シンガポールから本帰国:海外引越の肝は「不用品処分」。あげる、売る、寄付する、そして捨てる。

シンガポールから本帰国:海外引越の肝は「不用品処分」。あげる、売る、寄付する、そして捨てる。

いずれ本帰国することを念頭に、シンガポール生活では常に物は増やさないように心がけていました。それでも気付けば、ヘドロのように、少しずつ堆積していく謎の不用品たち……。

使いかけの食品を泣く泣く処分
使いかけの食品を泣く泣く処分

本帰国のタイミングが決まった出国約一か月前、必要な事務手続きと同時に開始したのが不用品の処分です。くどいようですが、わが家は現地採用家庭で、引っ越し費用は全額自腹。荷物は可能な限り減らすに限ります。そうじゃなくとも引っ越しの機会に物を減らさないと、不用品堆積問題を単に日本に転送するだけ(笑)なのがわかっていたので、私なりに最大限の断捨離を行いました。

大物の仕分けとその他の処分

家具・家電の処分は処分方法を決める必要があったので、早々に一度リスト化して夫婦で話し合いました。基本、家具・家電は一切持ち帰らない方針だったためです。

家具・家電の処分リスト
家具・家電の処分リスト

私たちが借りた部屋は家具・家電があまりない状態だったので、自分たちで買った物がそこそこありました。売れないだろう物は大家さんにもらってもらう(=部屋に置いていく)のがお互いメリットがあると思い、英語で写真付きの資料を作って不動産エージェント経由で大家さんに早めに了承をもらっておきました。

そして、ここから実際に不用品を処分していきます。

物の処分方法はざっくり以下の3つ。

  1. 人にあげる・売る
  2. 寄付する
  3. 捨てる

1,2はまだ使える物、人にあげても失礼じゃない物に限られるので、割と判断は容易かと思います。それらに該当しなかったものを捨てられるかどうか、というのが、まぁ、精神的に疲れる作業ではありました。


1. 人にあげる・売る

日本の本、食品、日用品はもらってもらい、家電の一部は売却しました。

まず、本(主に小説など)はまとめて本好きの知人にもらってもらいました。シンガポール引っ越し時や、一時帰国の際に持ち帰った本たちですが、もともと中古本ばかりで高いものはありませんでした。しかしシンガポールで日本語書籍は、中古といえどそこそこ貴重品。捨てるには忍びなかったので、読書好きの人にもらってもらえて嬉しかったです。

食品も、知人にもらってもらいました。もちろん未開封、賞味期限内のもので、自分がもらっても不快じゃないものを選別しました。以前、知り合いが、本帰国する人から食べかけの煎餅を渡されたと怒ってましたが、それはよほど仲が良くなければ非常識すぎる(笑)。

日用品は地元の知人にもらってもらいました。ゴキブリホイホイとか、「日本製はいいよね!」って喜んでもらえました。

売却したのはTVと変圧器です。どちらも使用期間2年ほどで、状態もよく、お互い納得の取引ができたかと思います。売買は気を遣うし手間もかかるので、この2品で終了。

また、下記の家具・家電は、部屋に置いていくことで大家さんにあげることになりました。(前述の通り、事前に交渉済み。)

  • 家具(ベッド、ソファ、机、ラック類)
  • 家電(電子レンジ、掃除機、扇風機、アイロン、延長コード)
  • その他(洗濯物干し、椅子、ゴミ箱など)

※冷蔵庫と洗濯機も私たちが購入しましたが、それは置いていくことで家賃を割り引いてもらう契約になっていました。

なお、食品や日用品、薬などを日本に持ち帰るという方も多いと思いますが、日本へ持ち帰れないものや制限があるものがあります。それらは、日系の引っ越し屋さんなどは丁寧でわかりやすい資料をくれるので、それにのっとった選別をすれば大丈夫です。

2. 寄付する

古着など、もらってもらう宛がないけれど捨てるには惜しいものは寄付をしました。シンガポールにはそういう寄付品を受け付ける団体がいくつかあるようですが、私は有名で手っ取り早そうなサルベーション・アーミー(The Salvation Army, Singapore)に寄付をしました。寄付方法がとにかく手軽だったのが理由で、特にこの団体のポリシーに賛同した、などではないことは予めご了承ください。

聞いたことがある人も多いと思いますが、このサルベーション・アーミーはスリフトショップ(Thrift Store)という寄付品を販売するお店を運営しており、寄付品がそのまま商品になります。

最初、寄付できるのは古着だけだと思ってせっせと服だけ持ち込んでいたのですが、売れるものなら他の物の寄付もできると耳にしました。しかし、その「他の物」がどんな物なのかわからなかったので、実際にスリフトショップに足を運んでみました。

ブキティマの店舗(Praisehaven Mega Family Thrift Store)が、ダウンタウン線ヒルビュー駅の目の前でアクセスが良かったので、そちらに行きました。店内は撮影禁止なので、写真は外観のみです。入口はこじんまりしていましたが、中はかなり広い。

ブキティマのサルベーション・アーミー
ブキティマのサルベーション・アーミー

売っているものはやはり洋服が多く、店内の中心部にはラックにかかった古着がずらーーーっと並んでいます。しかし、歩き回ると随分いろんな物が売っていました。家具、家電、オーディオ機器、プリンタ、楽器、子供のおもちゃ、書籍、文房具、カバン、スーツケース、なぞの置物などなど……。帰国する身の私たちに欲しいものはありませんでしたが、シンガポールで生活用品を探している人たちには一見の価値ありです。

……なにはともあれ、結構なんでも売ってることがわかり、わが家からの寄付品も、「売れるもの」という視点であれこれ寄付させていただきました。

寄付方法は簡単で、所定の場所(無人)に梱包して置いていくだけです。

サルベーション・アーミーへの寄付品を入れる小屋
サルベーション・アーミーへの寄付品を入れる小屋

正直、この小屋のような建物は中が汚いし、回収が追いつかず物があふれると雨ざらしになったりしています。加えて上からボンボン物が積まれるので、割れ物は丁寧な梱包を心がけました。

どんな状態のものを寄付するか、どのように梱包するかは個人の考え方次第ですが、ご興味のあるかたはぜひ「売り物」視点で寄付されてはと思います。不用品とはいえまだ使えるものを捨てずに済むことに感謝しつつ……。

サルベーション・アーミーの寄付品置き場とスリフトショップのリストはこちら

3. 捨てる

人にあげられないような不用品は、どういうものであれ捨てるしかありません。

在住者の皆さんよくご存知と思いますが、シンガポールはとにかく物が捨てやすい。分別があまいだけでなく、日本と違って日常的な小さなゴミ出しは24時間365日可能なので、要らないものは随時捨てました。

ただ、金属、電子デバイス、寄付できない古着に関しては、近所のコミュニティーセンターのリサイクルBOXまで持参しました。住んでいたコンド内で回収しているリサイクル品はガラス、プラスチック、缶、紙だけだったので。

コミュニティセンターのリサイクルBOX
コミュニティセンターのリサイクルBOX
コミュニティセンターのリサイクルBOX
コミュニティセンターのリサイクルBOX

また、ダストシュートに入らないような大きなゴミは、コンド指定のゴミ収集所へ持参。わが家の場合、人力で運べないような大型の家具・家電を処分することはなかったので、物を捨てるのに大きな手間がかかることはなかったです。

ちなみに捨てに行くのに一番重かったのはリサが会社からもらったでっかいブロンズ像……。成績優秀で会社で表彰されたトロフィーのような物で、大変名誉なことだったのですが、どう考えても邪魔で、リサはとっとと自分の名前が刻まれたプレートをドライバーでひっぺがしてました。それをいつまでも玄関に放置してたので自分でコンドの指定場所に捨ててきてもらいました……。


そうはいっても苦労した

ここまで「軽快に断捨離してきた」みたいな書き方をしましたが、実際はすごく苦労しています。辛かったのは、引っ越し準備最後の方でまだ食べられるものを処分したり、まだ使えるものを捨てたこと。

私は料理が下手で、ついでに食料品のストック管理も下手で、なんとなく溜めてしまう人です。帰国が決まってからの約一か月、本当に日々、食料品を使い切ろうと苦心しましたが、やはり捨てざるを得ないものが出てきてしまいました。酒、醤油、みりんのような大事に使ってきた和食の調味料など、最後泣く泣く廃棄するときの切なさと言ったら……。日本国内の引っ越しだったら持って行けるのに、って考えても仕方ないことで悲しくなりました。

使いかけのオリーブオイルを処分……
使いかけのオリーブオイルを処分……

日用品は日用品で、どうしても使いかけの洗剤類や掃除道具は最後は処分することに。部屋の引渡し前の徹底掃除で使いまくってみたものの、全部きれいに使い切るのは無理でした。かといって持って帰るのはコスト高でありえない選択肢です。

このあたりで変に苦しくならない割り切りをする、覚悟を決めることが、もしかすると不用品処分で一番困難なのかもしれませんね。私は約一か月間、ちまちまちまちま物を捨てていました。断捨離レベルの低い私にとって、たぶん、大きな傷を負わない自己防衛手段だったのかな……なんて思っています。数日で大量の物を捨ててしまう人たちのマインドがうらやましいです。

そして、わが家の最終的な荷物量(船便+手荷物)

そして、わが家の最終的な荷物の量はこんな風になりました。

  • 船便:19箱(引っ越し費用:2,170ドル)
  • 手荷物:スーツケース大×1、スーツケース中×2、ビニール袋×1、機内持ち込み用バッグ×2

多いか少ないか、と聞かれれば、家族構成や帰国直後の生活によって変わるので何とも言えません。単身の人だとスーツケース一つで帰ってくるような人もいるでしょうし。ただ、船便の梱包・搬出が1時間半ほどで終わったので、少ないほうではとは思っています。

引っ越し費用節約のため、航空便を無しにしたわけですが、結果、ある程度の物は自力で持って帰ることになりました。しかし、荷物の4分の1は帰国後すぐに渡したいお土産類だったりします。東京の実家で居候させてもらったおかげで当面の生活用品が要らなくて済んだのは大きかったと思います。(改めて感謝……。)

そして5週間後に船便が新居に届き、荷解きと整理をしていて沸いたのは、まだまだ捨てられたかも……という思い。海外引越は断捨離のいい機会になりましたが、まだまだダイエットの余地はありそうです。

シンガポールから本帰国:わが家の本帰国&帰国後ToDoリスト

シンガポールから本帰国:わが家の本帰国&帰国後ToDoリスト

シンガポールから日本に本帰国するにあたり、実際にやったことをまとめました。

本帰国が決まった時点でやるべきことをざっとリスト化し、適切と思われる順番に並べた後、Googleのスプレッドシートにまとめて夫リサと共有しました。やるべきこと、やったことを随時アップデートしつつ、確認しながら進めました。

細かいことでは慌ただしいこともありましたが、概ねスケジュール通りに進み、手続き上でぎりぎりになって何か困ったようなことはなかったと思います。

ご家庭によっては会社が手配してくれることもあるでしょうし、お子様がいると準備の内容もだいぶ違うと思いますが、わが家の一ケースがこれから本帰国されるご家庭の参考になれば嬉しいです。

個別に詳細な記事にしたいものは追って書いていければと思います。


▼一か月と1週間前

  • コンド引き渡し手続き
  • 引っ越し見積もり依頼(3社)
  • 食料品や不用品の整理開始
  • コンドの修繕開始

出国の約1か月と1週間前に本帰国を決定しました。部屋(コンドミニアム)の引き渡し日が決まらないと飛行機の予約もできないと思い、まずは不動産エージェントへの連絡から準備が始まりました。

細かいことでは食料品や不用品の整理、コンドの修繕を帰国までの一か月間にちょこちょこやっていきました。コンドの修繕に関しては一度リスト化し、自分でできるか、自分でやる場合は何が必要か、業者に依頼するかなどを整理しました。

関連記事:
→「シンガポールから本帰国:海外引越の肝は「不用品処分」。あげる、売る、寄付する、そして捨てる。

▼一か月前

  • コンド引き渡し日調整
  • 引っ越し見積もり(2社来社、1社Excel送付のみ)
  • エアコンクリーニング(最終)
  • 生命保険の追加申し込み問い合わせ
  • 引っ越し会社決定(値段で決定)

不動産エージェントを通して、家主(オーナー)へのコンド引き渡し日調整をしました。シンガポールで無駄な宿泊をしなくて済むように、コンド引き渡し日当日に出国を希望した結果、引渡し前に一度事前チェックをすれば問題ないと話がまとまりました。

引っ越し業者は3社で相見積もりを取り、一番安かった業者に決定。引っ越しシーズンでもなく、年末にもかからない時期だったため、搬出日の調整もスムーズでした。(逆に繁忙期に利用される方は早めの予約が必要かもしれません。)

ちなみに、家具・家電は一切持ち帰らないことにしました。なので大型の荷物は自転車のみ。後は衣類、調理器具、一部食料品や日用品などです。

また、3か月毎に行っていたエアコンクリーニングがこのタイミングになったため、契約通りにクリーニングを依頼しました。

さらに、シンガポールでの貯金は日本に持ち帰らず生命保険に預けたかったので、以前利用した保険会社に連絡を取りました。

▼3週間前

  • 帰国便の予約(SIN→KUL:S$180)(KUL→NRT:S$1,015)
  • ホテルの予約(KL空港サマサマホテル:S$170.09)
  • 引っ越し正式申し込み→段ボール到着
  • PUBの停止(ネットから申し込み)
  • スターハブ(ネット)解約連絡(後日、機器の返却必要)
  • カーテンクリーニング(コモンルーム(S$24.50))←1kgあたり7ドル
  • 生命保険申し込み

コンドの引き渡し日(=帰国日)が決まったので、飛行機を予約しました。片道の航空券は高いので、あれこれ値段と内容を比較検討した結果、クアラルンプール(KL)経由で帰国することに。KL宿泊が必要になったので、KL空港のホテルも予約しました。

引っ越し業者は正式に申し込みをし、段ボールも届きました。

その他、PUB(電気・ガス・水道)、スターハブ(インターネット)の停止を申し込み。カーテンは契約通りにクリーニングに出しました。

先週問い合わせした生命保険はこの週に無事申し込み。タイミング的にギリギリだったのですが、以前同じ会社の類似の保険に申し込んでいたおかげで手続きがスムーズだったように思います。

関連記事:
→「シンガポールから本帰国:自力で安く済ませようとしたコンドのプチ修繕とカーテンクリーニング
→「シンガポールから本帰国:本帰国に際してのお金にまつわる手続き

▼2週間前

  • コンド内見あり
  • カーテンクリーニング(リビング、マスタールーム(S$66.00))
  • プーケット旅行

この週はもともと予定していたプーケット旅行に行きました。翌週少しバタつきましたが、この旅行のために特別慌てることがなかったのは良かったです。

▼1週間前

  • コンドの修繕
  • キッチンの水栓の修繕(S$100.00)
  • キッチンカウンターのヒビ、ドアの蝶番ゆるみ修繕
  • 石鹸受けの修繕
  • シンク下のカビ取り
  • インターホンの電池交換
  • 変圧器売却
  • 調理中止&キッチン掃除
  • オーナー確認(引き渡し前チェック)

コンドの修繕は、気付いたところをちょこちょこきれいにしたり直したりしていましたが、この週に目立った問題点を一気に対応しました。キッチンの水栓のゆるみだけは直せなかったので、業者に依頼。100ドルは痛い出費でしたが、しっかり直してくれました。

また、オーナーの引渡し前の事前チェックが入るため、このタイミングで調理は中止。キッチンも含め特に水回りはきれいにしておきました。


▼最終週

  • 梱包開始(日用品、食料品、薬、本や書類)食料品のリスト作成
  • TV売却、モップ引き取り
  • SingPostの転送サービス(S$48.50)
  • 住所と電話変更(OCBC)
  • 冷蔵庫の整理
  • 不用品の処分(夫分)開始
  • 日本のポケットWifi申し込み(2台、2,018円)
  • 日本大使館へ帰国届を提出
  • 荷物の仕分け(手荷物、船便、処分するもの、掃除用具はよける)
  • 生命保険手続き完了
  • 船便荷物搬出(1時間半で梱包、搬出終了)
  • スターハブ(TV BOX+ネット)機器返却と解約手続き(契約期間終了前の違約金17ドル、解約手数料30ドル)
  • 掃除
    • 電子レンジ、冷蔵庫の掃除と消毒
    • 夜に洗濯機の掃除と漂白
    • キッチンの磨き上げ
    • バスルームの掃除
  • 不用品の最終処分(食料品、日用品、やかんや雪平鍋など)
  • コンド引き渡し後、同日出発(帰国)

最終週です。ここまで徐々に整理・修繕・掃除・事務手続きなどを進めてきましたが、ラストスパートです。細かいことまで書き出したのでものすごい予定が詰まったように見えますが、出国数日前から夫が有休に入ったため、この週はかなり夫婦で作業を分担しています。(主に事務手続き系は夫にやってもらいました。)

振り返れば特に慌てたこともなく、最終週も遊びに行ったり、出国前日も夫婦で友人と食事に行ったりと、なんだかんだ余裕がある出国になりました。

関連記事:
→「シンガポールから本帰国:船便の搬出から搬入&国内引っ越し
→「シンガポールから本帰国:いよいよ退去。わが家の不動産引き渡し(ハンドオーバー)
→「シンガポールから本帰国:帰国便はKL経由、LCC+ANAビジネスクラスで

▼帰国後:第1週

  • ポケットWifi(到着空港で受け取り)
  • 仮住まいの都内実家住所で転入届(本籍地への転入のためパスポートのみでOK、マイナンバーは数週間後)
  • 国民健康保険手続き(転入届と同時に手続完了)
  • 国民年金手続き(任意加入から1号への転換)
  • EPおよびDP返却(ヤマトでシンガポールに発送)
  • ひたすら不動産探し
  • 不要な日本のクレジットカード解約
  • 夫、健康診断

日本帰国後です。日本での住まいを決めずに帰国したので、半月ほど私の東京の実家に居候させてもらいました。ウィークリーマンションなども調べてはいたのですが、自腹ではとても出せないです。大変ありがたいことです。(ちなみに実家にはお礼に洗濯機をプレゼントしました。)

帰国直後は転入届および社会保険の手続きが最優先でした。その後はひたすら部屋探しの日々でした。なお、実家にネットがない&日本の携帯の契約がない状態だったので、シンガポール出国前に日本のポケットWifiレンタルを申し込み、1か月ほどネットと電話(IP電話を利用)はこれに頼ってました。

▼帰国後:第2週

  • ひたすら不動産探し→決定→申し込み
  • 歯医者
  • 就職活動
  • 美容院
  • 家電探し
  • 引っ越し見積もり(レントラ便に決定)

2週目もひたすら部屋探し。希望の物件になかなか出会えず、本当に苦労しました。しかし無事に決まったので、その後は怒涛の新居準備に突入します。

合間には歯医者や美容院に行ったり、私は就職活動も始めました。


▼帰国後:第3週

  • 家電購入(冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、TV、掃除機)
  • 家具購入
  • 住所変更(区役所(健康保険証交換)、警察(免許証))
  • 携帯電話契約
  • 電気・ガス・水道、携帯、インターネット契約)
  • OCBC(税金支払いについての書類がきたので署名して返送)
  • シンガポール→日本の引越し代金支払い(S$2,170)
  • 表札発注
  • 転居はがき発注
  • 新居バルサン
  • 自転車購入
  • 引っ越し
  • リサ家来京

第3週は引っ越し&新居準備ウィークでした。この週は実家から新居に荷物を運び、かつ必要な家具・家電を購入&設置していきました。

わが家は駐在ではなく現地採用家庭だったため、とにかくあらゆる面で費用は自腹になります。なので日本からの出国、シンガポールからの帰国はひたすら身軽になる必要がありました。結果、日本に帰ってきても家具・家電がほとんどない状態でして、多くの物を今回のタイミングで買いそろえることになったのです。

楽しい面もありますが、やはり疲れました……。何度家電量販店を往復したことやら……。

▼帰国後:以降

  • 新居のこまごました買い物や設置
  • シンガポールからの船便到着→片付け

以降は新生活に徐々に慣れていく段階でした。シンガポールからの船便が、5週間くらいかかったものの無事届き、その荷解きと整理に追われたのが最後の仕上げでした。船便に大型の家具類はなかったので、それも数日で大体片付きました。

感想

喉元過ぎて熱さを忘れましたが、こうやって書き出してみるとやはり海外引越って大変だなと思います。お子さんがいて、ご家族が多ければなおのことでしょう。夫婦二人だけなんて全然身軽だったと思います。シンガポール生活はいい思い出ですが、海外引っ越しはできればもう経験したくないかな(笑)。

4月に向けて、日系企業は海外赴任&帰国の時期を迎えるのではと思います。本帰国やスライドになる皆さまは、どうぞ残りのシンガポール生活を楽しみつつ、引っ越し準備を頑張ってください。

(まとめ)シンガポールのお勧めおでかけスポット&食事

(まとめ)シンガポールのお勧めおでかけスポット&食事

シンガポール在住中に行っておいてよかったと思ったり、本帰国前に駆け込みで行った場所について紹介する「本帰国前に行っておこう」シリーズ6本を書き終えました。

これら6本の記事はほぼ駆け込みで行った場所ですが、もちろん、それ以前やそれ以外にも、2年2か月のシンガポール生活で行ってよかったと思った場所があります。それらについても合わせて、シンガポールのお勧めスポット&食事についての過去記事リンクを改めてまとめたいと思います。

時系列ではなく、カテゴリーでまとめました。在住者向けが多いと思いますが、シンガポール通の旅行者の方の参考にもなれば嬉しいです。また、あくまでも個人的にお勧めしたい場所や食べ物だけをご紹介したいと思うので、過去に記事にしていても今回は紹介しないネタもあります。

なお、もし私がシンガポールを再訪することがあったらもう一度行きたい場所、食べたいものには★印をつけました。

観光スポット編

夜のマーライオン
夜のマーライオン

セントーサ島

シンガポール定番観光スポットの一つ、セントーサ島。島全体がアミューズメントパークのような場所なので、特に若者や家族連れに人気の場所ではと思います。私が行ったのはユニバーサル・スタジオ・シンガポールと、その他一部のアミューズメント施設のみですが、その時の記事が下記です。ユニバーサル・スタジオは遊園地としてそれなりに楽しかったし、それ以外では斜面を滑り降りるルージュが面白かったのでお勧めです。
セントーサ1泊2日:セントーサ島の島内アトラクション
セントーサ1泊2日:ユニバーサル・スタジオ・シンガポールの感想

シンガポールリバー・クルーズとサンズのレーザーショー

本帰国前に駆け込みで楽しんできたシンガポールリバーのクルーズ。シンガポールの中心部を流れるシンガポールリバーを水上バスで移動しながらその風景を味わえます。夜はシンガポールの夜景が楽しめるだけでなく、マリーナベイ・サンズのレーザーショーも一緒に楽しむことができました。
本帰国前に行っておこう:シンガポールリバー・クルーズで川側からマリーナベイ・サンズのレーザーショーを見る

マーライオン巡り

シンガポールのシンボル的マスコット、マーライオン。島内に(非公式の2体を含めて)全7体あります。公式5体のマーライオン巡りは、観光スポット巡りもできるので、お時間がある方にはぜひチャレンジしてみていただきたいです。非公式マーライオンがあるアンモキオも、シンガポールの典型的な団地の雰囲気を知るのに面白い場所では思います。
島内のマーライオン訪問、全7体コンプリートしました

戦争関連施設

シンガポールには第二次世界大戦に関する戦争記念施設、戦跡などがいくつかあります。私が行けたのは「旧フォード工場」と「バトル・ボックス」の2か所だけでしたが、どちらも優れた施設で、とても意義深い訪問になりました。この2つの施設は歴史的な流れでつながっているので、両方行くことをお勧めします。
「Former Ford Factory(旧フォード工場)」→「Surviving the Japanese Occupation(日本の占領を生き延びる)」に行ってきました
本帰国前に行っておこう:発掘されたイギリス軍の地下司令室「バトル・ボックス(The Battle Box)」

シンガポール法定機関関連施設

シンガポール法定機関が運営する施設を2つ訪問しました。住宅開発庁(HDB)が運営する公団のモデルルームと都市再開発庁(URA)の「シンガポール・シティ・ギャラリー」です。それぞれシンガポール人の住環境、シンガポールの都市開発計画を知るのに興味深い展示施設でした。
本帰国前に行っておこう:シンガポールの公団(HDB)のモデルルームは興味深い
本帰国前に行っておこう:在住者にお勧め「シンガポール・シティ・ギャラリー」。地理が分かると断然面白い


自然・公園編

東京に帰ってきてから改めて思うのが、シンガポールの公園はやはり素晴らしかったです。その規模と整備にかけるコストは、やはり自治体の意識の違いかと。日本は地方に本当に素晴らしい自然がたくさんありますが、東京の緑の少なさにはやはりどこか息が詰まりますし、シンガポールの緑あふれる公園が恋しいです。

北側にはマレーシアのジョホール州
北側にはマレーシアのジョホール州

スンゲイブロウ湿地保護区

シンガポール北西部にある湿地帯の公園です。湿地帯とあってか、他の国立公園にはない雰囲気が楽しめました。下記の記事にも書きましたが、一度の訪問で敷地の半分ほどしかまわっていないので、いつか残りの道も歩いてみたいです。
美しい朝焼けと自然を独占! スンゲイブロウ湿地保護区で早朝ウォーキング

イーストコーストパーク

シンガポール東部にお住いの方には庭みたいな場所かもしれませんが、他の地域からもわざわざ行く価値がある公園かと思います。海風を感じながらのサイクリングやキックボードは楽しかったし、のどかな雰囲気はとてもリラックスできる場所でした。
イーストコーストパークで初キックボード

マウントフェーバー公園

眺めのいい公園といえばマウントフェーバー公園。シンガポールは高さを楽しむ施設がたくさんありますが、ここは自然の高さを生かした眺望を楽しめます。高所恐怖症には渡れない橋や遊歩道を歩くことはできませんでしたが、高いところがむしろ好き、という方はぜひ一度行ってほしい公園です。
高所恐怖症がマウントフェーバー公園に行った話

日本人墓地公園

墓地を公園として分類していいのか疑問ですが……一応オフィシャルには公園という名称なので公園編にカテゴリーしました。シンガポールにおける日本人社会を知る重要な場所です。一時的な移住者にとっても、先人がこの地で築いてきた歴史や社会について知り、そして思いを馳せることができる場所です。
本帰国前に行っておこう:シンガポールでの日本人社会の歴史に触れる場所「日本人墓地公園」

ブキティマ自然保護区とマレー鉄道廃線跡

熱帯雨林の緑にどっぷり浸かりたいならブキティマ自然保護区。シンガポール最高峰のブキティマ・サミットに一度登ってみるのも記念になるのではと思います。マレー鉄道廃線跡は、その散歩道を楽しむだけでなく、駅舎が残っている場所なんかもあるらしいので、ぜひ探検してみてください。
本帰国前に行っておこう:ブキティマ自然保護区とマレー鉄道廃線跡レール・コリドー(鉄道回廊)


海外旅行編

シンガポール在住中、海外旅行は3回しました。ベトナム・ダナン、インドネシア・バリ島、タイ・プーケットです。たった3回の旅行ではありますが、過去の旅行記がご興味ある方の旅行計画の参考になりましたら嬉しいです。ちなみに夫リサがサーフィン好きでして、すべてサーフィン前提の渡航先となっております(笑)。

バリ島のクタビーチ
バリ島のクタビーチ

ベトナム・ダナン

ここ数年、日本人にも人気のリゾート地、ダナン。まさに再開発真っ只中でした。そしてこれからさらに盛り上がりそうな気配を見せていました。安くて美味しい食事が忘れられない旅行でした。
シンガポールからベトナム・ダナンにサーフトリップ【計画編】
ベトナムのダナン旅行に行ってきました
ベトナム・ダナン旅行【1日目】移動~ホテル1泊目
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ベトナム・ダナン旅行【4日目】古都ホイアン散策、夜はベトナム料理
ベトナム・ダナン旅行【最終日】とうとうダナンでサーフィン! そして帰国
ベトナム・ダナン旅行【おまけ】かかった費用のまとめ

インドネシア・バリ島

リサが大好きなバリ島。なぜなら、波がいいから。サーフィンでリピートするならやはりバリ島だと、日本から呪文のように唱え続けております。ちなみにバリ島で食べたサテー(鶏の串焼き)が、今まで食べたサテーで一番美味しかったです。
シンガポール発、3泊4日のバリ島旅行記

タイ・プーケット

火山活動が続いていたバリ島の代わりに選んだタイ・プーケット。夫リサは十分サーフィンを楽しんでいた模様。観光スポットは少ないので、リゾートの雰囲気と食事をのんびり楽しむ旅になりました。
シンガポール発、4泊5日のプーケット・カタビーチ(1):お金のこと、SIM、移動など
シンガポール発、4泊5日のプーケット・カタビーチ(2):ホテル、食事、サーフィン
シンガポール発、4泊5日のプーケット・カタビーチ(3):買い物、人の印象、費用の詳細


食べ物、食事編

食べ物、食事編は主にホーカー飯(屋台ご飯)を取り上げています。そもそもレストランの食事は高額で避けてきたのに加え、シンガポールの飲食店は栄枯盛衰が激しくレストランネタは賞味期限が短いため、あまり取り上げてきませんでした。

ベジタリアン向けサンダーティーライス
ベジタリアン向けサンダーティーライス

ホーカー飯

ホーカー飯って、嫌いになっちゃう人もいるけど、やっぱり美味しいし、シンガポールの味よね、という記事。そして記事にある通り、私は本帰国した今、時々恋しくなっています。都内のシンガポール料理店はチェック済みだったりします(笑)。
ホーカー(屋台)飯、食べてますか?

コーヒーショップ

私は規模が大きいホーカーセンターより、近所の小さなコーヒーショップでの食事が好きでした。もちろんホーカーにも個別に美味しいお店があれば訪ねたりしましたが、目的のお店がなければコーヒーショップの雰囲気が好きでした。
私が好きなシンガポールのコーヒーショップの条件

サンダーティーライス

2年2か月のシンガポール生活で、私の好きなホーカー飯No.1はサンダーティーライスでした。サンダーティーライスに出会うまではヨンタオフーばかり食べてたんですけどね。ちなみにどちらも客家料理です。
サンダーティーライスに夢中。暫定一位はラオパサ版

チキンライス

私はチキンライスが嫌いという日本人に会ったことがなくて、日本人が概ね好きなホーカー飯なのではと思っています。有名店はあちこちにあるし、人気のお店はどこもハズレは無いと思いますが、シンガポール生活終盤で食べたマックスウェルのアータイのチキンライスは、またぜひ食べたいです。(下記の記事の最後で紹介しています。)
本帰国前に行っておこう:在住者にお勧め「シンガポール・シティ・ギャラリー」。地理が分かると断然面白い

ラクサとポピア

まだシンガポールに来て2か月ほどの頃、ローカルの人に教えてもらったコーヒーショップのラクサがとても美味しかったのが思い出です。辛いスープとマイルドなココナツが絶妙なバランスでした。麺ももちもちしてて、口に含んでいて楽しい食感。有名な328カトンラクサも美味しいですが、私にはひたすら辛かった。ジャランベサールのホーカー近くのコーヒーショップのお店だったのですが、まだあるのかなぁ。あと、同じくジャランベサールのホーカー1階にあるポピアが絶品でした。老夫婦がやっていたので、こちらもお店が存続しているかは不明です……。
二日連続ホーカー(屋台)ランチ

魚生(ユーシェン)とくわいチップス(チクチップ)

旧正月限定の食べ物になりますが、魚生(ユーシェン)とくわいチップスが大好きになりました。大人数で食べる魚生(ユーシェン)はイベント用の食事なので、チャンスがないと食べられないのがまたそそります。くわいチップスはくわいを揚げたものなので日本でも再現できますが、まぁ、高いですよね。。今年も1月から店頭に並び始めたとシンガポールの英語の先生がWhatsappで教えてくれました。食べたい!
ライオンダンスに魚生(ユーシェン)。2年目でようやくシンガポール旧正月体験
旧正月の美味しい物、魚生(ユーシェン)とくわいチップス

ドリアン

果物の王様、ドリアン。正直、私は好きでも嫌いでもないんですが、新鮮なものは日本では食べられないので、興味があるなら在住中に一度は挑戦することをお勧めします。それではまったらマレーシアのドリアン農園ツアーに参加するのもまたいい思い出になるのではないでしょうか(笑)。
祝!ドリアン初体験!!
(追記)祝!ドリアン初体験!!

アフタヌーンティー

私が在住中に行ったアフタヌーンティーは3か所だけで、アフタヌーンティーについて語るのは憚られるのですが、定番のラッフルズのアフタヌーンティーはとても良かったです。シンプルでも味は合格点だったし、何よりもホテルの落ち着いた雰囲気がアフタヌーンティーに合ってました。改装後にどのように変わるかはわかりませんが、きっと雰囲気を大きく変えることはないのではと思います。
改装前に…… ラッフルズホテルのTiffin Room(ティフィンルーム)でアフタヌーンティー

クルフィ

インドのアイス、クルフィ。シンガポールではインド料理屋さんのデザート・メニューにさりげなく存在してましたが、日本に帰ってきたら、ナイ! インド食材店に行ってお店のインド人に聞いても知らないって言われた!(笑)まぁ、広いインド、地方によって料理がだいぶ違うらしいので、日本のインド人社会でクルフィはマイナーなのかもしれません。下記の記事ではインスタントを使って自作してますし、日本でも同様の素が手に入るようですが、やっぱりシンガポールのお店で食べたやつの方が美味しかった。本場のクルフィが恋しいです。
おいしい! インドのマサラ・ミルクアイス、Kulfi(クルフィ)を作ってみた

プラタ

インドのパンケーキ、プラタ。私より夫がだいぶはまっておりました。都内でも前述のインド食材店でマレーシア産の冷凍プラタを発見し、結構おいしいのですが、やはりシンガポールの手作り・出来立てにはかなわないです。
冷凍プラタをパイシート代わりにして「鮭のパイ包み」を作りました

パパド(パーパド)

インド3連発の最後。シンガポール生活で一番はまったスナックはレンズ豆のチップス、味付きパパドでした。インド料理屋で出てくるノーマルなパパドも美味しいですが、缶入りで味付きのタイプはポテトチップスのように食べられ、スナックとして食べ始めると止まりませんでした。ちなみに地元のサークルにパパド好きのフィリピン人のおばちゃんがいまして、このスナックを差し入れしたところ、缶を抱えてずっとぼりぼり食べてました。気持ちわかるわ! ……日本でも売ってほしいなぁ。
手軽でおいしい! インドのレンズ豆せんべい「パーパド」の缶入りタイプを発見


ファストフード店のソフトクリーム

最後は記事リンク無しです。

Mr Beanの豆乳ソフトクリーム
Mr Beanの豆乳ソフトクリーム

常夏のシンガポール。冷たいバブルティーとアイスはいつ食べても美味しいです。私はファストフード店のソフトクリームはしょっちゅう食べておりました。
一番好きだったのはMr Beanの豆乳ソフトクリーム。適度な甘さと大豆の風味がさわやかで、いくつでも食べられそうでした。カップ入りにするとトッピングができるのですが、ライチポップというライチジュース入りのバブルを合わせるのがお気に入りでした。
ちょっと甘めのものが食べたいときはマックのソフトクリーム。シンガポールのマックのソフトクリームは定番フレーバーに加え、不定期に限定フレーバーが出るのが楽しみでした。グラマラッカ(パームシュガー)とバナナが好きでした。
さっぱりしたい時はケンタッキーのフローズンヨーグルト「フロヨ」。フローズンヨーグルトは専門店がたくさんありましたが、ケンタのフロヨはシンプルながら安くて美味しかったので、リピートしてました。

感想

こうやってシンガポールで楽しかったこと、美味しかったことをまとめてみると、私、実はすごくシンガポール生活を堪能したのかなぁなんて気になります。観光と生活は全く違うし、大変なことは当然たくさんありましたが、楽しかったことは楽しかったんだな、と。

すべてを記録できたわけではないのですが、こうして自分の思い出を文章に残せたのはよかったと改めて思いました。そして、私の個人的な趣味・嗜好にはなりますが、ご覧いただいた方のシンガポール観光や生活の参考になればなお嬉しいです。