シンガポールから本帰国:自力で安く済ませようとしたコンドのプチ修繕とカーテンクリーニング

   

シンガポールの不動産の賃貸契約は、退去時の原状回復とカーテンクリーニングが定められていることが多いです。わが家の賃貸契約もごく一般的な内容でして、150ドル以下の修繕(マイナーリペア)は賃借人の負担、賃借人の管理不足によるその他の破損は場合によって賃借人全額負担、カーテンはクリーニングをする、といった内容でした。

契約だし、借り物なので対応するのはやむを得ないのですが、費用は可能な限り抑えたいというのが人情。実際、修繕に関しては退去時に可能な限り自力で試みているご家庭は多いのではないでしょうか。

大したことはやってないのですが、わが家のケースを書いてみたいと思います。


コンドミニアム(部屋)の自力プチ修繕

まず、修繕が必要と思われる個所をリスト化しました。例えばこんなものがありました。

  • 床材の浮き
  • 水道の蛇口の根元のゆるみ
  • エアコンのリモコンが動かない
  • インターフォンの電池切れ
  • ドアストッパーが取れてる
  • クローゼットやシンク下棚のパッキン部分のはがれ
  • 壁の汚れ

わが家は夫も私もDIYとかまったく不得意でして、修繕なんて最低限のことしかできません。なのでできること、できないことの判断はわりと容易でした。

上記の場合、床材の浮き(フローリングの板が湿気で浮いた)の修復は絶対無理なので、これは引き渡し時に大家さんに報告し、負担するものは負担するしかないと諦めました。経年劣化(自然損耗、wear and tear)じゃないかという判断もありますが、それについてはまた別途記事にしたいと思います。

また、水道の蛇口の根元のゆるみも、当初パテかなにかで埋められないかと思いましたが、どうも構造的にそういう問題じゃないと思い、水道屋さんに直してもらいました。専用のレンチで回してしめてたので、やはりお手上げ案件でした。

一方、これは自分たちでどうにかなるだろう、と思ったのが、エアコンのリモコンの不具合とインターフォンの電池切れ。エアコンのリモコンはもともと10ドルもしないような安いものだったので、とっととHDBの雑貨屋で新しいものを買いました。入居時にあったものも残しておいたら、買い替えたことをむしろ喜んでもらえました。インターフォンの電池切れは、天井近くに設置された機械のケースが開けられず、ギリギリまで困ってました。それがある日突然うまいこと開いて無事交換ができました。

こういうつまらない不具合も、引き渡し時にそのままにしておくと、場合によっては(大家さんによっては)後から不明瞭な請求(デポジットから差し引き)の可能性があるので要注意です。私たちは入居時に水道関連の不具合があって、大家さんの手配と負担で修繕をしたのですが、その業者がえらいぼったくり価格だったので大家さん手配の業者に不信感があったのです。

その他、入居早々にぽろりと取れた磁石式のドアストッパーや、棚類のパッキンが取れかかっていたのは、接着剤などを使って自分で直せました。また、壁はコンクリートに白いペンキを塗っただけの壁だったので、拭いて取れない汚れは消しゴムでこすったらきれいになりました(これは修繕じゃなくて掃除か?)。

ちなみに、修繕中にSugruという面白い接着剤に出会いました。日本でも売っているのでご存知の方もいるかもしれませんが、粘土のように自由に成型できて、固まるとシリコンゴムになるものです。DIYショップのHome-Fixで購入しました。

粘土シリコン接着剤Sugru

粘土シリコン接着剤Sugru

接着面積が小さいとくっつかないので、隙間を埋めて固めるような修繕に向いてます。シリコンなので防水性・耐熱性もあるようです。部屋の修繕ではありませんが、ケーブルの修復にも使えました。

SugruでちぎれそうだったUSBケーブルを修復

SugruでちぎれそうだったUSBケーブルを修復




クリーニング屋にカーテンを持ち込んだカーテンクリーニング

続いて、カーテンクリーニングについて。

冒頭に書いたように、わが家の賃貸契約では退去時にカーテンのクリーニングが義務付けられていました。ただ、うちの場合は「machine wash」という書き方になっており、入居時に大家さんに直接確認したところ、洗濯機で洗ってくれればOKということでした。

そんなわけで、わりと気楽に構えてたのですが、いざ退去が決まって洗濯機にかけようかと思ったところ、どうにも水洗いしたら縮みそうな素材に見えてきました……。カーテンが破損したら咎められそうだと思い、結局ドライクリーニングしておくことにしました。

カーテンクリーニングを外注するのはシンガポールではごく一般的で、検索すれば業者はわんさかみつかります。サービス内容はだいたい同じで、カーテンの取り外しと回収→クリーニング→カーテンの設置を、部屋まで来てやってくれるようです。カーテンが無い間にカーテンを貸してくれる業者もあるようです。

契約なので致し方ない出費です。しかしそれでも少しでも安くすませられないか考えました。

そして出した結論が、自分で外してクリーニング屋に持ち込もうということ。幸い近所にクリーニング屋さんがあったので、自分で持って行くことは可能と判断しました。

前述の回収から設置までしてくれる業者も、クリーニング屋に持ち込む場合も、値段は1kgあたりいくら、といった設定が多いです。さらに、回収してくれる業者は最低利用価格が設定されていることがあります。ざっくりとした比較でしたが、やはりクリーニング屋さんに持ち込む方が安価でした。

自分ではずしてクリーニング屋さんに持ち込んだカーテン

自分ではずしてクリーニング屋さんに持ち込んだカーテン

わが家が利用したクリーニング屋さんの場合、カーテンのドライクリーニングは1kg7ドル。マスタールーム、コモンルーム、リビングの3セットで、合計90.5ドルでカーテンクリーニングを済ませることができました。

と、ここまで書くと自力カーテンクリーニングが良かったみたいな印象を残しますが、正直なところ完全外注してもよかったと思うくらい面倒くさかったです。。

まず、取り外しが大変です。シンガポールの部屋は天井が日本より高いので、カーテンの取り外しには脚立が必須。しかも床が石なので、足を踏み外さないようひやひやしながら取りはずしました。

また、やはりカーテンがない期間が辛かったです。仮カーテンを貸してくれるサービスがあるならとても便利かと思います。部屋の中、丸見えだしまぶしい。。ちなみにわが家は45リットルゴミ袋を切り開いて窓に貼ってしのぎました。すりガラスみたいになってプライバシーは守られたかと思います。

ゴミ袋を貼り付けた窓(笑)

ゴミ袋を貼り付けた窓(笑)

そして戻ってきたカーテンの設置は、フック一つ一つにかけていく必要があるわけで、取り外し以上に手間でした。

さらに、一度にすべてのカーテンを出して運ぶのは困難だったので、2回に分けて行ったのも面倒だったです。

そんなこんなで終わったカーテンクリーニングでしたが、クリーニングの仕上がりは今一つ。もともと古くて端もほつれており、ペンキなどが付いた薄汚れたカーテンではありましたが、ドライクリーニングでキレイになって戻ってきたという感じはありませんでした。

白いレースカーテンは黒ずんだままだし、ペンキや汚れは取れてません。参ったのは洗剤のキツイ匂いが残っていたこと。広げてかけなおすとき、半ば匂いにむせながらの作業になりました。

クリーニングから戻ってきたカーテン

クリーニングから戻ってきたカーテン

日本だったら不満たらたらになりそうな結果でしたが、約束は果たしたしもう退去する身なので、安く済んだことに満足するだけです。大家さんには退去時、クリーニング屋の領収書を渡して証明としました。(ちなみにドライクリーニングに出したことについて特に感謝されたわけではなかったです。)


退去にあたりシンガポールの賃貸生活について思ったこと

コンドの修繕って、部屋の状態と大家さんの当たり外れがあるなぁと改めて思いました。

動物を飼っているとか、やんちゃな子どもがいるとか、乱雑・不潔な生活をするとか、テナント側が問題を起こすケースはもちろんあると思います。しかしシンガポールの場合、やはり部屋の品質自体と、権利が強い大家さんの考え方がガチャ状態(笑)で、ハズレをひくと借り手の経済的・精神的負担が理不尽に大きいような気がいたします。

わが家のケースでは、もともと古いのにあまり手を入れてない部屋だった=もともと状態が悪かったということと、大家さんが常識的な人だったので、結果的には大きなもめ事とか、こちらが嫌な思いをすることはありませんでした。

部屋の状態や大家さんのランク付けやレビューがあるわけじゃないので、気を付けようもなく、運としか言いようがないことではありますが、やはり「借り物である」という意識を持って丁寧に住むことと、テナント側の権利を守るものでもある契約(TA)をしっかり理解し、それを盾にして大家さんと対峙することが大事だと思います。(それが間に入る不動産エージェントの役目でもありますが、これもまたガチャですよね(笑)。)

修繕とカーテンクリーニングについての記事でしたが、不動産の引き渡しについては別途記事にできたらと思っています。

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