短編アニメ集「TimeScapes」で感じるシンガポールの「懐かしさ」

短編アニメ集「TimeScapes」で感じるシンガポールの「懐かしさ」

先日の記事で、シンガポールを知る映画として「イロイロ ぬくもりの記憶」をお勧めしましたが、今回は短編アニメ集をご紹介したいと思います。

シンガポールのアニメーションスタジオRobot Playground MediaのErvin Han監督による「TimeScapes」という作品です。独立記念日前後のStarHub無料視聴期間にだらだらとCNNを流していたら、なぜかこの作品のトレーラーがやたらと流れてまして、ノスタルジックできれいな絵と心にそっと染みこむような音楽に惹かれ、StarHub GOで全編視聴しました。

作品の視聴方法

StarHub GOで無料配信中の「TimeScapes」
StarHub GOで無料配信中の「TimeScapes」

ネットで検索するといくつかの媒体で見られるようです。ですが、正式にはStarHub GOで配信しているもののようなので、StarHub GOのURLを張っておきます。

StarHub GO
https://www.starhubgo.com/tvShow?titleId=124898050&titleType=series

スマホでもPCでも見られるようですが、私のPCでは見られなかったので、スマホに専用アプリを入れて視聴しました。また、視聴にはStarHub IDが必要です。私は新規登録しました。あいにくStarHub GOは2017年8月末現在、シンガポールでしか視聴できないようです。

また、作品の関する情報はFacebookページがあります。
https://www.facebook.com/sgtimescapes/

5つの作品の感想

アンソロジーであるこの「TimeScapes」は5つの作品があります(今後増えるのかは不明)。どの作品にもシンガポールに実在する(もしくは過去に存在した)建物や風景が、多く登場します。

全編共通で私が好きな点は、背景画と音楽の美しさです。セリフは全くない、もしくはほとんどなく、絵と音楽だけで魅せる点にとても惹かれました。

以下、各作品のあらすじと感想を書いてみました。順番は、好きなものほど後にしています。

The Girl & The Cat

女の子と猫の不思議な出会いと冒険の物語。マレー系の女の子が主人公で、お母さんに連れてこられたパサマラ(pasar malam、ナイトマーケット)で迷子になり、そこで出会った猫と不思議な世界に迷い込みます。
パサマラの、楽しくてどこか不思議な空気感が描かれた作品でした。最初から最後までパサマラの雰囲気と、子どもが見るファンタジーな世界が貫かれていて、最後は自分が子どもの時に夢から覚めたような感覚を思い出しました。ちなみに猫の耳がカットされています。去勢された野良猫ってことでしょうか? 細かい描写だなぁと思いました。

Rain

ダウンタウンで突然の雨に降られた男女が、それぞれの家路に着くまでと、最後に不思議な出会いを果たす話。現在のシンガポールの中心部と、そこで働く若者を描いた作品です。
突然の強い雨に見舞われるのはシンガポールらしい風景です。加えて中心部に林立するスカイクレイパーと、その間を縫うようにある低層の建物との対比は、シンガポールの急激な近代化の象徴に見えます。この作品も時間が経てば「懐かしい」と感じる時代が来ると思うと不思議です。

Playgrounds

HDB(公団)の公園で知り合った二人がやがて結ばれ、子どもが生まれて成長し、その公園に見守られながら添い遂げるまでのお話。
シンガポールの古い公園を描いた作品でした。Dragon Playgroundという龍をデザインした遊具と、タイル張りの青いペリカンの遊具が登場します。見るからにノスタルジックなデザインのものなのですが、どうやら一定の年のシンガポーリアンには子どもの頃に遊んだ懐かしい遊具らしいです。ちょうど独立記念日近辺に放送されていた「懐かしのシンガポールの風景」みたいな番組でその映像を見ました。残念ながらペリカンの遊具は2012年12月に安全のために取り壊されてもう現存しないようです。

Little Red Bricks

ナショナルライブラリー(国立図書館)で出会った二人が、やがて結婚。二人が出会い、思い出を重ねたナショナルライブラリーは2004年に閉館・移転してしまったが、二人の思い出はいつまでもここにある、というお話。
あらすじがPlaygroundsとかぶりますが、こちらも実在の建物を中心に男女の出会いとその愛を描いた作品です。タイトルの「Little Red Bricks」とは旧図書館が赤レンガの建物であったことに由来します。というのも、現在シンガポールのナショナルライブラリーは近代的な高層ビルだからです。古い建物が壊され、新しい物に変えられていく寂しさを感じるストーリーでしたが、元の場所に残された赤レンガの門を再び訪れ、二人だけの思い出がそっと見えるラストシーンは、とても温かい気持ちになります。

The Violin

旅する音楽家が少年に置いていったバイオリンを中心に、シンガポールの戦前、戦中、そして現在を描いた作品。この作品は、バイオリンとバイオリンの旋律が主人公です。これといった筋はなく、バイオリンのメロディとともにシンガポールの過去から現在を描いた映像が淡々と流れます。
印象的だったのはやはり、日本によるシンガポールの占領でした。日本軍による粛清、暗黒時代、そして日本への原爆投下から終戦へという描写があり、日本人としては何とも言えない気持ちになります。もちろん、その後のこの国の発展までが描かれており、日本占領時代がすべてという作品ではありません。
この作品が一番好きな理由は音楽です。古くもなく、新しくもない、このバイオリンのメロディには、ただ聞いているだけで少し遠い時代に思いを馳せる気分に浸れます。強く感情に訴えすぎることのない歴史の描写の数々にも、好感がもてました。

「懐かしさ」と「アイデンティティ」

大変おこがましいのですが、52年というシンガポールの歴史は短く、まだまだその文化は深みにかけると思っていました。それが、この「TimeScapes」を見た時、異国のことにも関わらず私も懐かしさを味わい、この国の歴史や文化に少し馴染んだ気がしたのでした。

考えてみたら、1000年を超える歴史に深みや重みがあったとしても、1000年前のことに懐かしさを感じることはありません。一方で20年前、30年前のことには、今を生きる人にとって懐かしい時代であり、自分を育んだ時代と物たちには相応の意味があるということに気づいたわけです。

冒頭で紹介した作品のFacebookページには、作中の風景を懐かしむシンガポーリアンのコメントが寄せられていて、読んでいて興味深いです。さらに、シンガポールの人たちにとってはただ懐かしさを共有するだけのものではなく、アイデンティティを感じられる作品なのではと思いました。

シンガポール発、3泊4日のバリ島旅行記

シンガポール発、3泊4日のバリ島旅行記

6月にインドネシアのバリ島に行ってきました。もう3か月近く前のことで、今さらブログに書くか迷ったのですが、数少ないシンガポール発の旅行の思い出なので、簡単に記録しておきたいと思います。

なぜバリ島

夫リサのサーフィン。
……この一言に尽きます。

バリ島のクタビーチ
バリ島のクタビーチ

年明けから多忙を極めており、加えて有休残数もすごいことになってるリサですが、6月に本当に一時期だけ、一山超えてようやく休みらしい休みが取れる目途がついたようでした。そして突如「どこか行きたいところある?」と聞かれたのですが、昨年のダナン旅行で満たされていた私は「どこでもいいよ」と答えました。

そんな風に答えたら、リサが行きたい場所はバリ島しかありません。「波がないところには行かない」と公言しているおじさんにとって、シンガポールから行くベスト・サーフスポットはバリ島のようです。

実は2月ごろにもぽっかり休みが取れそうな週末があり、その時もバリ島旅行を一度検討しました。ただ、その時は時期的に波が高い東側でしかサーフィンができなかったので、ぽしゃりました。初心者を抜けだしたくらいのリサには、2月のバリ島の波は動画を見ただけで縮みあがるものだったようです。というか、その動画を隣で見ていたカナヅチの私もビビりました。

これは怖い・無理、となり、バリ島以外の地域も検討したのですが、やはり初心者サーファーにはあまりいい時期じゃなかったようで、テンションが下がった次第です。

私にとっては初めてのバリ島旅行でした。一方、リサはシンガポールに来る前、シンガポール出張のついでに一人で何度かサーフ・トリップで訪れており、そこそこ慣れた場所とのこと。なので、今回の手配その他はリサにほぼ丸投げさせてもらいました。

お金のこと

飛行機と宿泊

リサが調べてくれた範囲では、AirAsiaGoというAirAsiaが運営する飛行機+宿泊のセットが一番安いようでした。シンガポールとデンパサール(バリ島)の往復とレギャンビーチホテル3泊を二人分で929.74ドル(約75,000円)でした。休みを取った日が迫っていたので、あまり詳細な比較はしてないのですが、旅行代理店のパックや、飛行機とホテルの別手配より安くなりました。

シンガポールからデンパサールへは2時間半ほどのフライトです。東京から沖縄と同じくらい。金額的にも東京から沖縄へのパック旅行と同じくらいの感覚でした。

苦労して値切ったSIMカード
苦労して値切ったSIMカード

現地でのお金

リサ曰く、クレジットカードより現金を使う、とのことでシンガポールで100ドル両替しました。5月末のレートで100シンガポールドルが95万ルピアになりました。5万ルピア(500円くらい)が19枚。

現金は主に現地での食事、移動、買い物に使いました。詳しい内訳は最後に書きますが、結局現金は途中で足りなくなり、現地でもう100ドル両替しています。クタには両替所が山ほどあります。ただ、レートにこだわるリサに連れまわされた上に、怪しい雰囲気のお店も多く、変な気を使って疲れたので、もう少しシンガポールで両替して行ってもよかったかなと思いました。(レートが良くないのを覚悟して現地のホテルで両替するのもありですが。)

ホテル、食事、サーフィン、観光、買い物

私たちはクタの少し北、レギャン地区のホテルに3泊しました。

ホテル

レギャンビーチホテルに泊まりました。サーフィンのためはクタに宿泊するのがベターだったのですが、ネットの情報から察するにレギャンの方が静かそうだったからです。そして実際、レギャンの方が落ち着いた雰囲気でした。

レギャンビーチホテル
レギャンビーチホテル

クタには繁華街があって夜まで華やか(騒がしい)一方、レギャンの方は大型のリゾートホテルが並んでいて、夜は静かでした。加えてレギャンのビーチ沿いの道は大型の車両の進入が制限されており、昼間の交通量も少なめだったのです。若かったら賑やかな雰囲気も楽しいと思うのですが、中年夫婦にはレギャンビーチの落ち着いた雰囲気の方が合ってました。

レギャンビーチホテルのバルコニー
レギャンビーチホテルのバルコニー

ホテルは古かったですが、清潔感はあったと思います。朝食が美味しく、毎朝何を食べるか考えるのが楽しみでした。また、欧米系の宿泊客が非常に多かったです。フロントにはドイツ語対応もあり、ドイツ人も多いんでしょうか?

レギャンビーチホテルの朝食
レギャンビーチホテルの朝食

食事

Azul Beach Club Bali
Azul Beach Club Bali

観光客向けの食事(レストラン)はいい値段がするなぁ、という印象でした。ホテルで夕食(アルコール無し)を取ると二人で5,000円前後。シンガポールに比べれば安いんでしょうが、恐らくインドネシアの相場から考えると相当高いと思います。完全な観光地価格なんだと思います。

Azul Beach Club Baliでの夕食
Azul Beach Club Baliでの夕食
ソースが絶品だったサテー
ソースが絶品だったサテー

一方、地元の人もいるような食堂では二人で1,000円も出せばお腹いっぱいになりました。どこの観光地でも同じでしょうが、食事にお金をかけるかどうかの選択肢はありました。

安くて美味しかったジョグジャカルタ料理
安くて美味しかったジョグジャカルタ料理

マレーシアやシンガポールに比べ、マイルドな味付けの料理が多く、口に合うものが多かったです。

サーフィン

レギャンビーチホテルはその名の通り、レギャンビーチの目の前にあります。ビーチへは細い道を挟んですぐ出られました。

クタでリサがサーフボードを借りたお店
クタでリサがサーフボードを借りたお店

そのままレギャンビーチでサーフィンができれば楽なんでしょうが、波の状態はクタの方がいいらしく、結局リサは毎回10分くらいビーチを歩いて、クタでサーフィンしてました。

レギャンビーチ沿いの道
レギャンビーチ沿いの道

波は昨年のダナンに比べると段違いによかったらしく、リサは帰国後もしばらく私が撮った動画を見て思い出に浸っていました。

観光

事前に何にも調べずに行ったのですが、着いたら本当にサーフィンの時間は時間を持て余してしまい、現地でネットで調べました。ホテルでグダグダしてもよかったんでしょうけど、初めての二人でのバリ旅行だったので、どこにも行かないのはもったいないと思ったのです。

ビーチは犬が放し飼い
ビーチは犬が放し飼い

私は唯一興味をもったのは、ガムラン。一度生演奏を聞いてみたいと思っていました。しかし、相談したホテルの人曰く、ガムランは踊りとセットで、かつ定期的に演奏してるのはウブドだと言われてしまいました。ウブドまで日帰りで行けなくはないですが、そこまで時間・お金・労力を割こうとは思わず、今回は諦めました。

ちなみに、ガムランはクタ近辺でもお寺で演奏していることがあります。リサは以前それを聞いたことがあるそうです。今回の旅行でもタクシーで移動中、遠くから聞こえてくるのを耳にしました。

2日目はビンタンスーパーを中心にスミニャク近辺をぶらぶら。

日本人に一番出くわしたビンタンスーパー
日本人に一番出くわしたビンタンスーパー

3日目はタナロット寺院に行ってきました。海の岩の上にあるヒンドゥー寺院で、干潮時だけその入口まで行くことができます。この日は昼間のちょうどいい時間に干潮になることがわかったので、タクシーをチャーターして行ってきました。

途中には有名なサーフスポットがありました。車が入れないところで立ち寄ることはできませんでしたが、リサは以前、バイクにサーフボードをくくりつけて一人で来たことがあるそうです。大変な思いをして着いたら波が高くて海に入れず、そのまま帰ってきたそうですが。。

タナロット寺院
タナロット寺院

タナロット寺院はとても荘厳な雰囲気でした。観光客がうじゃうじゃいるため賑やかで俗っぽいかと思いきや、遠くからその姿をのぞめば、威厳を失わない堂々としたたたずまいでした。ムスリムの国の中でヒンドゥー教が中心であるという、バリらしい場所なんだろうと思います。そして、ただ海や波を見ているだけでも癒されましたし、来てよかったです。

タナロット寺院
タナロット寺院

買い物

これといって欲しい物はなかったのですが、バリの定番土産と思われるアタ製品、ハーブ石鹸を見ました。ジェンガラ・ケラミックのお皿なんかは興味なくはなかったのですが、日本に帰るまで食器は増やしたくなかったので、あえてお店に行くことはしませんでした。

アタ製品
アタ製品

アタ製品は、バックやカゴ、コースターのような小物など、どれも日本より安価だったと思います。小さなバックを買おうかかなり悩んだのですが、湿気に弱くて管理が悪いとカビるらしいので、湿度のシンガポール生活には向かないと判断してやめました。すごく欲しかったわけでもなかったので。

高くて手が出なかったセンセイシャ
高くて手が出なかったセンセイシャ

ハーブ石鹸は、ネットで話題になっていたセンセイシャのお店に行ってみました。しかし、あまりにも高くて、この値段は石鹸には出せないと断念しました。

ハーブ石鹸
ハーブ石鹸
ビンタンスーパーで買った虫よけ
ビンタンスーパーで買った虫よけ

そして結局、お土産に買った物は、スーパーやコンビニで売ってるお菓子と石鹸、虫よけスプレーくらい。ただ、石鹸は自然な香りの物が中心でとても気に入っています。またバリに行く機会があったら石鹸はたくさん買ってきてしまうかも。

バリ島旅行のザックリとした感想

最近、シンガポールで元CA(キャビンアテンダント)のインドネシア女子と知り合いになったのですが、「バリって日本人ばかりよね!」と言われました。以前ネットで見たニュースによれば、一時期よりだいぶ日本人は減っており、代わりに韓国や中国からの観光客が増えているそうです。それでも確かに、日本人にはあちこちで出くわしました。

ハワイ、はたまたシンガポールも同様ですが、それを良く思うか、面白味を感じないかはそれぞれかと思います。私はシンガポールでも日本人が少ない地域で生活しているので、バリの日本人の多さは逆にちょっと新鮮でした。

驚いたのはタクシーの安さです。日本に比べればシンガポールも安いですが、バリはさらに安い。なのでかなり気軽にタクシーに乗れました。ただ、道が混んでいてなかなか進まないのは難点でした。移動してあちこち観光を楽しむより、好きな場所でだらだらしたり、目的を定めた買い物だけをするのが私たちには合いそうです。そもそも、リサとの旅行はサーフィンありきなので、その制限がある限りあちこち行くことはないんですが……。

また来たいかと聞かれたら、ガムランを聞きにウブドに一泊してみたいという思いはあります。ただ、それもリサがまたサーフィンしに来たいと言ったらそのついでくらいの気持ちです。

かかった費用の内訳と合計

レギャンビーチホテルで飼われてるリス
レギャンビーチホテルで飼われてるリス

航空券∔ホテル3泊

  • AirAsia+レギャンビーチホテル3泊:929.74ドル(約75,000円)

以下はルピアでの支払い。100ルピア=1円で計算(実際当時のレートでは0.8円くらい)。

1日目

  • 軽食(サテ、飲み物):1,108円
  • 夕食(隣のホテルにて):4,598円
  • コンビニ(パン、ジュース、水):420円
  • プリペイドSIM:1,000円
  • タクシー(空港→ホテル):2,000円
  • サーフボードレンタル3泊4日:2,500円

(小計:11,626円)

2日目

  • ランチ(バーガー、サラダ、飲み物):1,660円
  • 夕食(スープ、ナシゴレン、サラダ、飲み物):1,000円
  • コンビニ(スナック、飴、アイス):330円
  • タクシー(スミニャックのビンタンスーパー往復):160円×2=320円
  • ビンタンスーパー(お土産や虫よけなど):1,535円

(小計:4,845円)

3日目

  • ランチ(ミーゴレン、他):1,000円
  • 夕食(ホテルにて):5,203円
  • 水:70円
  • コンビニ(コーヒー粉、ピーナッツ):580円
  • タナロット寺院入場料(二人分):1,200円
  • タクシー(タナロット寺院往復):3,000円
  • タクシー(ビンタンスーパー片道):150円
  • ビンタンスーパー(お土産と自宅用石鹸):2,491円

(小計:13,694円)

4日目

  • コンビニ(パン、水、ピーナツ):470円
  • 水:130円
  • タクシー(空港まで):550円

(小計:1,150円)

合計

約106,315円(航空券+ホテル+現地費用)

シンガポールドルでの支払いは実際のレート、ルピアの支払いは少し高めに計算したので、ややいい加減な合計値ではありますが、一人あたり5万円くらいの旅行になりました。

一年ちかく放置した水没スマホが「奇跡の復活」を遂げた話

一年ちかく放置した水没スマホが「奇跡の復活」を遂げた話

今回はシンガポールにほとんど関係のない話です。ただ、シンガポール在住中に起きたことで、かつ同様の情報を当時私もネットで散々集めたので、私のケースを書き残しておきたいと思います。

自分でスマホのバッテリー交換をしました
自分でスマホのバッテリー交換をしました

一年前、初めてスマホを水没させる

一年前、初めてスマホを水没させてしまいました。正確には水没ではなく水濡れ程度なのですが、実害は水没とほぼ同程度だったので、以下分かりやすく水没と書きます。

事件は買い物中に起きました。飲みかけの水が入ったペットボトルとスマホを買い物バッグに入れていたのですが、ボトルの蓋の締まりが十分ではなく、気づいたらバッグの底に水が溜まっていたのです。運が悪かったのがそのバッグが撥水加工されたものだったので、水が外に漏れずにスマホがカバンの底で水に浸かっていたのでした。

スマホ水没情報サイトが異口同音に言っていることで、ご存知ない方は覚えておいた方がいいことがあります。

水没させたら電源を切り、そして絶対・再度電源を入れてはいけません。

専門家ではないのでここで詳しくは書きませんが、基盤が濡れた状態で電流を流すのが最悪らしいです。私はこの超初期対応を完全に誤り、再起動を試みたり、充電したりしてしまいました。結果、濡れた直後は見えていた画面が見えなくなってしまいました。

もちろん濡れに気づいた後はすぐに水を拭きました。しかし外で荷物も多かったのですぐに裏蓋を外すことはできず、そのまま帰宅。家で開いてみたところ、電池付近にも水滴がついており、水が中まで入っていたのがわかりました。

その後の症状は以下の通り。

  • 電源ボタン長押しでバイブするが画面は見えない(黒いまま)
  • PC接続すると機体は認識するが、中は見えない

取り出せずに痛かったのは写真や動画、そして家計簿のデータでした。このような事態に備えてバックアップを取ってなかった私は、しばらく呆然としました。


電池の交換は奏功せず。業者で一部データのサルベージは成功

藁にもすがる気持ちでネット検索しまくり、ドライヤーをあてたり、長時間温めたりしましたが、効果・変化はまったくなし。PCにつなぐと、反応はする(機体を認識する)ので、PCからスマホを操作できるという怪しいアプリの数々を試しかけましたが、幸か不幸かスマホが非対応機種だったので、これらは実行に至りませんでした。

ここまでで残された選択肢は、電池の交換、そして機体は諦めてデータだけサルベージするという2つでした。

電池(バッテリー)の交換

電池は、水没によってショートすることがあるそうです。そのため、電池の交換で直ったというケースがネットにありました。2年ちょっと使ったスマホだったので、電池の交換はやぶさかではありません。

ただ、水没したスマホは簡単に電池が交換できないタイプで、素人には大事(おおごと)でした。電池はもちろん、専用のドライバー類も必要です。とてもじゃないですがシンガポールのシムリムなんかで見つける自信がなかったので、タイミング良く日本出張された方に運搬をお願いし、日本の物を取り寄せました。(電池は手荷物、ドライバーは預け入れ荷物。)

早速分解し、電池を交換。大変な作業でしたが、丁寧に解説したサイトのおかげで無事交換ができました。なお、この分解時に「水没マーク」の状態の確認ができました。スマホ内には水にぬれると色が変わる紙が入っていて、それで水没かどうかを判定できるようです。幸い、私は水没反応は出てませんでした。が、壊れてるという現実は変わらないんですが……。

そして、電池を交換してもやはり起動しませんでした。(起動しているのかもしれないが、画面は真っ黒で操作不可能。)打つ手がなくなったので、泣く泣く機体は諦め、データのサルベージだけするという考えに転換しました。

復旧業者にデータのサルベージ依頼

これまたシンガポールで「信頼できる」業者を探す自信は皆無だったので、日本で探すことにしました。スマホの水没復旧やデータのサルベージを行う業者は、ネットで検索するとわんさか出てきます。

問題は技術と値段、そして信頼。正直、ネットのホームページの情報だけでそれらすべてを知るのは非常に困難です。なので何社か問い合わせて、メールの対応が一番よかった業者さんにお願いすることにしました。

シンガポールから日本の業者にお願いする場合、問題になるのは機体とデータの受け渡しです。

8月の下旬に水没させ、9月からデータ復旧業者を検討したわけですが、この時点で11月頭の一時帰国が決まっていたため、機体はシンガポールから送り、対応後に日本の実家に機体とデータを送ってもらうことにしました。

やりとりはすべてメールで行い、業者の指示通りに機体と復旧データを入れてもらうUSBを日本に送りました。スマホは電池が入った状態であれば、シンガポールから郵送が可能です。この時点ですでに10月半ばでしたが、11月の一時帰国まで納品データの確認ができないので、十分なスケジュールでした。

機体が業者に到着した後、作業の様子を順次メールでいただきました。診断の結果は、「故障が疑われる部品をすべて交換したが、バックライトが機能していない」とのことでした。状態が悪くなければ機体の復旧も期待したのですが、この回答は絶望的でした。PCにつなげて一部のデータの取り出しだけなら可能とのことで、それでよいのかの確認がありました。どうしても取り出したかったのは写真・動画と、家計簿のデータだったのですが、なぜか家計簿のデータは取り出し不可でした。

スマホ復旧は、結果に納得できないときに別の業者にセカンドオピニオンを求める人もいるそうです。私は物理的な距離があって機体をまた別の業者に送るのは難しかったので、諦めてデータの取り出しだけお願いしました。一番大事な写真と動画のデータを取り出してUSBに入れていただき、料金は12,800円でした。

USBのデータは11月の一時帰国時に内容を確認。戻ってきた機体は起動を試みてもやはり画面は黒いまま。私が送ったときと同じ状態でした。Slimport対応機種だったので、日本で専用ケーブルを購入し、TVへの接続(スマホの画面をTVに表示させること)も試みましたが、やはりダメでした。

ちなみに、スマホがない状態は日常生活に支障があったので、水没後すぐに新しい機体は購入しました。使っていたモデルの後継機がちょうど型落ちで安くなっていたので、あまり迷うことなくそれを選択。SIMフリーなので電話の移行はスムーズでした。


何気なく充電したら、なんと復活。しかし、またいつ壊れるかわからない

壊れた機体は処分するか、実家で保存してもよかったのですが、なんとなくシンガポールに持ち帰りました。もう直ることはないと思いつつ、この中に諦めづらいデータ(家計簿データ)があると思うと手元に置いておきたかったのです。せめて心の傷が癒えるまで……(泣)。そして、電子ガジェットやケーブルなどをしまっている棚に入れたまま、放置していました。

10か月ほど経ったつい2日前、この棚を整理しようと思い、入っているものを全部引っ張り出しました。そして、この壊れたスマホが出てきたので、いよいよ処分するかどうかの決断をくだそうと思ったのです。

が、その前に何の気なしに電源ケーブルにつなげてみました。その瞬間、ドキッとすることが起きたのです。バックライトが点灯し、充電マークが画面に現れたのでした。一瞬目を疑いましたが、間違いなく画面に大きく電池のアイコンが表示され、電気を充填するようなアニメーションを繰り返しています。

まさか……直った? と思いつつ、充電できても起動できないことはあるので、そのままフル充電させました。そしてしばらく後、充電が終わったのを確認し、電源ボタンを入れてみたところ……起動画面が現れました。

1年前の水没、その後のバッテリー交換や分解修理などがまるで無かったこととのように、普通に起動しました。起動後に恐る恐るいくつかの操作をしてみましたが、故障前と変わることなく快適に動作しました。

さんざんいじくって直らなかったスマホが、その後ただ・ただ放置しただけで直ったのです。

しばらく呆然としていましたが、「はっ」として取り出せなくて辛かった家計簿のデータを急いでUSBに移しました。さらに、その他にも取っておきたいデータはすべて吸い出しました。復旧業者のサイトによれば、一度でも水没させたスマホは、修理して直ったとしてもまた壊れる可能性があると書かれていたからです。

2日経った今もこのスマホは順調に動作しています。しかし、新しいスマホもあるので、この古いスマホはただネットサーフィンするだけなど、サブ機として使おうと思います。そして、メインのスマホでは写真・動画データや家計簿のデータなど、無くなって困るデータはクラウドに自動バックアップを取る設定をしました。

そんなわけで、水没で故障し、業者に修理してもらっても直らなかったスマホが放置していたら動いた、という話でした。私は自分がスマホを水没させるなんて想像したことがなく、何の手もうっていなかったためにだいぶ辛い思いをしました。皆さま、本当に大切なデータは、忘れずにバックアップの設定をしておきましょう。

二度目のジョホールバル。イオン(ジャスコ)ブキット・インダー店に行ってきました

二度目のジョホールバル。イオン(ジャスコ)ブキット・インダー店に行ってきました

昨日土曜日、約1年半ぶりにマレーシアのジョホールバルに行ってきました。

前回の訪問時の記事はこちら。

マレーシアのジョホールバルに行ってきました
https://22plus.jp/blog/2016/02/20/231747.html

ジョホールバル訪問:食べたもの&買ったもの
https://22plus.jp/blog/2016/02/21/233430.html

ジョホールバル訪問:お金やらトイレやら
https://22plus.jp/blog/2016/02/22/192121.html

ジョホールバルのイオンに行くことになった経緯

夫リサが靴を探しております。先週アレクサンドラ近辺で探して見つからず、諦めたのかと思いきや、またまた「ジョホールバルに探しに行く!」と言い始めました。

靴探しにジョホールバルとは……面倒くさい……というのが私の本音だったのですが、どうやらリサは本気で靴探しのために行きたいわけではなく、ストレス解消のためにちょっと遠出したい、そして前回とは違うジョホールバルのモールに行ってみたい、というのが目的だったようです。

というわけで、前回とは違うルートで、かつ違うモールに行ってきました。

シンガポールとマレーシアは、コーズウェイセカンドリンクという2つの橋で結ばれています。前回はシンガポールの北にあるコーズウェイという道路を渡り、その先にあるモールを回ったのですが、今回は西のセカンドリンクからマレーシアに渡り、そこからブキット・インダーという地区までバスで移動してそこにあるイオン(旧ジャスコ)に行ってきました。

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なお、ジャスコはイオンに改名されているのですが、現地ではまだジャスコと呼ばれてるらしく、バス会社のスタッフさんなどは「ジャスコに行くバスです!」なんて案内していました。


アクセス

私たちはジュロンイーストから、マレーシアのCauseway Link社が運行する「CW3」というバスで往復しました。Causeway Linkのバスはスマイルマークと黄色い車体が目印です。

ルート

「CW3」に3回乗りました。下記の★印がバス乗車エリアです。

  1. 「ジュロンイースト・インターチェンジ」→「トゥアス・チェックポイント」★
  2. シンガポール出国手続き
  3. 「セカンドリンク」横断(国境越えの橋)★
  4. マレーシア入国手続き
  5. 「ゲラン・パター・バスターミナル」→「イオン ブキット・インダー」★

帰りは上記をそのまま逆に移動するのですが、イオンからゲラン・パターに向かうバスのバス停が非常に分かりずらかったです。モールのスタッフや同じバスに乗るおじさんに教えてもらって無事乗車できました※。

なお、シンガポールもマレーシアも入国時に荷物のスキャンがありました。シンガポールについては金属探知機も通ることになります。

ご参考までにルート中の写真を何枚か掲載いたします。

ジョホールに向かうCauseway Link社のバス
ジュロンイーストのバスインターチェンジからジョホールに向かうCauseway Link社のバス
シンガポールを出国するトゥアス・チェックポイント
シンガポールを出国するトゥアス・チェックポイント
トゥアス・チェックポイントのバス乗り場
トゥアス・チェックポイントのバス乗り場
シンガポールとマレーシアを結ぶ橋「セカンドリンク」
シンガポールとマレーシアを結ぶ橋「セカンドリンク」
マレーシア入国後のバスターミナル。CW3乗り場は一番奥
マレーシア入国後のバスターミナル。CW3乗り場は一番奥
イオンに向かう道。途中、右手にレゴランドが見えます
イオンに向かう道。途中、右手にレゴランドが見えます
バスに乗ってると左手にイオンが見えてくる
バスに乗ってると左手にイオンが見えてくる

※イオンからの帰りのバス乗り場:イオン1階のスタバ前の出口を出てまっすぐ進み、さらに横断歩道を渡ったところです。ぱっと見たところバス停らしいものはありませんでした。ちょうどCW3のバスが近づいていたのと、他に乗車するおじさんがいたので分かりました。

シンガポールへの帰路。イオンからバスターミナルに向かうバスに乗った場所
シンガポールへの帰路。イオンからバスターミナルに向かうバスに乗った場所※

運賃

行きは4シンガポールドル(約320円)、帰りは5マレーシアリンギット(約128円)でした(※金額、レート共に2017年8月26日現在)。まったく同じ道を往復しているのに、この値段の差にはなかなか驚きます。

Causeway Link社のバスチケット
Causeway Link社のバスチケット

なお、運賃を乗車時に支払う場合は現金が必要なので、小銭を用意しておくことをお勧めします。私たちは帰りに10リンギット(二人分)がなく、運転手さんに何度もお釣りが出ないことの了解を求められた上で20リンギット払って帰ってきました……。

所要時間

所要時間は、道路と出入国の手続きの混み具合にかなり左右されます。そしてこれらの要素は曜日や時間帯で変わるので、今回の私たちのケースは参考までに書いておきます。

  • 行き:2時間(ジュロンイースト発9時ごろ、イオン着11時ごろ)
  • 帰り:1時間(イオン発14時ごろ、ジュロンイースト着15時ごろ)

ルートで書いた通り、2回バスを乗り換えます。行きはどの地点のバスも混んでいて、1本見送らざるを得ず、バスの待ち合わせで時間をとったと思います。加えて出入国審査の列も行きの時の方が混んでいました。


イオンのブキット・インダー店について

日本の一般的なイオン、マレーシアの他のイオンの店舗を詳しく知らないので、他も同様なのかもしれませんが、建物はスーパーのエリアとモールのコーナーに分かれていました。3階建ての建物が縦に分かれていて、スーパー部分もモール部分も3階構成です。

スーパーエリアの入り口
スーパーエリアの入り口

スーパー部分は日本でもよくある大きめのスーパーと同じで、階を分けて生鮮食品から衣料品や布団の類まで揃っています。モール部分もごく普通のモールで、飲食店から衣料品店、雑貨店、電気屋など、チェーン店が入っており、そして映画館もありました。

マレーシアの子供服ポニー。ワンピース類がかわいかった
マレーシアの子供服ポニー。ワンピース類がかわいかった
イオン内でユビソウとダイソーが並ぶシュールな光景
イオン内でユビソウとダイソーが並ぶシュールな光景

特徴的だと思ったのはムスリム用の祈祷室があること。イスラム教の国なので当然なのでしょうが、偶然入室する人を見かけてキレイな内装の内部がチラッと見えたのが新鮮でした。

祈祷室への案内板
祈祷室への案内板

また、これもマレーシアだからなんですが、トイレは多くが和式と似たしゃがむタイプです。私が入ったトイレは洋式トイレ場10個中2個しかなく、しかも1つが壊れていたので、やむなくその1つが空くのを待つことになりました。昭和生まれの日本人なので、スクワットはできなくもないですが、マレーシアでは用をたした後は紙を使わず水で流す習慣があり、床が濡れてるんですよね。水浸し状態のしゃがむタイプのトイレを使うのはどうも苦手でして……避けてます。ただ、前回行ったモールよりはきれいで嬉しかったです。

なお、トイレの個室には紙がありません(紙を使わず水で流すため)。トイレの入り口に紙があることがあるので、必要な方は取ってから入りましょう。

トイレットペーパーはトイレの入り口にあります
トイレットペーパーはトイレの入り口にあります



食事

シンガポールからマレーシアに来たら、楽しみはその物価の差です。いつもは許可が下りないレストランでのランチも、マレーシア価格なら倹約家リサも目をつぶってくれます。

私たちは「新概念日式火鍋 嵐(ARASHI)」というしゃぶしゃぶのお店に入りました。ジョホールに3店舗、ペナンに1店舗あるマレーシアのチェーン店です。一見日系っぽいですが、内装の雰囲気やビビンパがあるようなメニューから、日系ではないのではと思いました。

しゃぶしゃぶ屋さん「嵐」
しゃぶしゃぶ屋さん「嵐」
バーのようなキラキラした内装
バーのようなキラキラした内装

私は鶏雑炊、リサは石焼きビビンパを注文しました。

鶏雑炊セット
鶏雑炊セット
リサが食べた石焼きビビンパ
リサが食べた石焼きビビンパ

鶏雑炊は、スープに入ったご飯がでてきてそれを卓上コンロで温められます。さらに味噌汁、野菜と冷凍の鶏肉、生卵が登場。これ、何をどういう手順で食べるのかわかりませんが、殺菌卵か不明の卵を生で食べるのは怖かったので、野菜・肉・卵を全部鍋に投入して煮てしまいました。リサから「しゃぶしゃぶじゃない」というツッコミがありましたが、美味しかったので気にしません。

嬉しかったのがタレがたくさんあり、パクチも食べ放題だったことです。私は台湾式サテーというソースと、スイートチリソースをつけ、パクチをたっぷり載せていただきました。なかなか美味しかったです。リサのビビンパもまずまずだったそうです。

雑炊、ビビンパ、飲み物(お茶、水)、お手拭き2人分で気になるお会計は、10%のサービス料、6%のGST(消費税)が加算されて61.35リンギット(約1,570円)でした。……安い。シンガポールだったら同じ質と雰囲気で2倍取られてもおかしくありません。スタッフの対応もよかったし、かなり満足度の高いランチとなりました。

また、モールを出る前にフローズンヨーグルトを食べました。よくある量り売りのお店で、好きなフレーバーのアイスとトッピングを自分で盛り付け、最後に重さで値段が決まるお店です。オリジナル、バニラ、ブルーベリー、チョコレート、レッドベルベットケーキ……と5つのフレーバーを少しずつ入れ、さらに砕いたオレオを少し振りかけて11.50リンギットになりました。

量り売りのフローズンヨーグルト屋さん
量り売りのフローズンヨーグルト屋さん

味ですが、フローズンヨーグルトならどこも同じかなぁと思ったのですが、このお店は甘くて驚きました。マレーシア仕様なんでしょうか。酸味がなくてやや期待外れでした。

甘いフローズンヨーグルト
甘いフローズンヨーグルト



買い物

しつこいようですが、リサが靴を探しています。イオン・ブキット・インダー店は大きいモールなので、靴を売っている店舗もたくさんあり、結構な数を見て回れました。

イオンの館内図
イオンの館内図

が、案の定見つかりませんでした。シンガポールでも散々探した後だけあって、これは私にとって想定内でした。「ジョホールバルまで来たのに……」とは思わずにすみました。そもそも彼が求めているタイプの靴は、東南アジアで人気がないのかもしれません。

靴以外に欲しい物はなかったのですが、せっかくイオンに来たので、スーパーのエリアに入りました。1階は主に生鮮食品、2階は衣料品など、3階は布団やら食器やらいろいろありました。

ドリアンコーナー。季節柄、月餅コーナーもありました
ドリアンコーナー。季節柄、月餅コーナーもありました
シンガポールでもおなじみの鶏柄の食器
シンガポールでもおなじみの鶏柄の食器

そしてあちこちにイオン製品があり、思わず手が伸びます。

イオンのトップバリュー商品
イオンのトップバリュー商品
イオンのボトル
イオンのボトル

結局買ったのはイオンのみりん(18.9リンギット)、グラ・マラッカのボトル(6.25リンギット)、石鹸(3つで2.59リンギット)でした。

イオンで買ったみりん、ボトルタイプのグラマラッカ、石鹸
イオンで買ったみりん、ボトルタイプのグラマラッカ、石鹸

私的に嬉しかったのは、グラ・マラッカのボトルです。グラ・マラッカはココナツを原料にした黒糖のような風味がある砂糖なのですが、通常は塊で売られています。塊はお湯で溶かす必要があって手間なので、リキッド・タイプをシンガポールで探したのですが、見つけられないでいました。それがやはり本場マレーシアだからなのか、あっさりイオンで手に入った次第です。

グラ・マラッカ売り場。右2つが液体のボトルタイプ
グラ・マラッカ売り場。右2つが液体のボトルタイプ

帰宅後早速プレーンヨーグルトにかけていただきました。思っていたほどグラ・マラッカ独特の風味が感じられませんでしたが、それでも手軽に使えて嬉しいです。

プレーンヨーグルトにグラマラッカをかけていただきました
プレーンヨーグルトにグラマラッカをかけていただきました

まとめ

行きはバスが混んでいたり待たされたりで、非常に疲れました。リサには申し訳ないのですが、イオンに着いたころに私は不機嫌100%。たいした目的もなかったので来なきゃよかったなんて思っていました。

しかし、ランチに美味しい物をリーズナブルに楽しんだら気力・体力がすっかり回復。さらにウインドウ・ショッピングもそこそこ楽しく、グラ・マラッカを手に入れたころにはすっかり機嫌をなおしておりました。というのも、イオンは全体的にきれいで、雰囲気がよかったのです。混み具合も適度で、建物内の移動にも買い物にもほとんどストレスを感じませんでした。

さらに、帰りはバスの乗り継ぎも混雑具合も行きとは比べ物にならないくらい楽で、とてもスムーズにシンガポールに帰って来られたのも良かったです。

とにかく、前回のジョホールバル訪問に比べると、だいぶ快適だったという印象です。明確な目的もなくジョホールバルまで足を伸ばすことには今後も興味は持てなそうですが、もう一度行くならこのイオンの方に行きたいと思いました。

アレクサンドラ散策(IKEA→Alexandra Village Food Centre→Queensway Shopping Centre→Anchorpoint)

アレクサンドラ散策(IKEA→Alexandra Village Food Centre→Queensway Shopping Centre→Anchorpoint)

先週土曜日、アレクサンドラ・ロードの有名店をまわってきました。(気の利いたタイトルが思いつかず、行ったところを並べたら英字だらけの見づらいタイトルになってしまいました。)

最近、夫リサが靴を探しているのですが、すでに結構な店舗数をまわったものの、お気に入りが見つけられないでいます。そこで「(マレーシアの)ジョホールに行く!」と会社の同僚に言ったところ、ジョホールに住んでいる同僚から「ジョホールよりQueensway Shopping Centreの方がいい」と勧められたのだそうです。

ご存知の方も多いと思いますが、Queensway Shopping Centreはアレクサンドラ・ロード沿いにあるショッピングモールで、スポーツ用品を取り扱う店舗がやたら多いのが特徴のモールです。マレーシア人でもジョホールよりこのモールで買う人がいるくらいらしいので、じゃあ(ジョホール行くの面倒だし)こっちに行こう、となりました。

本記事に出てくる場所はすべて近くに集まっていて、徒歩で回れます。ただ、この近辺は駅から少し離れてまして、電車+バスかバスでのアクセスになります。私たちはMRTのQueenstownからバスに乗りました。

アレクサンドラに行くならIKEAに行きたい

スポーツ用品にまったく興味がない私はあまり気乗りしなかったのですが、IKEAがすぐ近くにあるのを思い出しました。

私にとってIKEAは、欲しい物が無くても足を運びたくなる魅力があります。家具は要らなくても日用雑貨が見たい! と思い、IKEAに行くことを条件にQueensway Shopping Centreにもついて行くことにしました。

週末のIKEAは非常に混雑します。なので開店の10時過ぎには着くように向かいました。リサはIKEAでの買い物に関心がないので、レストランに放置。ここでは会員はコーヒーが無料です。週末の朝、窓際の心地よい席で無料のコーヒーを飲み、リサはご満悦だったようです。

IKEAのレストランでコーヒー・ブレイク
IKEAのレストランでコーヒー・ブレイク

私は1階で50枚パックのカラー紙ナプキンを買いました。さらに、かわいいティーマットがセールで1.9ドルだったので、一緒に衝動買いしてしまいました。

また、食料品コーナーで初めてホットドック・セットを買いました。ホットドック用のパンとチキン・ソーセージは一緒に買うと5ドル(約400円)です。IKEAのホットドックってソーセージがチキンのせいか、なんとなく物足りなさを感じていたのですが、逆に軽くていいかもと思って買ってみたのです。そしたらやはり、朝ご飯としてはちょうど良い量で、買って正解でした。

IKEAのホットドックセット。美味しかったのでまた買いたい。
IKEAのホットドックセット。美味しかったのでまた買いたい。

たいして店内を見ることもなく、買い物もそこそこでしたが、楽しいIKEA寄り道でした。

アレクサンドラのアボカドだらけなホーカーAlexandra Village Food Centre

IKEAを出るころ、まだ11時過ぎぐらいだったのですが、シンガポールのご飯処は12時過ぎから混み始めるため、先に昼食を取ることになりました。

向かったのはアレクサンドラ・ロードを南下して交差点を渡った先にあるホーカー(屋台街)、Alexandra Village Food Centreです。リサが会社の同僚からこのホーカーでのお勧めを聞いてきており、探す前から食べるものは決まっておりました。

Alexandra Village Food Centre
Alexandra Village Food Centre

まずは小籠包。店頭でおじさんが粉を練っていたので、どうやらちゃんと手作りした小籠包を出しているようです。このお店にはリサが好きな担々麺もあり、担々麺も一緒に注文しました。

小籠包屋さん
小籠包屋さん
小籠包と担々麺
小籠包と担々麺

味は……甘かったです。皮はしっかりした感じで、少し硬め。スープもしっかり入っています。しかし、なんだか全体的に甘めでして、不味くはないのですが、私の好みではありませんでした。担々麺も甘かったので、こういう味付けのお店なんでしょう。リサは担々麺を絶賛していましたが、私にとっては普通でした。値段(どちらも4ドル)を考えれば十分なクオリティですが。

続いてラクサ。

お洒落ラクサのお店
お洒落ラクサのお店
土鍋に入ったお洒落ラクサ
土鍋に入ったお洒落ラクサ

鍋? 玉子麺? ……パセリが振ってあって、なんだか小洒落てます。イメージと違うものが出てきてびびりましたが、買ってきたリサ曰く、麺は選べたそうです。その時点で「ラクサじゃない」と言いたくなりますが、オリジナリティを加えたお店なのでしょう。味はしっかりラクサでした。スープはかなりクリーミーでして、その点は好みの味でした。ただ、このお店に限らず、外で食べるラクサは私たちには辛すぎて、食べきるのが辛いです。二人で一杯でちょうど良かったです。

そして最後はデザートにアボカドジュース。このホーカー、なぜかアボカドを掲げたジュース屋さんが3軒もあります。

アボカドジュース屋
アボカドジュース屋
アボカドジュース屋
アボカドジュース屋

リサの同僚のお勧めはMr. Avocadoだったらしいのですが、閉まっていたのでやむなく他のお店のものにしました。

Mr. Abocado
Mr. Abocado

うーん。イマイチでした。アボカドジュースはお気に入りのお店があるので、そのお店とどうしても比べてしまいます。リサは青臭くて飲めませんでした。Mr. Avocadoが試せなくて残念!

青臭かったアボカドジュース
青臭かったアボカドジュース

ようやく本命のQueensway Shopping Centre

適度にお腹を満たし、ようやく本命のQueensway Shopping Centreに入りました。場所は、ホーカーから大通りの信号を渡ればすぐ目の前です。

Queensway Shopping Centre
Queensway Shopping Centre

中に入ると、本当にスポーツ用品店舗ばかりがみっちり入っていました。これは片っ端から覗いていくしかありません。最初の数軒は一緒に見ていたのですが、リサのこだわりを私はわかっているようでわかってないので、途中からリサが一人でまわることになりました。私は屋内ベンチで待機。

リサは1階を一通りまわったあと、今度は3階に向かったようなのですが、すぐに戻ってきました。3階はスポーツ用品のお店が少なかったようです。再合流して2階は私も一緒にまわりました。

すると、2階も1階に比べると店舗の毛色が違うようでした。1階はスポーツ用品でも靴とウェアがメインなのですが、2階は専門店とか、革靴中心の靴屋とか、印刷屋だとか、ちょっと雑多な感じなのです。当然1階ほど見るお店がなく、見て回るのにそれほど時間がかかりませんでした。

結局……リサのお気に入りは見つけられませんでした。本人も難しいと思ったらしく、靴探しの旅は休止することになりました。どうやら日本にはお目当てのモデルがあるらしく、日本に行く機会があったらその時に探したいとのことでした。

おまけで寄ったアウトレットモールAnchorpoint

シンガポールでお気に入りの靴を探すこと自体を諦めたので、もう靴を探しにどこかに行くつもりはなかったのですが、Anchorpointは帰り道の途中なので寄りました。私もIKEAのついでに何度か来ている、IKEAの前にあるモールです。ジュロンイーストのIMMに比べると売り場面積は劣りますが、シンガポールの数少ないアウトレットモールの一つです。

リサは1階と地下1階の靴屋をざっとまわりました。私はリサが靴を見ている間、お気に入りの子供服屋Cotton on Kidsを見てました。そしてリサは店舗数が少ないので短時間でまわれたようですが、やはりお気に召した靴は見つからなかったようです。

結局収穫がなく、地下のフードコートでコピを飲んで少し休憩。ちなみにAnchorpointの地下にアボカド専門店がありました。リサが「この街はアボカドばっかり!」と驚いておりました。確かに……。

Anchorpointのアボカド屋
Anchorpointのアボカド屋

その後、Anchorpointを後にしました。

収穫無し。でもあちこち回れて楽しかったかも。

帰りはAnchorpoint目の前のバス停からバスに乗って駅まで移動し、電車で帰宅しました。

結局、アレクサンドラでリサの靴探しに関して収穫はありませんでした。でも、なんだかなんだIKEA、ホーカー、モール2つを一度にまわれて、なかなか楽しい外出になったと思います。

映画「イロイロ ぬくもりの記憶(爸媽不在家 ILOILO)」で垣間見るシンガポールの中流家庭

映画「イロイロ ぬくもりの記憶(爸媽不在家 ILOILO)」で垣間見るシンガポールの中流家庭

以前から見たいと思っていたシンガポール映画「イロイロ ぬくもりの記憶」をネットで見ました。日本語版のトレーラー最後に私が好きな是枝監督のコメントが出てくるのですが、どうやらこの映画を撮ったアンソニー・チェン監督が是枝監督のファンだそうで、その関係で是枝監督がこの映画にコメントを寄せたようです(出典:映画.com)。以下はコメントの抜粋。

私たちはアンソニー・チェンによってシンガポールの人々の営みをリアルに知ることになる。

私がこの映画に期待したものがまさにこれ。映画を通じて、シンガポール人の生活のリアルを知りたいと思っていました。現在30代の監督自身の子ども時代をモデルにしているので、時代設定は98年ごろなのですが、それでもシンガポール人の生活を垣間見るには興味深い作品だったと思います。

以下、あらすじと感想です。ネタばれも書くので、気になる方はお読みにならないでください。ただ、この作品の良さは話の筋ではなくて映像や空気感なので、ネタばれ読んでも楽しめるだろうと思います。

あらすじ

主人公はやんちゃな少年ジャールー。家はHDB(公団)で、シンガポールのごく普通の中流家庭です。両親は共働きで、母は第二子を妊娠中。そんな家庭に28歳のフィリピン人住み込みメイドのテリーが雇われるところから物語は始まります。

ジャールーはなかなかの問題児で、テリーに意地悪するなど反発しまくり。しかし次第に二人は心を通わせていき、ジャールーはテリーに懐くようになります。母はそんな二人の姿に嫉妬し、テリーに辛く当たるようになります。

やがてシンガポールはアジア通貨危機の影響を受けて不況に陥り、母の会社では従業員の解雇が日常茶飯事となり、父も仕事を失います。さらに母は寂しさから自己啓発セミナーの詐欺に騙され、ジャールーの一家は経済的に行き詰まります。やむを得ずテリーを解雇することになり、ジャールーとテリーは引き離されます。

空港でテリーを見送り、車の中で涙を流すジャールー。

やがて母は出産を迎えます。病院の待合室でジャールーは父と二人、テリーがいつも聞いていた音楽に身をゆだねます。そして分娩室では、ジャールー一家を明るく照らすような小さな命が母から誕生し、物語は終わります。

感想

この映画、トレーラー見た時から好きな映画の予感はしていたのですが、ハズれませんでした。たぶん、是枝作品が好きな人にはフィットします。

音楽がほとんどなく、過剰な演出がほとんどないので、ドキュメンタリーのようです。時代設定が20年前だからなのか色使いもちょっと古臭い感じなのですが、それがノスタルジックでいいです。

予算の関係なのか不明ですが、出てくるシーン(風景)のパターンが少なく、単調な印象があります。しかしそこはこの作品においてあまり重要ではないと感じました。主な舞台は家と学校なんですが、物語の主軸が家族のことと、ジャールーの素行なので、そうなったのかもしれません。

ただ、そんな展開の中でもシンガポールの人たちの生活を垣間見るのに興味深かったのは以下のシーンです。

  • ラッキープラザ
  • 義母の誕生日祝い(一族で集まって食事)
  • お墓参り
  • 学校での公開ムチ打ち

ラッキープラザはシンガポールの目抜き通り、オーチャードにあるモールなんですが、フィリピン人メイドさんが集う場所として有名です。テリーがここを訪れ、やがてここで違法なバイトを始めます。メイドさん同士がうさわ話に花を咲かせるのですが、実際こうやって情報交換してるんだろうなぁと想像できました。

また、義母の誕生日会では一族が集まって食事をするシーンがあります。血縁、そして年上を大切にする中華系っぽいシーンでした。

お墓参りでは、一家が一緒に住んでいたおじいちゃんのお墓を訪れます。土地が貴重なシンガポールでは、墓地が次々と宅地に変えられており、TVドラマでもまるで郵便受けのような納骨堂?しか見たことがなかったのですが、この映画では日本の郊外で見るような野原の中にお墓がありました。もしかすると98年ごろの時代設定かもしれませんが……意外でした。

そして一番の衝撃は学校での公開ムチ打ち。ジャールーが学校で同級生をケガさせてしまい、ムチ打ちをされます。シンガポールにはもともと刑罰としてムチ打ちがあるし、主に中華系の家ではしつけでムチ打ちをするし、学校でもあるとは知っていましたが、映像で見ると衝撃です。。講堂に集められた子どもたちが学校のルールを復唱するなかで、壇上に連れ出され、生徒たちの前でムチ打ちを受けるのです。この映画で一番の恐怖シーンだったかもしれません……。

物語の中で印象的だったのは、母の苦悩でした。この映画、メイドさんと子どもが仲良くなってしまい、母がメイドさんに辛く当たるだけの映画だと勝手に思っていたのですが、そんな単純でもなく、母はかなり悩み苦しんでいるようでした。

自分が生んで育てた子どもとはいえ、ジャールーはかなりのやんちゃで扱いにくい子どもです。母はつい怒ったり、怒鳴ったりと、厳しいしつけをしてしまいがちだったのでしょう。ただでさえ不況で生活が厳しくなっていくのに、家庭ではジャールーの心が離れていき、テリーへと向かうのは本当に辛かったに違いありません。

自己啓発セミナーに騙されてお金を失い、それを夫に告白するシーンで見せるサッパリしたような表情に、見る方は希望を見い出せました。

ちなみに一緒に見た夫リサに感想を聞いたら、「お父さんのダメおやじっぷりがいいね!」と言っていたので、やはり男性は男性、女性は女性に感情移入しやすいのかもしれません。

リサの感想通り、お父さんはいい塩梅でダメ親父です。投資を失敗したり、仕事をクビになったり、タバコが辞められなかったり。ただ、人柄がよくて、家族思いでテリーにも優しい人として描かれていました。実際、中華系のご家庭は母が強いと聞きますし、このあたりもリアルにシンガポール人家庭が描かれていたのではと思います。

おすすめします

振り返ると、暗いストーリーでした。でも、ジャールーの無邪気な強さがそれを感じさせないし、ちょっととぼけた父の姿は時々笑いを誘います。最後、筋としては一家の経済状況は希望を見いだせないまま終わるのですが、母が分娩室で笑顔で生まれたばかりの子どもの頬に口づけするシーンには、お金がなくても明るい家族の未来を予兆するようなシーンで、ここだけ涙がハラハラと落ちてきました。

まとまりのない感想になってしまいましたが、シンガポールという国に関心がある方にはお勧めの映画です。住んでいても、外国人として見るこの国の風景は本当に限られたものなんだろうと改めて思いました。物語として楽しむのもいいですが、シンガポールを知る映画の一つとしてお勧めします。

サンダーティーライスに夢中。暫定一位はラオパサ版

サンダーティーライスに夢中。暫定一位はラオパサ版

やたら緑色なお茶漬けホーカー飯、サンダーティーライスにはまっています。多い時は週に2回は食べてました。

初体験の時の感想はこちら
ヘルシーなお茶漬けホーカー飯「Thunder Tea Rice(擂茶饭)」初体験 (https://22plus.jp/blog/2017/05/02/222351.html)

ベジタリアン向けサンダーティーライス
ベジタリアン向けサンダーティーライス

一時期、熱に浮かされた様にネットで店舗を探しましたが、あまりネットに情報がないだけでなく、地元民の口コミも情報がすぐに古くなってしまってあてにならないことがわかりました。なので、最近は出先のホーカーに立ち寄ると、「あればいいなぁ」くらいの気持ちで探しています。

サンダーティーライスのお店の傾向

私の限られた行動範囲での印象ですが、サンダーティーライスのお店があるのは比較的規模が大きいホーカーが中心で、フードコートやコーヒーショップにはあまりありません。

シンガポールのホーカー飯にはチキンライスとか、ナシレマだとか、バクテーだとか、定番飯がいくつかありますが、残念ながらサンダーティーライスは二番手以下のようで、ストール(店舗)が少ないフードコートやコーヒーショップにはあまり店舗を構えないようです。

ひっそりサンダーティーライス
ひっそりサンダーティーライス

また、サンダーティーライスにはベジタリアン対応と非対応の2種類があります。(シンガポールにはインド系を中心に一定数のベジタリアンいます。)なので、ベジタリアン店舗がベジタリアン商品として扱っているケースもありました。

ベジタリアン・レストランのサンダーティーライス(小魚はフェイクでした)
ベジタリアン・レストランのサンダーティーライス(小魚はフェイクでした)

作るのが面倒だし、あまり人気がない?

サンダーティーライスはホーカー飯の中で二番手以下、と書きましたが、つまりあまり人気はないようです。ヘルシーすぎる、なんて言う人もいました。主に「炭水化物+油+少量のたんぱく質」で構成されるホーカー飯の中で、あれだけ野菜中心で脂が少ない料理は確かに特異です。苦手な人もいるというのは理解できます。

サンダーティーライスのお持ち帰り版(お茶はお湯で薄める)
サンダーティーライスのお持ち帰り版(お茶はお湯で薄める)

そして、具材が多く手間がかかるのも店舗数が少ない理由では、との意見もありました。一つ一つの具材がそれほど手の込んだ調理をされてるようには見えないのですが、単純に材料は多いので、他の料理に比べると面倒なんでしょうか……。朝早い時間にホーカーに行っても、サンダーティーライスのお店は閉まってたり、まだ準備中で開店は10時以降、なんて言われたことが何度かありました。

サンダーティーライス屋さんは朝閉まってることが多い?
サンダーティーライス屋さんは朝閉まってることが多い?

私はまだ「朝サンダーティーライス」を経験したことがありません。チキンライスとかバクテーに比べたら朝食向きなんじゃないかなぁって個人的には思うんですがね……。(みんながみんなではありませんが、中華系の皆さんは朝から結構脂っこいものを召し上がります。私の朝はヘビーミール、なんて言って9時前に焼きそば食べたりとか。)

サンダーティーライス屋さんは朝閉まってることが多い?
サンダーティーライス屋さんは朝閉まってることが多い?

好きなサンダーティーライスの条件

そんなわけで、私なりに何店舗かのサンダーティーライスを試してきましたが、やはり美味しいお店とそうでもないお店があります。以下は私の好みです。

まず、小魚とナッツの両方が入っているものが好きです。ベジタリアン向けだと小魚が入ってないし、小魚が入ってるとナッツが入ってないケースがあって、どこのサンダーティーライスも両方入っているわけではないようです。

また、お茶(スープ)はしっかりした味の物が好き。私がよく行くお店では緑のペーストと白いペーストを合わせた後、お湯で薄めているようなのですが、白いペーストにコクがあるようで、材料が気になっています。あと、お茶なのか具の調理なのかは分かりませんが、ニンニクの風味がガツンとくるタイプが好みです。

ラオパサに連れていってもらった

こんな感じで、サンダーティーライスに私はぬるい愛を抱き続けているわけですが、前回のサンダーティーライスの記事を見たケイティさんから、ラオパサにサンダーティーライスがある旨教えていただき、かつ連れていってもらいました!

初めて来た、ラオパサ
初めて来た、ラオパサ

ラオパサはシンガポール金融ビル群の足元にある有名ホーカーで、在住者にはもちろん、観光客にもメジャーな場所です。しかし私は結構長いこと知らなかったし、もちろん行ったこともありませんでした。最寄り駅のラッフルズプレイスでは何度か降りたことはあるので、地図を見てこんな中心部に巨大なホーカーが……と驚きました。

約3年前の2014年に改装されたばかりで、ホーカーと言えどかなりきれいです。天井が高くて開放的だし、風が抜けると暑い日でも気持ちよく食事ができそうです。店舗もフードコートと変わらないような新しい設備が整っていました。

ラオパサのサンダーティーライス店舗
ラオパサのサンダーティーライス店舗

10時ごろに行ったら、案の定「準備中」と追い払われました。しばらくだべって時間をつぶし、話が盛り上がったのもあって結局注文したのは11時近くになってから。サンダーティーライス(5.5ドル)とサンダーティーライススペシャル(8.5ドル)の2種類あり、後者は魚かチキンがついてくるようです。そこまでヘビーなものは不要なので、二人とも普通のをブラウン・ライスで注文しました。

こちらがラオパサのサンダーティーライス。

ラオパサ版サンダーティーライス
ラオパサ版サンダーティーライス

小魚とナッツが両方入っていますが、両方入っているタイプを食べたのはこれが初めてでした。どちらも乾いていて歯ごたえがある食材ですが、パリパリとコリコリ、違う食感なので、ここで初めて両方入っている喜びを知りました。

さらに、お茶も美味しい。いつもすぐにお茶を全部かけてしまうのですが、ここのお茶はレンゲでしばらくすすってしまいました。お茶漬けにしないうちに全部飲んでしまいそうだったので、途中でお茶漬けモードにしましたが、味がしっかりしていて夢中になる美味しさでした。

そう。前述の「好きなサンダーティーライスの条件」、実はこのラオパサ版を食べたことで私の中で確立したものだったのです(笑)。

暫定一位はラオパサ版

そんなわけで、私の好きなサンダーティーライス暫定一位はラオパサ版です。今後新しいお店を発掘できるか未定なので、暫定と書きました。

お好みがあると思いますが、ラオパサだったら有名だしアクセスもいいので、在住者・旅行者関わらず一度お試しいただきたいなぁと思います。

ちなみに食事の後、ケイティさんにはタンジョンパガーのChocolat N’ Spiceという有名な菓子屋さんに連れて行っていただきました。これでもか、というくらいぷくぷくに膨らんだマフィンがなんと1つ1.5ドル前後。フレーバーの種類も豊富で、思わず目移りしてしまいました。

タンジョンパガーのローカル・マフィン
タンジョンパガーのローカル・マフィン

マフィンと言うより蒸しパンみたい、というケイティさんの形容どおり、ホットケーキミックスで作ったお母さんの蒸しパンみたいな懐かしい味がします。ちょっと甘めなので、濃いコーヒーとよく合います。冷凍保存してちまちまいただいて、しばらく幸せな日が続きました……。

ここのマフィンは日本人にも有名だそうで、帰宅後に検索かけたら日本語の情報がわんさか出てきました。ラオパサにしてもこのお店にしても、まったくもって流行りに疎い在住者です。

ケイティさん、ラオパサにマフィン屋さんに、有名店ご案内いただいてありがとうございました!

夫のワークライフ・バランス in シンガポール

夫のワークライフ・バランス in シンガポール

Happy National Day!

今日はシンガポールの独立記念日です。地元で所属してるサークルのWhatsappには、お祝いメッセージがガンガン届いています。

Whatsappに届いたNational Dayのお祝いメッセージ画像の一つ
Whatsappに届いたNational Dayのお祝いメッセージ画像の一つ

多民族のシンガポールは年中お祝い事がある国ですが、国としては今日が一番大切な日なのでしょう。次回の集まりに「赤い服を着てきてね」と言われましたが、持ってないので困っているところです(笑)。

さて、今日は祝日で私の仕事は休みですが、夫リサは自宅で仕事をしています。

シンガポールに来てからうちの夫リサはとても忙しくなりました。日本ではあまり残業することもなく帰宅し、有休も必要な時にそこそこ取得していたのですが、シンガポールでは帰宅後や休日に仕事をするのが当たり前になったし、有休もほとんどとれていません。さらに、海外出張が数少ない祝日にバッティングすることが多いのに、その代休もありません。

日本の環境が恵まれていたのかもしれませんが、はたで見ていてちょっとかわいそうなくらい忙しく働いています。

シンガポールの日本人のワークライフ・バランス

日本の会社員の忙しさって、程度の差はあれ、みんな一定以上忙しいという印象を持っていました。それは残業の量や休日出勤とか、有休のとりやすさとかが、それほど大きく違わないということです。

それがシンガポールに来て驚いたのが、同じ日本人と言えど勤務先によってだいぶ差があるということです。日本と変わらない、むしろ日本より忙しくしている人がいる一方、残業はほぼゼロで、有休もすべて消化するのが当たり前という人たちもいます。

シンガポールには日系企業の他、シンガポールの会社であるローカル企業、それ以外の国の資本の外資の3種類があります。よく言われるのは日系企業は忙しくて給料が低い一方、ローカルと外資はゆるくて給料がいいということ。(ただ、ローカルと外資は成果に厳しく、結果が出せないとクビになりやすい。)

しかし、必ずしも日系が忙しいところばかりではなく、日系企業社員でも忙しい人とそうじゃない人の差が激しいと感じています。その話を交友関係が広い日本人の方にしたら、「自分もそう思ってた!」と言っていたので、あまりハズした意見でもないと思います。

シンガポール人のワークライフ・バランス

私はシンガポール人と働いていないので、リサの会社の話、人から見聞きした話になりますが、シンガポール人のワークライフ・バランスというもの会社によって差がある印象を持っています。

シンガポールでは、一定の収入以上の雇用者には残業代を出さない契約が可能です。なので「基本的に残業はしない」という考え方があるらしく、それを前提に成り立つ会社では誰もが定時になれば帰りますし、休日に仕事をすることもありません。有休もすべて消化します。

しかし、リサの会社はみんな忙しく働いています。帰宅してからの仕事や休日の仕事は、リサだけのことではありません。「週末にもメールが来る!」と嘆いていました。シンガポール人であろうが日本人であろうが、職務を果たすために懸命に働いているようです。

そして、日本独特の悪習と思っていた「飲みにケーション」は、ここシンガポールにも存在します。

東南アジアの労働環境ににゆったりしたイメージを持っている人もいると思いますが、少なくともシンガポールに関しては、日本以上に忙しい環境もあるということです。

なぜシンガポールに来たのか

シンガポールに来て、日本より仕事が楽になり、よりプライベートを楽しむようになった人たちがいます。一方でわが夫リサのように、日本より忙しくなってプライベートがないような人たちもいます。

当初は、プライベートを充実させてるご家族の話を聞くと、正直うらやましいと思っていました。リサは休みが取れないだけでなく、週末も平日の疲れで寝てばかりいて、日本で生活していたときより夫婦で外出したり、ただ話すだけの時間もぐっと減ってしまったからです。

ただ、ほどなくして考え方が変わりました。

シンガポールに何しに来たって、
シンガポールに働きに来たんだよね

という、当たり前のことに気づいたのです。

シンガポールの職場は忙しい、忙しくないの差が激しく見える、と書きましたが、そういった意味で、ワークライフ・バランスの点での職場の選択肢の幅は、日本より広く見えます。自分の意思で来た現地採用者は勿論、駐在員の人たちだって、転職と言う形で職場を選ぶことはできます(待遇を考えれば、駐在から現地採用への切り替えは踏み切れない人も多いと思いますが……)。なので、リサだって、本当に今の環境が辛ければ、もう少し楽な職場を選ぶことも不可能ではありません。

しかし、リサは、シンガポールに働きに来たのです。楽な環境を求めたり、周辺国を旅行するために来たわけではありません。

その目的に立ち返れば、大事なことは今目の前の仕事を頑張ってもらうことです。そして、その経験を日本に持ち帰って今後のキャリアに生かすことがシンガポール生活の目的なのでした。

……なんだか自分のことのように語ってしまいましたが、リサ自身は当然理解していることと思います。ただ、私も基本に立ち返って今ここにいる理由を思い出したら、日々のつまらない不満が解消されました。

もちろん、体を壊すまでは働いて欲しくはないし、リサもそれはわかっています。
私たちはあともう少し、シンガポール生活を頑張ります。

シンガポールのPR(永住権)は欲しいが、国籍は変えないという話

シンガポールのPR(永住権)は欲しいが、国籍は変えないという話

明日8月9日はナショナルデー、シンガポールの独立記念日です。国旗や赤いシャツを着た人があふれる街も、テーマソングを流したり特番を組んだりするメディアも、お祝いムードを盛り上げています。

ナショナルデー(独立記念日)に向けてスーパーで売り出したシンガポールの国旗
ナショナルデー(独立記念日)に向けてスーパーで売り出したシンガポールの国旗

さて、先日、コミュニティセンターの英語のコースで、下記の記事を読みました。

Singapore must manage inflow of new immigrants carefully: PM Lee Hsien Loong
http://www.straitstimes.com/singapore/spore-must-manage-inflow-of-new-immigrants-carefully-pm

もともとシンガポールは移民国家ですが、労働人口の減少を補うために積極的に優秀な外国人を受け入れ、そして条件に合った人たちにPR(永住権)を与えたり、シンガポール国籍への変更を進め、人口の維持・増加を図っています。

そのようなシンガポールの制度を利用し、働きに来ている外国人には、それぞれの目的や思いがあるでしょう。授業では、3人のグループで自分たちのことを伝えあいました。

それぞれのシンガポールに来た理由と将来の予定

日本出身の私

子どもがいない中年夫婦の妻。シンガポール在住歴は2年弱。夫の仕事の都合で来たので、本人自身にシンガポールで働く理由はない。夫は現職でシンガポールへの転籍話があったので来たという経緯。シンガポールに来てから、世帯収入はもろもろの理由で減ってしまった。なのでお金目的でシンガポールに働きに来たというつもりはないし、実際そのようになっていない。
駐在ではないので、このまま当地に留まれば、いずれPR(永住権)の申請も可能かもしれないが、夫婦ともにシンガポールに長く居たいという希望はないので、PRは望まないし、近い将来本帰国したいと考えている。

中国出身のGさん

2児のお父さんで、シンガポール在住歴は15年以上。母国で結婚し、一人目のお子さんをすでにもうけていたが、十数年前は中国よりシンガポールの方が収入がよかったとのことで、単身シンガポールに働きに来る。数年後、奥さんとお子さんを呼び寄せ、シンガポールでさらに二人目のお子さんをもうける。PR保持者ではないらしく、息子さんに兵役の義務はなさそう。(シンガポール国民、PRの男子には兵役の義務があります。)
中国の労働市場は以前よりずっとよくなっており、お金がたまったら家族で本帰国も考えているとのこと。ただ、息子さんがシンガポールの学校への進学を望むのなら、この国にいてもいいとのこと。

マレーシア出身のAさん

中華系マレーシア人の1児のお母さん。シンガポール在住歴は数年。同じくマレーシア人のご主人がシンガポールで働くことを決めたので、それについてきたとのこと。ご主人がシンガポールで働くことにしたのはシンガポールの方が収入が良いから。ビザの都合で幼いお子さんは連れてこられず、実家に預けている。普段は夫婦二人でシンガポールで働き、月に一回だけマレーシアに子どもに会いに帰っている。
収入面だけでなく、子どもの教育の面でもシンガポールがいいと考えていて、PRを取得して息子をシンガポールに呼び寄せるのが今後の目標。

GさんとAさんがシンガポールに来た理由

GさんもAさんも、シンガポールで働く理由は収入が理由でした。つまり、出稼ぎに来ているということになります。ただ、どちらもお子さんの教育のことにも触れており、子どもを育てる環境としてもシンガポールに魅力を感じているようです。

結構ショックだったのが、Aさんがお子さんをマレーシアに置いてきていること。まだ1歳か2歳くらいだったと思います。以前、中国の農村では子供を親に預けて若い夫婦だけで都会に出稼ぎに行くのが普通、なんていうのをTVで見ましたが、マレー半島でもそういうことがリアルで起きていることを身近な例で知りました。彼女が早く子どもを呼び寄せられるようになることを願うばかりです。

一方、数字が無いので印象の話になりますが、日本人で収入目的、子どもの教育目的でシンガポールに来ている人たちの絶対数は決して多くないと思います。そもそも駐在が多いし、現地採用でも日本人が日本よりシンガポールで稼げる職種はそうないと思うからです。教育目的の移住話はネット上で見ることはありますが、実生活でそう言ったご家庭に会ったことはありません。

日本との違いを感じた事例でした。

リサの同僚の方の話

話は少し変わって、夫リサの同僚の話。

ランチの場で会社の同僚とPRの話になったそうです。シンガポールの歴史的背景から、中華系マレーシア人はPRが取得しやすいと言われているのですが、リサの同僚の中華系マレーシア人の皆さんはやはりPR所持者だそうです。そしてそれ以外の国籍の同僚たちもPRを申請中、もしくは近いうちに申請予定とのことでした。つまり、リサ以外の外国人はPR所持もしくは取得を希望しています。

かなりの衝撃を受けたのが韓国人の同僚の方の話。

前述の通り、シンガポールでは男の子のお子さんがいる方がPRを取得すると、息子さんに兵役の義務が発生します。日本人のご家庭だと、お子さんを他国の兵役に送ることに迷いが出ることもあるでしょう。

しかし、その韓国の同僚は、
「韓国でも兵役はあるし、むしろシンガポールの方が楽」
という理由で躊躇が無いそうです。

そうでした。韓国には兵役があるのでした。
そして「シンガポールの方が楽」というニュアンスは正確にはわかりませんが、少なくとも
有事が差し迫っている可能性は、朝鮮半島の方が高い
というのは事実かと思います。

お金のこととか、教育のことだけでシンガポールの外国人のことを捉えていた私は平和ボケしているのかもしれません……。朝鮮半島問題は、日本も他人事どころか当事者に近い問題なのに……。

PRを取得しても国籍は変えない

Gさん、Aさんと話をしていて意外だったことがあります。いずれ中国に帰ると言っているGさんはもちろん、PR取得を希望しているAさんも、自国の国籍は手放さない(=シンガポール国籍にはならない)と言っていました。さらにさらに、あるシンガポール人の方までが、「なぜ(外国人で)シンガポール国籍に変える人がいるのか理解できない」と言ってました。

ダイソーにもシンガポール国旗グッズがたくさん
ダイソーにもシンガポール国旗グッズがたくさん

私は、国籍を変えたがらないのは日本人ばかりだと思っていました。20年以上こちらに住んでいるシンガポール人と結婚した日本人の方に会ったことがありますが、国籍は変えないと言っていました。しかし、日本人の限らず、「PRは欲しいが国籍は変えたくない」という人は多いようです。

安全で急速な発展を遂げたシンガポールは、働く国としても子どもを育てる国としても、魅力がある国だと思います。その魅力に外国人が集まり、長くこの地で生活するためにもPR取得を望む人たちが多くいます。そして冒頭に書いたように、シンガポール政府は優秀な外国人には国民になって欲しいと考えています。

当たり前ですが、国籍を変える人・変えない人、それぞれの事情や考えは、もっといろんな人に話を聞かないとわかりませんし、実際に多種多様だと思われます。なので、あいまいな印象しか書けませんが、「国籍を変えてもらう」というハードルは、結構高いのでは、と思うようになりました。

明日52歳を迎える、移民国家のシンガポール。今後どのような人たちがこの国の一部になっていき、どのような発展を遂げていくのかは、いずれ日本に帰る日本人の立場からも、気になることです。