2週間足らずで売切れ。マクドナルド・シンガポールの期間限定、「ナシレマ・バーガー」を振り返る

2週間足らずで売切れ。マクドナルド・シンガポールの期間限定、「ナシレマ・バーガー」を振り返る

シンガポールのマクドナルドで期間限定販売されていた「ナシレマ・バーガー」が、2週間足らずで売り切れになったのがニュースになっていました。ナシレマ・バーガーだけでなく、同時販売されていたチェンドル・マックフルーリーとバンドゥン・マックフィズも売切れ。このシリーズは大好評のうちに幕を下ろした模様です。

McDonald’s Nasi Lemak burger, Chendol McFlurry sell out in 2 weeks
http://www.channelnewsasia.com/news/singapore/mcdonald-s-nasi-lemak-burger-chendol-mcflurry-sell-out-in-2-9062172

ナシレマ・バーガーが2週間足らずで売り切れのニュース
ナシレマ・バーガーが2週間足らずで売り切れのニュース

そもそもこの商品群、何だったのかと言うと、8月9日のシンガポール独立記念日に向けた企画商品でした。ココナツご飯のナシレマ、緑のゼリーのチェンドル、ローズシロップのジュースのバンドゥンは、このマレー半島近辺に根付いた食べ物です。ちょうど独立記念日に向かって街のいたるところに国旗やお祝いの横断幕が掲げられるようになった時期に販売され、ナショナリズムというか、この地への帰属意識というか、シンガポール人にとって何か自国と自分のアイデンティティ感じられる嬉しい商品群だったのではと想像しています。

私はこういうファストフードの期間限定商品に、激しく反応するときと全く無関心なことがあるのですが、今回は非常に興味を持ちました。私、ナシレマが好きなんです。特に近所のコーヒーショップのナシレマが美味しくて、そこに足を運ぶとナシレマ以外は食べません。あの甘いココナツご飯を一体どうやってバーガーで再現するの? と気になって仕方ありませんでした。そして販売開始日当日は仕事がオフだったので、11時の販売開始10分後くらいにはナシレマ・バーガーとバンドゥン・マックフィズを楽しんでいたわけです。

シンガポール期間限定だったナシレマ・バーガーセット
シンガポール期間限定だったナシレマ・バーガーセット

そもそもナシレマが何という話ですが、ココナツミルクを使って炊いたご飯であり、それにサンバルという辛い味噌とおかずがついてきます。おかずはキュウリ、小魚、卵、揚げたチキンなどが定番で、その他お店で他のおかずが選べたりします。このナシレマをマクドナルドがどうバーガーにしたかということなんですが、まず、バーガーのメインであるチキンにココナツの風味がつけられていました。そしてソースはもちろんサンバル。加えてキュウリ、目玉焼きが挟まれており、さらに甘く炒められた玉ねぎも入っていました。

一口噛みしめた時、このココナツ風味のチキンに関心しました。食べてるのはチキンなんですが、「あ、ナシレマだ」って思えたんです。ピリ辛のサンバルや、爽やかなキュウリを口に含んだ時も、あのナシレマの楽しい「おかずハーモニー」が次々と思い出されました。美味しい! 本音を言うと、あまり期待してなかったんですよね。ナシレマのバーガーなんて想像できなかったので。それが本来のナシレマのイメージから大きく外れることなく、でもちゃんとバーガーとして美味しく作っていてとても感心いたしました。

周囲の人とこのバーガーの話をすることもなかったし、売れてるかどうかも気にしてなかったのですが、冒頭の売切れの話を聞いて、人気だったのも頷けます。販売再開の予定が今後もあるのかは不明ですが、この成功を見ればまたいつかシンガポール限定で復活するんじゃないかなと勝手に思っています。

ちなみに、一緒に飲んだバンドゥン・マックフィズは普通でした。そもそもローズシロップのジュースが苦手でして、飲んだ瞬間に頼まなきゃよかったとすら思ったのですが、炭酸だったので普通のバンドゥン・ジュースよりは飲みやすかったです。チェンドル・マックフルーリーは別の日に食べてみました。こちらも特別美味しいとは思わなかったです。ソフトクリームの滑らかさと、プルプルしたチェンドルがあまりマッチしてなかったと思いました。

緑のゼリーであるチェンドルが入ったマックフルーリー
緑のゼリーであるチェンドルが入ったマックフルーリー

ただ、私はココナツ砂糖のグラ・マラッカの風味は好きでして、まだ販売中のグラ・マラッカ味のソフトクリームはとても美味しかったです。あ、、私は単にココナツが好きなんでしょうかね(笑)。

夫がシンガポールの交番で自転車の防犯登録をしてきました。

夫がシンガポールの交番で自転車の防犯登録をしてきました。

うちのコンド(マンション)の管理組合より、シンガポール警察の防犯登録を済ませていない自転車は撤去する旨のアナウンスがありました。

交番でもらったごっつい自転車用の鍵
交番でもらったごっつい自転車用の鍵

シンガポールの自転車事情

日本は自転車用道路の整備がまだまだで、ヨーロッパに比べると自転車後進国と呼ぶ人もいますが、シンガポールも自転車に関しては未整備な部分が多いです。道路の舗装は近隣の国に比べれば十分整備されていますが、それでもガタガタと危なっかしい道は少なくありません。自転車用道路どころか歩行者用通路もごく狭く、車の往来が激しい危ない道なんかも多くあります。

そんな状況ですが、シンガポール政府は車の交通量を減らすために自転車の利用を推奨しています。自転車用道路も順次整備しているようです。さらに今年に入ってからは、シェアバイク(自転車のシェアリング)サービスも普及し始めています。(あちこちに勝手に乗り捨てられていて問題になっていますが……。)

やると決めたら行動が早く実行力があるシンガポールですから、自転車がいまより普及する日はそう遠くないかもしれません。

コンドの自転車置き場と管理について

わが家の自転車ですが、私の物は古くなっていたのでシンガポールに来る前に処分しました。一方夫リサは、日本で自転車通勤をしており、シンガポールでも自転車通勤を考えていたようです。しかし渡星前の出張の際に会社周辺の道路事情が自転車に向かないと判断し、通勤への利用は断念。処分するか悩んでましたが、自転車一台が引っ越し費用に与えるインパクトがそれほどでもなかったので、結局こちらに持ってきて買い物やちょっとしたサイクリングを楽しんでいます。

自転車の保管場所ですが、私たちが住むコンドは駐車場の建物の中の一部が駐輪場になっています。駐輪にはコンドへの申請が必要でして、引越し当初にそれを知らずに自転車を処分されかかったことがあります。処分寸前に救出し、ちゃんと登録して、リサ曰くなにやら電子チップのようなものを自転車につけているそうです。

リサが交番で防犯登録をしてきた

そのような状態で引越し後1年半くらいは平穏だったのですが、突然、冒頭の通り管理組合から自転車のシンガポール警察への登録義務の通達がありました。シェアバイクの放置が増えたから? テロ対策? などいろいろ考えましたが、理由は謎。ただ、自転車もコンドの敷地を出てしまえば所有者不明になるので、警察が管理したがるのもわからないでもありません。

そんなわけで、リサは先日近所の交番に赴いて自転車の防犯登録をしてきました。日曜日の夕方、おもむろに「今から交番に自転車の登録行ってくる~」なんて言うので、思わず「日曜日だけど開いてるの?」なんて聞いてしまいましたが、ちゃんと日曜日もやってたそうです。交番なんだから当たり前でしょうか(笑)。ちなみにシンガポールの交番は、日本の交番を参考にして組織されたらしいです。

以下はリサから聞いた話。交番に行ったところ、奥から何の用事かとお巡りさんが現れたそうです。で、自転車の防犯登録をしたい旨を話したら、結構驚いていたそうで、どうやら自ら交番に赴いて防犯登録する人はあまりいない様子だったそうです。手続きはIDと個人情報、自転車の特徴を伝え、それと引き換えにシールをもらいました。一枚は車体に貼り、もう一枚は控えとして保存します。

このシール、ちょっと弱そうでして、念のため写真を撮っておきました。

シンガポール警察の自転車防犯登録シール
シンガポール警察の自転車防犯登録シール

また、なんだかエラクごつい鍵をもらってきました(冒頭写真)。こんな鍵、みんなに配っているんでしょうか。もしくは交番に赴いた特典でしょうか。鍵はもともとあるので、これは使わず玄関に放置されています。

なにはともあれ、無事、警察への自転車の防犯登録がすみました。コンドから撤去されることもないでしょうし、外で盗まれたときに役立つかもしれません。何もないのが一番ですが、登録しておいてよかったのではと思っています。

シンガポール・サイエンス センター+Maker Faire Singapore

シンガポール・サイエンス センター+Maker Faire Singapore

昨日、シンガポール・サイエンス センターに行ってきました。この週末、Maker Faire Singaporeが開催されていたのです。

ジュロンイーストにあるシンガポール・サイエンス センター
ジュロンイーストにあるシンガポール・サイエンス センター

Maker Faireはモノづくりに関する展示会イベント、と言えばいいでしょうか。以前から日本ではロボット系の情報でよく耳にしてましたが、私は行ったことがなく、詳しく知りません。Wikiによれば、もともと2006年から始まったアメリカのMakeという雑誌のイベントだそうです(Wiki: Maker Faire)。日本では2012年から開催されており、最初はお台場の未来館でやっていたものの規模が大きくなり、近年はビックサイトで開催しているそうです。

そんなMaker Faire、世界中で開催されています(世界各国の開催予定が公式サイトで見られます)。それがシンガポールでも開催されており、かつ開催場所であるサイエンス センターには以前から行ってみたかったので、Maker Faire開催のタイミングで足を運んできた次第です。なお、Maker Faireについても、サイエンスセンターについても、事前の情報収集がほぼゼロだったがために、本記事はあまり内容には触れていません……。

まず、サイエンスセンターについてですが、東京で言うところの科学技術館や未来館のような所です。ざっくり言えばサイエンス分野のあれこれをわかりやすく学習できる場所です。理系教育に特に力を入れてるシンガポールですから、重要な施設だと思われます。

ロボットがデザインされたMaker Faireの看板
ロボットがデザインされたMaker Faireの看板

また、場所はジュロンイーストにあります。バスで行くか迷いましたが、駅から歩ける距離でした。J-Cubeというモールの裏を西に進んでいくと大通りの向こうにばーん、と登場します。

公式サイトによれば、通常、入場料は国民とPR(永住権所持者)は無料で、その他は12ドル。正直高いと思ったんですが、今回Maker Faireで入場したら8.5ドルになりました(オンラインだと6.5ドル)。これは結果的に国民&PRは入場無料が有料になり、逆に外国人は割引になったようです。背景がよくわかりません。

紙のリストバンドをもらいまして、それを手首に巻いて入場すると、一部を除いて施設内は自由に移動できます。Maker Faireの若いスタッフがあちこちにいて、困った顔で立ち止まると「メイアイヘルプユー」なんて声をかけてくれて親切。運営側が頑張っている印象が残りました。

で、このMaker Faireなんですが、私はてっきり施設内にホールのような会場があって、そこでみっちりやってるものだと思ってました。それがスタッフに「会場はどこ?」と聞いたら「エブリウェアよ!」と返されて、ポカンとしました(笑)。地図を見たら、サイエンスセンター内がいくつかのゾーンに分けられていて、ゾーンごとにそれぞれ出店があったようです。

ここで私は興味を失いました。というのも、この地図を見てもどこにどんなジャンルの出店があって、来場者は何を楽しめるのかがわからなかったのです。確かにワークショップのスケジュールは出ていたのですが、タイトルで内容がわからないし、そもそも大人向けなのか子ども向けなのかもわからず。

そもそも入場した時に驚いたのが、子どもの多さでした。お客さんは基本、小さな子供を連れた家族連ればかりだったのです。それがサイエンスセンターだからなのか、Maker Faireだからなのかはわかりませんでしたが……。実はこの日、夫リサはついてこなかったので、私は一人だったんですよね。私は日本のMakerも未体験なのに、中年女性一人で一体どこに行ってどう楽しめばいいのかわからず、この地図を見た時に呆然としてしまったのです。

というわけで、この時点でMaker Faireを楽しむのを諦めました。そして、もう、ただひたすらにサイエンスセンターの中を飽きるまでぐるぐる歩き回りました。施設内はMakerの会場なので、ところどころにMakerの出店ブースがありましたが、やっぱり何をしているのかが分からないのが大半でした。

工具メーカーのブース。3Dプリンタが奥に見えました
工具メーカーのブース。3Dプリンタが奥に見えました

サイエンスセンターはなかなか面白い場所でした。前述の科学技術館や未来館をイメージしていただければ大体同じなんですが、より子ども向けといいますか、エンターテインメント性が高い印象を受けました。私はお台場の未来館のファンで、年パス買って通い詰めていた過去がありますが、未来館は子どもが楽しめる部分もありつつ、大半は大人向けだったと思ってました。客層も学生を含めた大人と、家族連れが半々だったと思います。

それがシンガポールのサイエンスセンターは、わりと子どもの視点に寄り添っており、映像やゲームなどで楽しむことに力が入ってる感じでした。子どもたちはまるで遊園地に来たかのようにあちこちで大騒ぎしてます。それは大人にとってもそれなりに面白くて、私も鏡の迷路に入ってみたり、台風体験マシーンで一人、髪の毛をもじゃもじゃにしたりしました(笑)。

鏡の迷路。奥ではワーカーさんが磨いてました
鏡の迷路。奥ではワーカーさんが磨いてました

1時間半ほど歩き回り、一通り見終わったところで施設を出ました。出口を出るとミュージアムショップがありますが、やたらおもちゃが多いです。この辺からもやはり、この施設が子どもを意識していることがわかります。

おもちゃが多い売店
おもちゃが多い売店

そんな感じのサイエンスセンター+Maker Faire訪問でした。Makerは事前に調べておけばもう少し楽しめたのかな?と思うとちょっともったいなかったかもしれません。ただ、公式サイトもそれほどわかりやすくもないし、予備知識なしで来た人たちも楽しめるイベントになるといいなぁと思うのでした。機会があれば、いつか日本のMaker Faireにも行きたいです。

ミニロボットのワークショップ?
ミニロボットのワークショップ?

そしてサイエンスセンターはエンターテインメント施設のようなところだったので、お子さまがいるご家庭はぜひ一度遊びに行ってみてはと思います。

シンガポールで広告入り無料ティッシュをもらって驚いた件

シンガポールで広告入り無料ティッシュをもらって驚いた件

しょうもないネタなんですが、私にはちょっと驚きの出来事だったので記事にします。

先日、買い物で行った駅で広告入りの無料ティッシュをもらいました。日本で広告入りの無料ティッシュの配布なんて、ごくごくありふれた風景ですが、私は海外では見たことがありません。実際ネットで検索してみると、(海外でまったくないわけではないが)本当に日本独特の宣伝方法のようです。

そんなわけで、ここ、シンガポールでも、私は2年弱の滞在でティッシュ配りに遭遇したことはありませんでした。それがこの日、でかい看板を背負った人たちが、これまたでっかいビニール袋に入れたポケット・ティッシュを道行く人に配っている姿に遭遇したのです。

シンガポールのポケットティッシュ事情

ティッシュについて改めて周囲の人に聞いたことがないので憶測になりますが、シンガポールでポケットティッシュの需要は高いと思います。

普段、口を拭いたり、ちょっとした汚れを拭うのに使うのはハンカチよりティッシュ。そしてホーカー(屋台)やフードコートで席取り(=チョップ)するのにティッシュはメジャーなツールだし、ドラッグストアでもポケットティッシュは入口の目立つところにいつも積み上がってるイメージです。

私も、ハンカチは持たずともティッシュとウェットティッシュは必ず持ち歩いています。フードコートなどで食事するとき、テーブルの汚れを拭くのに使うことが多いです。

あと、少し話が逸れますが、シンガポールにはティッシュ売りの人たちがいます。駅の出入り口など、人の往来が多いところでティッシュを売っている人たちがいるのです。よぼよぼのおじいさんだったり、車いすの人だったりと、体が不自由な人たちです。道行く人にティッシュを差し出して売ろうとする人、車いすに載せたテーブルにティッシュを並べてお客を待つ人など……。

本当は販売免許がいるらしいのですが、とにかく主な売り物はポケットティッシュ。こんなところからも、この国でのティッシュのニーズが垣間見えます。

Day in the Life of a Tissue Paper Seller in a Singapore Hawker Centre
https://blog.nus.edu.sg/uspdigest/2016/04/07/day-in-the-life-of-a-tissue-paper-seller-in-a-singapore-hawker-centre/

そしてこちらがもらったティッシュ

前置きが長くなりましたが、これたもらったティッシュです。

ウーバー・イーツの広告入り無料ティッシュ
ウーバー・イーツの広告入り無料ティッシュ

ウーバー・イーツの広告ティッシュでした。ウーバーのフード・デリバリーサービスです。ポケットが2つある二つ折りタイプのケースで、中を開くとさらに広告面があります。

ティッシュケースを開いたところ
ティッシュケースを開いたところ

中身は日本のティッシュと異なり、紙ナプキンに近い形状。この紙ナプキンというのが、食事をイメージすると、しっくりきます。実際、外で食事した時、口を拭うのに使いました。

中身は紙ナプキンみたいなティッシュ
中身は紙ナプキンみたいなティッシュ

素直な感想として、もらって嬉しかったし、もっと欲しいくらいでした(笑)。でもって、たくさんもらったら人にあげたいと思ったくらいです。というのも、デザインが洒落てると思うからです。日本の広告ティッシュみたいにギラギラしてないので、なんだか広告っぽく感じません。それでいて写真がきれいで食欲をそそるので、広告効果もありそうです。

ちなみに、日本でウーバー・イーツは昨年9月に東京の一部で始まったそうですが、シンガポールでは一足早く、同年5月にサービスを開始しており、しかもすでにかなり浸透しているイメージです。値段がレストランでの食事と同等に近く、高めなので私は頼んだことがありませんが……。

Uber announces own food delivery service UberEATS in Singapore
http://www.todayonline.com/lifestyle/food/uber-announces-own-food-delivery-service-ubereats-singapore

シンガポールでも日本式のティッシュ広告は普及するのか?

検索をかけてみたところ、シンガポールで広告ティッシュを印刷してくれる会社のホームページがいくつか見つかりました。広告ティッシュ自体は前からあったようです。ただ、路上で誰彼無しに配るスタイルはまだそんなに普及していないと思われます。

ティッシュの無料配布だと気づいた通行人は、みんな足を止めてわざわざもらいに行っていました。前述のようにティッシュ自体の需要は高いですし、ビラ配りはよく無視されているので、広告効果はチラシより高そうです。

ただ、少し気になったのは、無料配布しているすぐその近くにティッシュ売りの人たちがいたことです。正直、営業妨害に見えました。このティッシュ売りは寄付的な意味があり、買う人たちも本当にティッシュが欲しいから買っているわけではないと思いますが、無料で配ってる隣で有料で売る光景には微妙な空気を感じました。

今後、もしこの無料広告ティッシュ配布がシンガポールで普及したら、おじいさんたちの売り物はティッシュじゃなくなるかも、なんて思うのでした。

ペリペリ・チキンって皮が「ぺリぺリ」だと思ってたけど違うのね@Nando’s

ペリペリ・チキンって皮が「ぺリぺリ」だと思ってたけど違うのね@Nando’s

シンガポールで一番消費されていると思われるお肉がチキンです。豚肉はムスリムの方がNGだし、牛肉はヒンドゥー教と一部の仏教の方々が禁忌なため、比較的多くの人が食べられるお肉がチキンなのです。そのせいか、チキンのお店が多い気がします。ファストフードのチェーンだけでも、ケンタッキー、テキサスチキン、ポパイズ、韓国系の4Fingersなどなどいくつか思いつきます。

そんなシンガポールのあちこちにあるグリル・チキンのレストランが「Nando’s」。イギリスに本社を置くチェーンのレストランで、日本にはないものの、世界中あちこちに店舗があるため、検索をかけると日本語の情報もざくざく出てくるメジャーなお店のようです。このNando’sはぺリぺリ・チキンというグリル・チキンが看板商品でして、ジューシーでカリッとしてそうなチキンと、お洒落なサイド・ディッシュの写真にいつも目を奪われていました。

Nando'sのお洒落な看板
Nando’sのお洒落な看板

シンガポールに来たばかりの頃から気になっていて、夫リサに「行きたい」と言い続けていました。スルーされ続けてもう忘れてた昨日、「Nando’s行きたいんでしょ?」と突如承認がおりたのです。二つ返事で行ってまいりました。

お店の雰囲気はちょっとお洒落なファミレスといった風情です。レストランと呼ぶほどかしこまってないのですが、ファミレスと呼ぶほどカジュアルな感じでもありません。ベンチシートはゆったりしているし、普通の椅子も座りやすそう。チキンを手づかみで食べた場合に汚れた手を洗う水道があるのも好感が持てました。そして、シンガポールにしては店内が静かで、落ち着いて食事ができました。スタッフの対応もきちんとしていたし、フレンドリーでよかったです。

メニューですが、ペリペリ・チキンと呼ばれるマリネしたチキンのグリルがメインです。その他、チキンを使ったラップやバーガーなどの関連メニューや、前菜、ポテトやサラダなどのサイド、そして飲み物とデザートがありました。ペリペリ・チキンは1/4、ハーフ、ホールの3サイズがあり、さらにソースの種類(=辛さのレベル)が選べます。また、サイドとのセットもありました。

Nando'sのおすすめメニュー
Nando’sのおすすめメニュー

リサは食欲がなかったらしく、ほぐしたチキンが載ったピラフのような、ホットポットという料理を注文。私はもちろん、ペリペリ・チキンにします。チキンは1/4サイズ、サイドは地中海風ピラフとコールスローの2種類をつけました。さらに、スープを追加すると3ドルになるとのことで、チキンスープも追加です。(夫を差し置いて食べすぎのように見えますが、たいした量ではありません。)

まずスープが出てきました。白濁してとろっとしたスープで、出汁をとったと思われるチキンの残骸がかすかに混じっています。味はなかなかコクがあって美味しかったです。家で鶏ささみのゆで汁をスープにしたことがあるんですが、それと同じ味がしました。オリジナリティは感じられませんでしたが、3ドルならいいかな、という味でした。

Nando'sのチキンスープ
Nando’sのチキンスープ

続いてリサのピラフ、私のセットプレートが一気に来ました。リサのピラフはチキンがたくさん載っていて食べごたえがありそうでした。私は味見してませんが、美味しくてお腹も満たされたそうです。

一方私のプレートですが、ピラフもコールスローもなんだかどちゃっと雑に盛られてて見た目がイマイチ。まぁ、ファミレスだと思えば文句言うレベルではないかもしれませんが。しかし、最初にピラフをひとくち口に含んだ途端、「残念」という文字が一気に頭を満たしました。

ぺリぺリ・チキン+地中海ピラフ+コールスロー
ぺリぺリ・チキン+地中海ピラフ+コールスロー

まず、冷たい。完全に冷めてました。さらに味も人工的だし、ご飯はぼそぼそで、冷凍ピラフをチンして温めただけのような一品でした。いや、日本の冷凍エビピラフの方が美味しいくらいです。

嫌な予感がしてすぐにペリペリ・チキンを食べてみたところ、これまた冷たい……。一体いつ焼いたんだ、というような生ぬるさ。もうこれだけで嫌になってしまったんですが、味もイマイチだったんです。レモン&ハーブというちょい辛のソースを選んだのですが、どこか遠くでレモンのかすかな存在感を感じるだけで、ハーブやらスパイスやらの味は全然しませんでした。

そしてそして、これは私のしょうもない勘違いなんですが、ぺリぺリ・チキンって別に皮が「ぺリぺリ」なわけではないんですよ……。ぺリぺリってピリピリっていうアフリカの香辛料のことだそうで……。日本語のオノマトペからそのまま商品を連想すること自体が間違っているのはわかっています。しかし、皮も肉も脂だかソースだかでぐずぐずで、イメージのギャップが激しすぎました。生ぬるいのに締まりのないお肉って本当に残念。

ここまでくると、コールスローすらも期待を裏切りません。マヨネーズのようなソースが大量すぎて、キャベツを食べてるのか、ソースをなめてるのか分からないようなものでした。

食べ物は残せない性質(たち)でして、すべていただきましたが、本当に残念のオンパレードでした。お会計は二人で30.35ドル。高くないけれど、食べ物のクオリティを考えると安くもないです……。

食通でもないのに滅多切りしてしまいました。期待値が高かった分だけ悪く書きました。ごめんなさい。このお店、看板やメニューなどのアートワークが優れていて、それで期待が大きく膨らんだ節があります。料理以外のポイントは高かったのですが、肝心のお料理が今ひとつだったので、また来るくことはなさそうです。少しフォローすると、シンガポールってチェーンのお店でも店舗によって料理の品質が違うことがあり、他の店舗はもしかすると美味しいかもしれません。

突然の全身じんましんと初めての日系病院 in シンガポール

突然の全身じんましんと初めての日系病院 in シンガポール

先日、突然全身じんましんに襲われました。
最初はたんなる虫刺されかと思っていたのですが、だんだんと発疹箇所が全身で広がったり移動したりし始め、顔から足まであらゆる部位が気味が悪いくらいぼこぼこになり、夜は痒みで眠れないくらいになってしまいました。今まで経験がない症状だったし、朝になってもそれほど症状が改善されていなかったので、大事をとって病院に行くことにしました。2年足らずのシンガポールで初めての病院です。

日系病院が入っているリャンコート
日系病院が入っているリャンコート

海外旅行保険とその利用について

私はシンガポールでは保険に入っていません。夫の会社からお金での補助が多少出てるらしいですが、そのお金での保険加入はしてませんし、パートなので自分の会社の保険もありません。ですが、日本出国前に長期の海外旅行保険に加入しています。(※詳細は日本出国前の手続きをまとめた記事に書きました→こちら)今回、この保険が威力を発揮しました。

利用したことがある人は少なくないと思いますが、コールセンター経由で病院を予約すると、提携クリニックにてキャッシュレスで受診が可能です。緊急で病院に飛び込むような状況でなければ、これはとても便利でした。24時間対応なので、朝6時に電話。所定のやりとりを済ませると、コールセンターが8時45分のクリニック開院時間に予約を入れ、予約が取れたらその旨こちらに連絡をくれます。これ、日本語が通じない、かつ土地勘がないところでだったら非常に心強いサービスだなと思いました。

そして保険証書の原本と身分証明書(ビザかパスポート)を持ち、予約時間に病院に行きます。クリニックでも保険に関わる所定の用紙の記入しますが、手続きはこれでお終い。受診後に薬を受け取り、もちろん支払いなしで終了です。普段は受診料ががいくらなのか不安になりますが、このキャッシュレスは医療費の明細すら出てきません。想像以上に手軽でした。

実はじんましんが起きた当日の朝、「せっかく高い保険料払ったのに全然病院行かないじゃん」と夫リサがこぼしていたのです。何もないことが何よりなのに、なんなのさ! と憤っていたら、この有様ですよ。

初めての日系病院

今回、初めて病院に行くにあたり、言葉にも治療にも不安が少ない日系の病院を選びました。そして実際に利用してみて、シンガポールが日本人にとって暮らしやすい国である理由の一つに、日系病院の多さと利便性の高さがあると感じました。もっと重大なケガや病気の場合はシンガポールの病院に頼ることになるかもしれませんが、それでも日系病院の存在は、普段の生活において安心感がだいぶ違うと思います。

どの病院もほぼ中心部にあります。うちからは1時間前後かかるんですが、、多くの駐在ご家庭には問題のない、むしろ便利な立地だと思われます。設備は清潔で落ち着いた雰囲気でした。そして先生が日本人なだけでなく、スタッフも日本人か日本語が流暢な方ばかり。患者さんも日本人ばかりだったので、クリニックの扉を開けて中に入ればまるで日本にいるかのような場所でした。

さらに、行ったクリニックは日系スーパーの明治屋が入っているリャンコートの中。思わず帰りに明治屋に寄りました。恐らく1年以上は来てなかった明治屋、久しぶりに来ても相変わらずの値段の高さに目がチカチカします。それでも山パン(山崎のパン)やら日本製の洗剤なんかを買ってしまいました。1階にあったマックが無くなってフードコートに変わってたなぁ。。シンガポールはどこもかしこも入れ替わりが早いです。

リャンコートのフードコートで食べたチキンサラダ
リャンコートのフードコートで食べたチキンサラダ

処方とその後

じんましんの経験と受診歴があるリサが「注射一本打てば一発できくよ」なんて言ってました。強い薬は避けたいし、注射自体が苦手なので、勘弁願いたいところ。それが、診察を受ける頃には一度症状が収まり始めていて、それほど重症に見えなかったためか、注射のちゅの字も出てこなかったです。

辛うじて残っていた小さな患部を見て、「じんましんですね」と診断いただき、飲み薬と塗り薬を処方されただけでした。

飲み薬は、花粉症やじんましんなどに効くアレルギーの薬。塗り薬はAtopiclair(アトピクレア)という、日本では処方されないクリームを出してもらいました。

飲み薬は一日一錠、夕食後に服用。帰宅後にじんましんが再び現れ始めたのですが、夕食後にこの薬を飲んだところ、夜寝る前には見事に症状が収まり始めました。前日のように痒みで眠れないなんてこともなかったです。まぶたに出た腫れがひかず、殴られたようなひどい顔でしたが、翌日は無事仕事に行くことができました。

一方アトピクレアですが、非ステロイドの非常に弱い薬らしく、何度塗ってもOKだそうです。最初、量の多さに「さすが海外」と引いたのですが、全身じんましんとなると患部が広範囲なので、実際に使ってみたら大きいのは助かりました。帰宅後、早速あちこちに塗りまくりました。保湿クリームなんじゃないか、と思えるくらい刺激がないので、痒みに即効性はないんですけどね。

薬は14日分処方され、4日飲んだところで症状はすっかり収まっています。様子を見て1週間で一度やめてみてもいいとのことでした。症状が収まらなかったり、また何か問題があれば再診の予定です。

ちなみに原因は不明です。強いて言えばストレスで、思い当たるのは仕事で起きたことなんですが、それほどひどいストレスを感じることだったとも思えません。加齢とともにあちことガタがきていることを実感する日々です。

バブルティーの雄ゴンチャの後任ブランド、LiHOの「チーズティー」を飲んでみた

バブルティーの雄ゴンチャの後任ブランド、LiHOの「チーズティー」を飲んでみた

シンガポールで生活を始めた時に驚いたことの一つが、テイクアウトのお茶屋さんの多さでした。どこに行ってもスタンドがあって、手軽に自分好みのお茶が楽しめます。中華系の多いシンガポールではお茶に馴染みがあるだろうし、常夏の東南アジアで喉の渇きを癒すのにうってつけなのでしょう。

LiHOのチーズブラックティー
LiHOのチーズブラックティー



シンガポール最大のバブルティー店だったゴンチャ(貢茶)

シンガポールのお茶屋さんはタピオカパールが入ったバブルティーが主力商品で、値段は大体1杯3~5ドルくらい。お茶やトッピングの種類が豊富なだけでなく、お店によってフォーム(泡)ミルク載せ、フルーツティー、はたまたヤクルト入りなどいろいろな趣向を凝らしています。

私も一時期バブルティーにはまり、タピオカを買って茹でてまで飲んでたわけですが、そんな私が足しげく通っていたのが台湾茶の「ゴンチャ(貢茶)」※。日本にも店舗があるのでご存知の方もいるかもしれませんが、シンガポールでは最大のバブルティー・チェーン店でした。(※7/4訂正:ゴンチャが台湾発祥と書きましたが、Wikiによると台湾在住経験がある香港人により香港で始まったお店だそうです。)

でした、、そう過去形なんです。ゴンチャ、実はこの6月にシンガポールから消えてしまいました。その最後を惜しんでシンガポール名物(?)の行列もできたそうです。

Scores of people queue for one last cup of Gong Cha bubble tea
http://www.straitstimes.com/singapore/scores-of-people-queue-for-one-last-cup-of-gong-cha-bubble-tea

もともとシンガポールのゴンチャはRTGホールディングスという会社によるフランチャイズだったのですが、ゴンチャの会社(Royal Tea Taiwan)が別の会社に売却されてしまい、そのプロセスへの不満や新しい契約条件を検討した結果、ゴンチャブランドをやめて独自のブランドに変えることにしたとのことでした。

その新しいブランドが福建語で「How are you?」という意味の「LiHO」。シンガポール生まれらしいブランド名ですが、ライオンのマークもシンガポールっぽいです。今、シンガポール島内のゴンチャは次々とこの「LiHO」に改装されていまして、私が通っていた最寄りのゴンチャも早々に「LiHO」に生まれ変わりました。

Goodbye Gong Cha, hello LiHo
http://www.straitstimes.com/business/companies-markets/goodbye-gong-cha-hello-liho

LiHOのメニュー
LiHOのメニュー



LiHOの看板商品は「チーズティー」

私は一時期ゴンチャにはまりすぎて「無駄遣い」を夫に怒られたので、ゴンチャが他のブランドになろうが足を向けないようにしていたのですが、ふと通りすがりにメニューを見たら、目が離せなくなってしまいました。LiHOの看板商品が「チーズティー」なるものだったのです。

チ、チーズティーって何……。検索してみたところ、どうやら数年前から中華圏ですでに流行っていた飲み物だそうで……。全然知りませんでした。

Will cheese tea be the next food craze?
http://www.straitstimes.com/lifestyle/food/will-cheese-tea-be-the-next-food-craze

これは一杯くらい飲んでみないと、ということで先日、初LiHO・初チーズティーに挑戦しました。

注文したのはチーズ・ブラック・ティー(4ドル)。もともとゴンチャ時代からちょっと渋めのブラックティーが好きでして、まろやかなチーズが入るなら余計に濃いお茶がいいかと思ってのセレクトです。

容器がゴンチャよりしっかりしたつくりでして、持ちやすいです。ただ、なんだか一度で捨てるのはもったいなく、家で飲んだ後洗って一度再利用したくらいでした。ちょっと間が抜けたようなライオンのロゴがかわいいです。

チーズの見た目はフォーム・ミルクと同じです。カップにお茶を入れた後、お茶の上にふわふわに泡立てたクリームのようなチーズを載せてくれます。まるでグラスにいれたてのビールの泡のように厚めに載せてくれるので、テンションが上がりました。そして自宅でフタを開けたら、チーズはお茶と混ざることなく見事にこんもりしていました。

チーズがたっぷり載ったLiHOのチーズブラックティー
チーズがたっぷり載ったLiHOのチーズブラックティー

飲み方は看板に書かれているのですが、最初に上に載ったチーズを味わい、その後ストローでお茶を飲み、最後は別々でも混ぜて飲んでもいい、とのことでした。

その手順にのっとり、最初にチーズをいただきました。その口当たりはまるでクリームでして、飲むというより食べる、に少し近い感じです。洋菓子の中身に使われてそうなくらいのクリーム感でした。しっかりとした塩味とチーズの旨みが感じられて、このチーズはとても美味しかったです。気がつくと載ってるチーズだけを全部食べてしまいそうな勢いでした。

慌ててストローをお茶の部分にさしこみ、次はブラックティーを飲みました。これは……普通でした。なんだかチーズを食べた後のせいか、若干薄く感じたくらいです。

まぁ、やっぱりいつものブラックティーだよね、と思いつつ、最後はチーズとお茶を混ぜることにしました。ストローをがつがつと上下させ、容器全体が白っぽくなるまでしっかり混ぜていただきました。

そのお味ですが……別に美味しくなかったです……。流行っていると聞いてミラクルな味を期待しすぎたせいか、「あ、なんだ」と拍子抜けしてしまいました。薄くなってしまったチーズと、薄くなってしまったお茶。それぞれが少しずつ残念な感じに変化してしまってまして、私にはイマイチでした。

チーズはチーズで美味しいんですが、お茶と合うかは微妙で、お茶に混ぜるくらいならこれまで通り牛乳の方が美味しいと思いました。


これからのシンガポールのバブルティー市場の戦い

というわけで、LiHOとチーズティーの初体験談でした。あのチーズだけはもう一度口に含みたいし、他の組み合わせを試してみたい気もしますが、何度もリピートするかと言えば疑問です。

実は、ゴンチャは数か月で戻ってくるらしいというのがニュースになっています。

Bubble tea firm Gong Cha promises bigger, better comeback in Singapore
http://www.straitstimes.com/business/bubble-tea-firm-gong-cha-promises-bigger-better-comeback-in-singapore

旧ゴンチャがすべてLiHOになるなら、シンガポールでは最大の店舗数を誇っているわけですから、当面はその数の力で勢いがあるかもしれません。実際、私なんかは奇をてらったメニューにあまり興味がなく、スタンダードなタピオカミルクティーが好きなので、便利な場所にあればブランドにこだわりはなく、LiHOが最寄りだったらLiHOを使い続けるでしょう。

今後、ゴンチャ撤退時に行列をつくったような地元民の皆さんが、ゴンチャ再開時にそのブランドに再び引き寄せられていくのか気になるところです。