血、発熱、血液の炎症反応の上昇、子宮収縮(張り)、そして母児ともに頻脈(心拍が上がってる状態)でしたが、これらから「子宮内感染」という診断を受けたという理解です。

「子宮内感染」は文字通り、子宮がなんらかのウイルス、細菌感染をした状態です。思い当たる節はありません。考えられる感染の原因をうかがったところ、原因不明のケースが多いとのことでした。(食べ物から感染することはないそうなので、下からなにかの感染をしたと考えられる。)

なお、後で最初の病院の診断書を確認したところ、やはり傷病名は「子宮内感染疑い」となっていました。

よってこの時点で、私の切迫早産は「原因不明の細菌感染を起こしたことによるもの」という理解になりました。

しかし、産後一か月検診で聞いた病理検査の結果はそのような内容ではなかったようです。

術後に胎盤および臍帯が病理検査に出されたそうです。(ちなみに、臓器が病理検査に出されていたことはこの時初めて知りました。)

その結果は、問題なし。つまり、臓器には切迫早産を起こすような問題はなかったとのことでした。

またもや私の理解があいまいなのですが、これはつまり「子宮内感染の原因が不明」なのではなく、そもそも「切迫早産の原因が不明」ということではないかと思います。

執刀医の先生と話しをする機会はもうないので、私の理解を確認する術はないのですが、冒頭に書いたように、今回の切迫早産の原因はまったく不明なのでした。

切迫早産の原因は不明だった

切迫早産の原因は不明だった

それも「そういうものだ」と言われれば受け入れるしかないのですが、その結果を聞いて私の気持ちは宙ぶらりんになりました。まだ「子宮内感染だった」と言われる方がスッキリします。

幸い、娘ヨーちゃんの経過がとても良いため、今は考えないようにしているのですが、時々どうしても気持ちがもやっとします。ヨーちゃんにさらに元気に育ってもらい、時間とともに忘れられたらと思っています。


小さく生まれたヨーちゃんの症状と状態

続いてはヨーちゃんについてです。一部意図的にあいまいに書いていますが、ご容赦ください。

生れてしばらくのヨーちゃん

生れてしばらくのヨーちゃん

ヨーちゃんには出生当日、まず以下のような診断がくだりました。

まず、早く、小さく生まれた、ということ。これは切迫早産で生まれたので、言わずもがなです。ただ、週数に比べても少し小さい赤ちゃんでした。

また、新生児仮死という診断がありましたが、在胎週数から普通のこととのことです。加えて、やはり未熟児のため、呼吸窮迫症候群(RDS)という診断もありました。

呼吸については呼吸器から始まったのですが、現在は鼻に酸素マスクをつけることで呼吸を応援してもらっており、そのマスクも卒業に向けて頑張っています。

最後に、細菌感染症の疑い。これは私が子宮内感染疑いだったことを受けての診断だと思います。こちらは後日早々に、感染はなかったとの結果をいただいています。(そもそも子宮内感染がなかったのなら納得の結果です。)

また、翌日に動脈管開存症のお話もありました。本来は生まれて2日以内くらいに閉じる血管が開いたままの状態で、これも小さく生まれた赤ちゃんの多くが発症する疾患だそうです。

有効なお薬があり、ヨーちゃんはそちらで無事閉じた模様です。(閉じなかった場合は手術が必要でした。)

さらに一週間後くらいに、未熟児特有の症状についてのお話がありました。未熟児貧血、未熟児網膜症、未熟児骨減少症の3つです。

貧血は造血機能が未熟なため起こり、骨減少症は十分な栄養が受けられないまま生まれたことにより骨の成長が妨げられる病気です。どちらもお薬で治療を進めていただいています。

未熟児網膜症は、目の網膜の血管が成長しきってない段階で生れたことにより起こる病気です。毎週眼底検査をしてもらい、もし血管がよくない成長の仕方を始めた場合はレーザーの治療が必要になるそうです。こちらは現在、検査で進行を見守っていただいています。

上記に加えてあと一つ、懸念事項があるのですが、そちらはまだあいまいなので割愛。

これまでヨーちゃんの症状についてうかがった話は以上です。

幸い、と言っていいと思うのですが、未熟児特有の疾患はあるものの、今のところ深刻な症状や大きな手術の必要性はないという認識です。

保育器の外に出るため、小さい赤ちゃんに課題となるのは呼吸、体温調整、消化だそうです。ヨーちゃんは消化が得意らしく、そのおかげで順調に体重を増やし、体力をつけているため、いろいろな治療に対して対応ができているようです。

退院後も、発達のことなどまだ分からないことはありますが、現時点で分からないことは書けません。病院のフォローを受けながら随時考えていきたいと思っています。


私のメンタル面~小さな赤ちゃんの母親の気持ち

最後に、私のメンタル面について書いておきたいと思います。

通常のお産ではなく、かつ赤ちゃんがNICUで長期入院するという状況におかれて、精神的に無傷というのは難しいと思います。私も何度もヨーちゃんに対し申し訳ないという気持ちになったし、落ち込むこともありました。

私の場合、一番ショックだったのは急遽赤ちゃんを取り出すことが告げられた時でした。

それまで、高血圧、合併症、子宮の問題など、切迫早産の要因になるような症状はまったくなく、妊婦検診も1週間前に受けたばかりでした。

もともと懸念されていたなら覚悟もできていたかもしれませんが、あまりに急だったので、頭で考えるより先に涙が出てきたし、精神的にも突然落とされたような状態になったのです。

また、周囲の心配というのも意外と堪えるものです。例えば、「赤ちゃんがかわいそう」と言われるのは、責められているみたいで辛かったです。第三者に言われたときは、悲しみを通り越してカチンとくるくらいでした。

しかし、今は泣くことはないし、クヨクヨもしていません。私が回復に至ったのは、主に以下のような背景があります。

  • ヨーちゃんが大きな懸念なく順調に育っている
  • 考えても(悩んでも)仕方ないと思った
  • 原因が不明だった

一番大きな理由は、ヨーちゃんが元気であるということです。前述のように、今、先が見えないような症状や治療はありません。体重増加も順調で、少しずつ退院のイメージもわいてきています。

小さく生んでしまったけれど、ヨーちゃんはその困難に立ち向かい、そして次々と課題をクリアしてくれています。その前に進む姿を見て、私も前を向いて毎日を送ることができています。

また、手術後は、いろいろ考えたり悩んだりしても仕方ないという風に考え方を変えました。ごめんね、と謝ったり悲しくなったりしたところで、起きたことは元に戻せません。悲しんで落ち込んでいる時間があったら、面会に行ってヨーちゃんを撫でまわす方が有益だと思いました。

そして、切迫早産の原因が不明だったことも、一つの要因です。高血圧だったとか、無理をしたとか、自身の妊婦生活に問題があったのであれば、もう少し自責の念にかられていたと思うのですが、思い当たる節がないため、本当にどうすればこの事態が避けられたのかわかりませんでした。

これはもやもやが残った要因でもあるのですが、一方で自分を責め続けない理由の一つにもなっています。

なお、入院したばかりの頃にもらったある看護師さんのアドバイスがとても私には有効でした。

最近のお母さんはこういった状況に置かれると、ネットであれこれ調べたりしがちです。しかし、ネットには(事実であっても)不必要なネガティブな情報も多いのです。

こういった情報にいたずらに触れるのではなく、悩んだり、辛くなったり、わからないことがあったらNICUに来てスタッフと話してください、とのことでした。

ネットで検索。私はやってしまいがちでした。このアドバイスを受けて、しばらく未熟児の赤ちゃんの情報をネットで検索することはしませんでした。ほかの子に起こることが、必ずヨーちゃんに起こるわけではないのです。また、90%の確率で起こることは、10%の確率で起きないのです。

ネットの情報が無意味とは思わないし、今は振り回されない程度に私が落ち着いているので、積極的にネットで情報収集することもあります。

小さな自分の子どもが辛い治療を受ける姿を見ていて、辛い気持ちにならない親はいないでしょう。

しかし、不安に感じることがあったら、先生や看護師さんに確認・質問するようにしています。不安な気持ちに本当に有効なのは、その当人にとって適切で正しい情報だからです。


まとめ

私の切迫早産の原因は不明でした。そして、ヨーちゃんは小さく生まれたがゆえに抱えるいくつかの症状があります。

私の気持ちは、辛い時期もありましたが、頑張るヨーちゃんの姿や、周囲の支えがあって今は前に向いています。

ヨーちゃんへの感謝

ヨーちゃんへの感謝

退院までまだあともう少しかかりそうです。でも、退院というゴールまでの道筋は見えてきたし、日々大きな成長を見せてくれるヨーちゃんの姿に力を分けてもらいながら、私も一緒に頑張っています。

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