日本でできなかったアマゾンUKの買い物を、シンガポールでしたという話

日本でできなかったアマゾンUKの買い物を、シンガポールでしたという話
EL Naturalistaのスリッポン
EL Naturalistaのスリッポン

皆さんは日本からアメリカやイギリスのアマゾンで買い物をしたことがあるでしょうか。私はアメリカやイギリスのアマゾンでしか買えないもの、そちらで買った方が安いものなどを何度か買ったことがあります。

幾度かの買い物で「コスパがよかった」と思えたのが、ナチュラリスタというスペイン・ブランドの靴でした。日本で買うと20,000円ほどの革靴が、イギリスのアマゾン(以下、アマゾンUK)では送料込みで12,000円ほどでした。手続きや配送もスムーズで、いい買い物ができたという満足感がありました。
(→当時の記事はこちら「EL NATURALISTAの靴を買いました」)

さらにこの靴は私の足や生活スタイルにフィットし、かなりのお気に入りになって完全に「履きつぶす」まで履きました。靴底が変えられないタイプだったので、かかとが限界まですり減ったところで泣く泣く処分しましたが、また同じものが欲しいと強く思っていました。

同じ靴は日本の販売店でも買えたのですが、再びアマゾンUKをチェック。価格差は以前と同じくらい。それならばやはりアマゾンUKで買おう! と商品をカートに入れて決済まで進めようしたところ、

「その国には配送できません」

のエラーが……。
日本から買えない商品になってしまっていました……。

背景はわかりませんが、代理店があるから代理店で買えということかもしれません。しかし革靴と言えどカジュアルなものなので、20,000円は出せないと諦めました。

そんなこんなのその後、シンガポールに来ることになり、年中高温多湿で革靴を履きたくない環境に身を置いていたので、その靴のことは忘れつつありました。

それが、つい先日、なんとなくなんですが、海外の革製品のことを調べていて、ふと思い出したのです。今は履かないけど、またいつか欲しいなぁ、と。

そして再びアマゾンUKにアクセスし、今度は現在のシンガポールの住所を宛名に入れてて手続きを進めたところ……買えるじゃないですか! エラーが出ませんでした。試しに東京の実家の住所を選択したらエラーがでたので、日本へは発送不可でもシンガポールへの発送はできるということがわかりました。

ヤッター!
とばかりに、そのまま衝動買い。

靴は74.88ポンド、配送料は10.91ポンドで、合計85.79ポンド、現在のレートで約11,800 円でした。

良かったのは値段だけではありません。びっくりするくらい早く届きました。月曜日夜注文、火曜日UK出発、木曜日午後着。実質2日半ほどでイギリスから届いたことになります。アマゾン発送ではなく、出品店からの発送だったので、いいお店に当たったようです。

配達はDHL。UKからの発送時に即座にSMSが届き、到着予定日時の連絡がありました。ネットで変更が可能だったので、都合のいい日時に変更し、スムーズに受け取れました。評判の芳しくないSingPost(シンガポールの郵便局)だったらどうしよう、と余計な心配をしましたが、杞憂に終わりました。

もともと履いていた靴なので、品質やサイズに懸念はありません。そんな靴を安く・早く手に入れられ、久しぶりに気持ちのいいネットショッピングができたように思います。ナチュラリスタの靴はブーツもお気に入りだったので、本帰国までにもう一度、買ってしまうかもしれません。

なお、本記事は私の体験の紹介に留めて「お勧め」とは書きません。ただ、例として参考になれば幸いです。海外のネットショップはリスクがないとは言い切れません。トラブルがあれば英語かつ遠隔でのやり取りになります。お買い物は自己責任でお楽しみください。また、今回の私の買い物は免税の範囲内でしたが、シンガポールでももちろん関税がかかります。

アネロ(Anello)のリュックがシンガポールでも流行っている模様

アネロ(Anello)のリュックがシンガポールでも流行っている模様

先日、夕食のテーブルで夫リサが突然叫びました

「アネロって何なの!」

って。

かなり唐突な質問だったのですが、私も最近「アネロって何なの!」って思っていたので、つまらないネタの一致に思わず噴いてしまいました。

ご存知の方も多いと思いますが、アネロ(Anello)は日本のキャロットカンパニーという会社が展開しているバッグのブランドです。昨年から日本で流行っているようですが、私はシンガポールにいたし、もともとファッションに疎いこともあって、まったく知りませんでした。

それがこの頃、シンガポールでよくこのロゴを見かけるようになり、冒頭のように「アネロって何なの!」状態だったのです。

アネロ(Anello)のリュック
アネロ(Anello)のリュック

シンガポールの学生カバンは、日本のような革製ではなく、ナイロンや布製のカジュアルなリュックサックです。カバンを指定している学校があるかはわかりませんが、少なくとも町中で見かける学生の多くが、自分が好きなリュックサックで通学しています。

小学生だと日本の小学生が遠足で担ぐような少しごついリュックが多いのですが、中高生になると、特に女子学生はやや落ち着いたシンプルなリュックを使っている子が多くなります。

そんな中で最近台頭してきたのがアネロなのでした。がま口のようなトップのデザインはユニークですが、目を引くほど奇抜なものではありません。ただ、電車やバス、駅などでこのバッグを背負った学生をよく見かけ、ぼんやりとロゴが頭に残っていたのです。

そしてリサに「アネロって何なの!」と食卓で叫ばれてから初めてネットで検索し、日本のブランドで、かつ昨年流行ったということを知りました。どこの国のブランドなのかなんてあまり興味がなく、漠然と欧米のブランドかと思っていたので、日本ブランドだったことが意外でした。

そんなことを知った後の先日、リサは会社の同僚とこのアネロの話になったようです。リサの同僚には女学生のママがいるのですが、「娘に持たせるバッグ」についての話になり、

「やっぱりアネロとかかしら」とつぶやいたそうです。

そこでリサは得意げに
「アネロってどこの国のブランドか知ってる?」と聞いたそうです。

そして返ってきた答えは「イタリアとかかしら?」だったので、ちょっと自慢気に「日本なんだよ!」と言ったらやはり意外な顔をしていたとか。

日本でまだ流行っているのか、シンガポールでいつまで流行るのかは(しつこいようですが)ファッションに疎い私にはまったくわかりませんが、アネロが今、シンガポールの学生の間で流行っているのはこんな会話からも垣間見えました。

ちなみに、学生だけでなく若い大人の女性が背負っているのもちらほら見かけます。職業によると思うのですが、シンガポールってわりと大人も通勤にリュック使っている人が多くて、その中で落ち着いたデザインのアネロは大人にも受け入れられているようです。個人的にはリュックサック自体あまり使わないので、興味ないかな……。

なお、日本のECサイトでアネロのお値段は5,000円前後からのようですが、先日こちらのモールのワゴンセールで20ドル(約1,600円)で売っているのを見かけました。

アネロ(Anello)のリュックが20ドル
アネロ(Anello)のリュックが20ドル

リサのママさん同僚曰く、この値段は恐らく偽物だそうです。タグを見たら一応キャロットカンパニーの名前がありましたし、お値段も4,500円との記載がありましたが……真相は藪の中でございます。

インド料理屋批評 in シンガポール:日本人お勧め店 vs インド人お勧め店

インド料理屋批評 in シンガポール:日本人お勧め店 vs インド人お勧め店

先週、インド料理レストラン2軒で食事をする機会に恵まれました。1軒は日本人の間で評判のお店で、もう1軒は夫リサのインド人の同僚お勧めのお店です。あまりレストランで食事する機会がないので、感想を書いてみたいと思います。

中華料理とは異なり、インド料理はお店によって日本人の好みが分かれる料理かと思うのですが、基本的には「辛すぎない・香辛料が強すぎない」というのが日本人受けするポイントかなと思います。(もちろん好みもありますが。)そういった点では、今回行ったお店はどちらも比較的マイルドで突飛な味付けはなく、美味しかったです。

日本人お勧め:Mustard in リトルインディア

Tripadvisorにわんさか日本人のレビューが入っているこのお店、ブログで取り上げている方もチラホラいて、日本人の間で評判のお店のようです。会社の人がその噂を耳にして出張者と行ったらしいのですが、ココナツ海老カレーが美味しかったと褒めていました。

私もそんな周囲の評判が気になっていたので、先日知人がシンガポールに遊びに来た際にランチにこちらのお店を提案して、一緒に食べてきました。

Mustard in リトルインディア
Mustard in リトルインディア

場所はリトルインディアの駅を出てすぐで、アクセスはとても分かりやすかったです。また、雑然としたこの界隈で、小ぎれいな店構え。旅行者にも入りやすい雰囲気です。平日のランチタイムまっただ中の訪問でしたが、運が良かったのか店内はガラガラで、予約なしですぐに座れました。

客層は会社の人から「日本人と欧米人ばっかり」とは聞いていましたが、私たちの訪問時は9割日本人、1割欧米人でした。入れ違いでインド・バングラ系のお客さんが一組いましたが、店内は日本語が飛び交い、リトルインディアのお店なのにまるで日本のインド料理屋にいるようでした。

女性3人で注文したのはココナツ海老カレー、野菜ビリヤニ、ロティプラタ1枚。加えて飲み物はラッシー×3人分で、お会計60ドルほどでした。料理はそれぞれ量が少なく、私たちにはちょうどいい量でしたが、男性には物足りないと思われます。値段とのバランスを考えると結構高いという印象です。

Mustardのココナツ海老カレーと野菜ビリヤニ
Mustardのココナツ海老カレーと野菜ビリヤニ

そしてお味ですが、期待値は越えなかった、というのが素直な感想です。

ココナツ海老カレーは無難な味で、それほどコクや風味を感じませんでした。野菜ビリヤニは、カリフラワーなどのしっかりした食感の野菜がゴロっとしていたのは美味しかったのですが、小さい鍋で炊いているせいか、どことなく軟弱。また、プラタは私は食べていないのですが、近所のホーカーで食べるプラタに比べると小さくて、厚みがなく、パリパリしていてあまり美味しそうに見えませんでした。

恐らく、期待値が高すぎたんですよね。美味しいし、辛すぎないので日本人の口にも合いますが、私にはコスパがよろしくありませんでした。誰かに誘われたり、行きたいと言われたら再訪するかもしれませんが、積極的に「また行きたい」と思えるお店ではありませんでした。

インド人お勧め:Zaffron Kitchen in ジュロンイースト(イーストコーストにもあり)

リサの同僚のインド人お勧めのインド料理屋さんがZaffron Kitchen。ジュロンイーストのモールWestgateの1階にあり、そちらに行ってきました。また、イーストコーストにも店舗があるようです。

こちらはMustard 以上に小ぎれいと言うか、かなり小洒落たカフェのようなお店でした。インド料理屋というよりヨーロッパの街角のカフェみたいな店構え。週末のランチに予約なしで行ったものの、空いていたせいか、窓際の気持ちのいい席を案内してもらえました。

Zaffron Kitchen
Zaffron Kitchen

メニューはタブレット! シンガポールではマックがキオスク端末でカウンターを通さず注文ができますが、レストランで客によるタブレット注文はまだそう普及してないと思います。メニューを画面で選択して追加していき、最後にオーダー送信まで自分で行います。このシステム、店側も楽だと思いますが、客も気楽でいいです。

Zaffron Kitchenのタブレットメニュー
Zaffron Kitchenのタブレットメニュー

週末でしたがランチセットが選べたので、お得と思われるセットにしました。リサはタンドリーチキンのセット、私はバターチキンカレーのセット。どちらもナンとビリヤニ、パーパドらしきせんべいが付いています。

Zaffron Kitchenランチセット
Zaffron Kitchenランチセット

ディッシュも店構えと同様、お洒落カフェ風。ナンがつまみやすく切ってあるのが私にはポイントが高かったです。

写真の通り、全体的に量は少なめです。特にビリヤニは本当に控えめな量でした。しかし足りないと思いきや、ナンが重いのか、これでお腹いっぱいになりました。

お味ですが、バターチキンカレーがコクがあって美味しかったです。中に入っていたチキンも一度グリルされたもののようで、焼いた苦みがこれまた深みがありました。タンドリーチキンと一緒に出てきたミントソースやヨーグルト(?)との相性もばっちりでした。

なお、もう一種類カレーがあったのですが、そちらは辛くて途中でギブアップ。また、ビリヤニは美味しかったのですが、かなり繊細な味で、あまり印象に残らなかったです。(量が少ないせいもあったかも。)

値段ですが、税込みで一人20ドル弱でした。お店の雰囲気や食事には見合った値段だと思いますが、ランチとしては高いです……。

まとめ

そんなわけで日本人お勧めのMustardとインド人お勧めのZaffron Kitchenの感想でした。

Mustardを少し低めの評価で書いてしまいましたが、観光でリトルインディアを訪れて、テッカセンター(ホーカー)はハードルが高いけれど、ハズレのないインド料理を食べたいならいいお店だと思います。ココナツをくり抜いた器はインパクトがあって、雰囲気を楽しめました。

また、Zaffron Kitchenはローカル感が薄く、お洒落感が前面に出てるので、観光客が入ったら気分的に物足りない気がします。ただ、お店の雰囲気だけでなくスタッフの対応もよく、落ち着いて食事を楽しめたので、その点では在住者向けかなと思いました。

ただ、ビリヤニとプラタに関してはうちの近所のコーヒーショップの方が美味しいかもしれないと思っています。また、リサのNo.1ビリヤニはイーシュンのモールにあるShami Banana Leafだそうです。レストランは雰囲気やサービス込みなので比べるのは変ですけどね。

日本でインドカレーを食べられるお店は珍しくありませんが、ビリヤニとロティプラタを出しているお店は少ないと思われます。シンガポールにいるうちに飽きるまで堪能しておきたいインド料理です。

バスの割り込みを注意して罵倒された。そしてバス会社に苦情を出した話。

バスの割り込みを注意して罵倒された。そしてバス会社に苦情を出した話。

先日、バスの割り込みについてのブログを書きましたが、実はその翌日にブログに書いた二人による割り込みに出くわしました。さらに、ちょっとしたトラブルにも巻き込まれました。今回はその一部始終について書きたいと思います。

前回の記事をお読みでない方は、下記を先に読んでいただけると幸いです。
→「シンガポールのバス、避けがたい割り込みと騒音(そして騒音を我慢してる今)

事件が起きたこの日、騒音おばさんを乗せたバスがいつもより早く発車してしまい、インターチェンジでの乗り継ぎに失敗しました。そのため、おばさんと小学生の二人の割り込みがいる便に乗らざるを得なかったのです。二人に出会わないことを祈ったのですが、やはり奴らは常習犯。その日も当然のごとく割り込みをしてきました。


割り込みを注意して罵倒された

私は列の先頭にいたのですが、まず、おばさんがやってきてしれっと列を無視して隣の使わないレーンに並びました。相変わらず同じ手で割り込みを続けているのです。

頭きて睨んだところ、私が以前一度割り込みを阻止した人間であるを思い出したらしく、目をそらしてレーンの少し奥に立ってました。

私を含め、そのおばさんより先に本来の列に並んでいる人たちもいました。しかしバスが到着した時、やはりそのおばさんは列を無視して先頭に割り込んできたのです。

いつもは気弱な私も「これは言ってやらねば!」と妙な勇気がわいてきて

「このレーンはXX番バスの列じゃないんですよ」

とおばさんに言い放っておばさんの割り込みを阻止しました。

そしたらおばさん、ブチ切れて「◎△$♪×¥○&%#?!!!」と、中国語で怒鳴るように叫び、私を罵倒し始めたのです。

逆切れしてるのが分かったので私も頭にきたのですが、幸い、中国語がサッパリわからないので、何を言っているのかわかりません。無視して背中にその罵声を浴びながらそのままバスに乗り、いつものように笑顔で運転手さんに「グッド・モーニング!」と言いました。しかしすぐ背後でおばさんが私を怒鳴り続けてるので、運転手さんは驚いて目を丸くしてました。

そのまま私は無視して座席に座り、私の一列前の反対側におばさんが座ったのですが、一度振り返って睨まれただけでそのままお互い無視しして終わりました。

しかし私の心中は穏やかではなく、かなり頭にきてました。


弾丸割り込み小学生は別の人が注意をした

私がおばさんとバトってるとき、他の乗客は「我、関せず」でした。

正直、おばさんが何言ってるわかんないし、私の英語が通じてるかも疑問だったので、誰か中国語で応援が欲しかったです。まぁ、こういう乗客同士のトラブルってよほどの状況じゃなければ関わりたくないですよね。

ただ、一ついいことがあったのです。
もう一人の割り込み、弾丸割り込み小学生を注意したおじさんがいたのです!

バスが到着して私がおばさんに注意してるとき、遠くからいつものように割り込み小学生が走ってくるのを視界の端で捉えました。

おばさんとバトってるので小学生まで注意する余力はありません。悔しいけれど、奴が一番先に乗り込むだろう、というその時、私のすぐ後ろのおじさんが

「コラッ!」

みたいな感じで怒鳴ったのです。
そしたらその小学生、無言で大人しく列の一番後ろに並びました。おじさん、グッ・ジョブ!

この場で、割り込みを快く思ってない人は私だけではないと確信し、そして安心した瞬間でした。


SNSには載せません

シンガポールでは、公共の場のトラブルを写真や動画でSNSに載せられ、ネットでさらし者になることがよくあります。席を譲らない若者とか、フードコートで掃除のおじさんを罵倒し続けるおばさんの動画とかを私も見ました。

この国のプライバシー保護に関するルールがどうなっているのか知らないのですが、TVドラマでもそのようなシーンが描かれていたので、こういう制裁は特別なことではないようです。
→過去記事「街中で撮った動画をSNSにアップするシンガポールの人たち…

日本のものも時々見かけますが、今どきの恐ろしいネット私刑です。

おばさんのあの罵倒ぶり、さらされたらネタになるだろうし、私がおばさんの写真撮ってSNSに載せることも可能でしたが、私の常識ではもちろんそれはやりません。(まさか他の誰か撮ってないよね(笑))

ちなみに、台湾でも同様だと聞きました。台湾女子曰く、電車やバスでお年寄りに席を譲らなかったら、翌日SNSで顔をさらされるそうです。

実はみんな割り込みに怒っていた

私が割り込みに悩んでいたのは、ただ割り込みされて嫌な気持ちになっていただけでなく、周囲の人が気にしていないと思っていたこともあります。私の了見が狭すぎるのだと、おおらかさがもっと必要なのだと、悩んでいました。

しかし、今日の怒りを周囲に相談したり、ネットでシンガポール人の意見を漁ってみたところ、実は割り込みにみんな怒っていたことが分かりました。

会社の人は、割り込みには日常的に腹を立ててると言っていました。バス乗車時の割り込み、タクシー待ちの行列での横入り、当たり前だそうです。そしてその話を振られれば怒りが沸き上がるわけですが、日常的過ぎて今まで話題にのぼらなかっただけのようです。

英語のクラスのメンバーも、私の怒りに同調してくれました。むしろ、よく注意した!と褒めてくれました。台湾のおばちゃんはスーパーの列の割り込みをよく注意するそうです。

また、シンガポーリアンの先生曰く、バスのインターチェンジにはセキュリティスタッフがいて、彼らは割り込みにはもっと気を配るべきだそうです。

どうして割り込みを注意する人がいないのかと言えば、あまりにも日常的なので毎日注意してられないとのことでした。そして割り込みは特にお年寄りが多いので、目をつむるそうです。(これは私も一部同意します。ただ、ちゃんと並んでるお年寄りの気持ちはどうなのさ、と思います。)

実は、先生は一度割り込みを注意したことがあるそうです。そうしたら私みたいに猛烈な反撃を受けたらしく、以来嫌な気持ちになるだけなので諦めることにしたとのことでした。

さらに、ネットでも英語で検索をかけてみたところ、シンガポール人やシンガポールで暮らす外国人が、割り込みについて文句を言いまくってるスレッドを2つほど見つけました。お決まりの、写真をさらしてる人もいました……。事件の舞台はやはりバスのインターチェンジ。

なにはともあれ……
みんな割り込みされるのは全然平気じゃなくて、怒っていることがよーくわかりました。


バス会社に苦情を送信

理想は、誰かが一人で戦って喧嘩になることじゃないと思います。みんなでこういう割り込みを阻止して、マナーを知らない人にマナーを知ってもらうことです。

私は多少出勤時間がずれてももうこのバスに乗らないことにしました。地元で変な因縁つけられたくないので、もう同じ人に同じ注意はしないし、顔も合わせたくありません。

その代わり、バス会社のホームページから意見を送っておきました。苦情です、苦情。

バス会社HPのフィードバック送信完了画面
バス会社HPのフィードバック送信完了画面

問題が起きている場所はインターチェンジなので、英語の先生が言うように、職員が常駐しているはずです。以前はラッシュ時、職員が割り込みを阻止する整備をしてたくらいなので、会社側も割り込みを当然とは思っていないはずです。

この日のバトルは監視カメラにも写ってるでしょうし、必要であればチェックできるよう日時とバスのレーンもすべて明記しました。一度、職員から注意してもらえれば、今後列に並ぶ他の人も不快な思いをしなくてすむと思います。

正直、やりすぎかと思ったのですが、周囲の意見はそれぐらいすべき、とのことで背中を押されました。文句言ってたおばさん、バス乗車時にも私の背後で怒鳴ってたので、本来はバスの運転手がそれを聞いて止めるべきだそうです。

そしてバス会社からの返信

3営業日ほどののち、バス会社から返信がありました。

とても丁寧な文面で、内容を理解したということ、内部的に適切な処理をし、ドライバーにも割り込みを注意するように促すとの回答でした。正直、マニュアル通りのテンプレートのような文面とい印象を受け、あの事件に何か具体的な対処がされることは無いだろうと感じました。

上記で同じバスにもう二度と乗らない、と書きましたが、実は苦情を送信した後に二度、罵倒おばさんの乗車する後ろ姿を見る機会がありました。遠くからだったのではっきりとは見えませんでしたが、一番最初に乗っているのは確認できたので、同じことを繰り返しているようでした。

しかし、これが限界なんでしょう。あの罵倒おばさんや弾丸小学生を注意したところで、他に巨万(ごまん)といる割り込み軍団のメンタルは変えられない。ただ、バス会社に対し、このような事態に不満を持つ乗客がいるということを知らせるという目的は達成したわけで、それで十分とした方がよさそうです。

外国人4割のシンガポール

割り込みをするのはシンガポール人ではなくて外国人だ、という論調をネットで何度か見かけました。私はこのロジックがあまり好きではありません。

まず、それが事実なのか疑問です。私の認識だと、ビザの制約でシンガポールにはそれほど多くの中高年外国人はいないはずです。そうなると、割り込みおじさん・おばさんたちがみんな外国人だとは思えません。

また、国籍を名指ししているのは差別ですし、こういうことを言っている人がいるうちは社会は変わらないだろうと思うからです。

もし、割り込みする人たちの多数が外国人なのであれば、シンガポール在住者の約4割は外国人ですが、彼ら(私たち)はこの国に必要な労働力だから国はビザを発行しているという理解です。そのような現実を前に、不都合な部分だけ取り除くのは難しいでしょう。

これは日本も同じ。人口減少に伴い移民の受け入れが議論されていますが、受け入れるのは労働力だけでなく、その人たちの文化や常識も受け入れることになります。

日本も今よりさらに移民が増えたら、同じように「割り込みをするのは日本人ではない」と言い出す人が増える気がしています。たとえそれが事実でも、それを言ったところで社会は変わらないわけで、ルールを厳しくしたり、マナーの啓発をするという努力が必要になるわけです。(もしくは、割り込み文化を受け入れるか。←個人的には勘弁してほしいけど……)


最後に

割り込みの常習犯にうんざりして、注意して、喧嘩になって、最後はバス会社に苦情を出したという今回の出来事ですが、気持ちが落ち着いてきた今、振り返ると「異文化体験だった」という感想を持っています。

日本でも割り込みはいますが、常習犯に会ったことはないし、いたとしても注意して喧嘩することはないと思います。日本は陰湿な仕返しがありそうで怖いからです。一方、ハッキリ物を言い合う文化があるシンガポールは、気持ち的に戦いやすかったんだと思います。それは見方を変えるとシンガポールのいいところなのかもしれません。

それに、バス会社に乗客のマナーの苦情を訴えるなんて私は日本では考えられなくて、それを受け入れてくれる公共組織に対する信頼度というのも日本とシンガポールで違う気がしています。(今回の件で何かアクションしてくれたかどうかは疑問ですが……。)

何事もいい面と悪い面があるとは思いますが、一つの海外ならではの経験だったのではとは思いました。

ホーカー(屋台)飯、食べてますか?

ホーカー(屋台)飯、食べてますか?
ワンタンミー+デザートにオーギョーチー
ワンタンミー+デザートにオーギョーチー

シンガポールの食を支えるホーカー・センター(屋台街)。在住者の皆さん、特に長くお住いの方は行ってますでしょうか?

わが家は主に週末のランチ、料理嫌いの私が任務放棄してフードコートやホーカーで済ませることがままあります。

ホーカー飯の定義

板麺(バンミエン)
板麺(バンミエン)

私の理解では、シンガポールの安くて、席が自由で、基本セルフサービスの大衆食堂は3種類。ホーカーセンター、フードコート、コーヒーショップです。

(※知らない方のために書いておくと、コーヒーショップはコーヒーだけを売るお店ではなく、コーヒー以外のドリンクや食べ物を売るお店が数軒集まっている場所の名称です。後述しますが、外国人にはホーカーと区別がつかないことがあります。)

この中で分かりやすいのはフードコート。日本と同じようにショッピングモールやレジャー施設の中にあり、好きなお店の食べ物を買って好きな席でいただくスタイルです。

あと2つのホーカーセンターとコーヒーショップですが、システムはフードコートと同じで、お店(食事)選びと席は自由です。ただ、フードコートと異なるのは、お店によっては注文したものを席までサーブしてくれること。また、どちらもオープンエアな場所にあり、エアコンが無いのが特徴です。(雨をしのぐ屋根や幌はあります。また、扇風機やシーリングファンがあるお店もあります。)

私は、このホーカーとコーヒーショップの区別がいまだついていません。ホーカーは政府が管理している場所に個別のストール(お店)が入居している一方、コーヒーショップは主にHDB(公団)の一階で運営しており、場所は政府管理ではなくオーナーがいると聞きました。(しかも大抵ドリンクを売るお店がオーナー運営だと聞いたことがあります。)

HDBの1階に数軒しかストールが無い場所はコーヒーショップだと分かるのですが、場所によってはコーヒーショップがいくつも連なっている地域があり、規模はホーカー並みのところもあります。違いが分からないところで何の不利益もなく、シンガポール人に「あそこのホーカーで…」と言ったら「あれはホーカーじゃなくてコーヒーショップだよ」と正されるくらいですが。

そんな3つの食堂ですが、設備の違いはあれど、食べ物のクオリティは同じではと言うのが私の印象です。ですので、本記事でのホーカー飯はフードコートやコーヒーショップでの食事も含んでいます。

ホーカー飯は1~3か月が限界

パイナップルライス
パイナップルライス

物価が高いシンガポールで、安く外食を済ませる選択肢はこのホーカー飯しかありません。私の周囲の日本人のホーカー飯に対する評価は、匂いだけでダメというくらい苦手な人たちがいる一方、ほぼ毎日食べてもOKという人もいます。

わが家は恐らく中間で、私は週2-3食なら大丈夫ですが、それ以上食べたら嫌いになりそうです。夫リサは平日のランチをホーカー飯レベルの社食でとることが多く、週4-5回食べていますが、本人曰くもう少し回数増えても嫌いにはならないと言っています。しかし、上記はすべてランチであり、夕食を基本自炊にすることでバランスをとっていると思います。私は夕食がホーカー飯というのはキツくて、自炊できないならサブウェイのようなファストフードを選びます。

最初からまったく受け付けないという人は除いて、たいていの日本人は最初は美味しいと思い頻繁に食べていたと言います。しかし、苦手になる人は1~3か月くらいで食べられなくなったと言います。

明確な数字や根拠はありませんが、シンガポール人でほぼ毎日ホーカーで食事を済ませる人たちがいるはずです。うちの近所のハラル・レストランは朝から晩まで地元のムスリム家族連れで賑わってます。また、中華系のお店も、毎日家庭の食卓の風景がそのまま店先で展開されています。インド人は毎日カレーかカレー味のものを食べてると聞きますし、そうなるとシンガポール人にとって、「ホーカー飯は1~3か月が限界」ということはまずないように見えます。

美味しい、と思っていたけれど嫌になる。日本人の家庭の食事は和食・洋食・中華が多いと思うのですが、ホーカーの和食・洋食は今ひとつです。やはり慣れ親しんだ味から離れ続けるのって難しいんだなと思います。

なお、基本的には日本人の口に合うものなので、短期の旅行者がホーカー飯を楽しむのはとてもよく理解できます。

でも、涼しい日のホーカー飯は好き

先週の日曜日、夜中に大雨が降った翌朝、シンガポールは涼しい風が吹いてなかなか過ごしやすい日になりました。朝、いつもは暑くて億劫な買い物も気持ちよくすますことができたので、帰宅してからリサを誘って近所のコーヒーショップにランチをとりに行きました。

涼しい日のコーヒーショップはなかなか快適です。外でも暑くないし、風が抜けるとむしろ大変心地いいです。こんな日はいつもは暑くて座らない外気に近い場所に席をとります。

最近、お気に入りになった点心屋がありまして、ここで好きな点心を好きなだけ食べるのが幸せです。1つ2ドル前後なので、4つ買っても8ドル弱です。工場で作ったものを店頭で蒸してるだけでは、と思うのですが、美味しいし、値段を考えればコスパは十分です。リサも好きなようにプラタ(インドのパンケーキ)やら中華麺やらを注文して食べてました。

山盛り点心
山盛り点心

私たちの後ろの席では、4人家族が団らんしてました。また、前の席ではおじいさんがコーヒーをちびちび飲みながら新聞を広げてくつろいでました。一人で白いおかゆの回りに薬味や具の皿をいっぱい並べ、ゆっくり、ひとつまみずつそれらを楽しんで食事するおじいさんもいました。レストランにはない、ローカル感あふれるリラックスムードが漂っていました。

美味しい物をお腹いっぱい食べられて、しかも安い。さらにオープンエアな環境やローカルな雰囲気を楽しみ、ホーカー飯の醍醐味を十分味わえたランチでした。

そういえば以前、週末の朝に夫婦二人で長い散歩を楽しんだ後、コーヒーショップで朝食をとったことがありました。朝早かったのでやはり涼しく、快適・かつ安くておいしい朝食でした。

コーヒーショップの朝食(ナシレマと焼きそばみたいなやつ)
コーヒーショップの朝食(ナシレマと焼きそばみたいなやつ)

なんだかんだ本帰国したら懐かしいと思うに違いない

そんなシンガポールのホーカー飯、今は「好きか?」と聞かれたら、イエスでもノーでもなく、「OK」という答えになると思います。自炊できないときは助かりますが、積極的に食べたいものではないからです。

しかし、本帰国したら、絶対懐かしく食べたいと思うに違いありません。私が好きなホーカー飯……ヨンタオフー、プラタ、ビリヤニ、ラクサ、ナシレマ、チキンライス、キャロットケーキ、ワンタンミー、板麺、経済飯。

今は時々でいいや、と思っていますが、本場の物を食べられなくなったら恋しくなるのが人情。多少高くても日本のシンガポール料理を出すお店に足を運んでしまいそうです。

また、食べ物だけでなく、私はコーヒーショップの雰囲気にも惹かれています。暑くて混んでいる時は通りがかるのも嫌なくらいなんですが、あの人と人との距離の近さは、日本の都会にはもう無くなりつつ風景かと思います。

コーヒーショップって、地域の人のコミュニティーになるような、安くてオープンな茶飲み場なんですよね。団地の部屋から出てきてちょっとコーヒーをいっぱいひっかけるついでに、ご近所さんと他愛のない世間話。逆にそれが面倒くさいという面も多々あるに違いありませんが(笑)、ない物ねだりするのがこれまた人情です。

まとめ

在住日本人の間で好みがわかれるシンガポールのホーカー飯。食べ過ぎなければ、やっぱり美味しいと思います。

適度な距離を保てば、ずっと好きでいられる。この好きな気持ちを、このままシンガポールのいい思い出にできたらと思うのでした。

手軽でおいしい! インドのレンズ豆せんべい「パーパド」の缶入りタイプを発見

手軽でおいしい! インドのレンズ豆せんべい「パーパド」の缶入りタイプを発見
インドのレンズ豆せんべい「パーパド」の缶入りタイプ
インドのレンズ豆せんべい「パーパド」の缶入りタイプ

これ、いつからある商品なんでしょうか。スーパーで何気なく買って食べたら、美味しくてハマりそうです。インドのレンズ豆せんべい、パーパドをチップスサイズにしたものです。缶も商品もプリングルスのような缶ポテトチップスと同じくらいの大きさです。

パーパドは豆粉を練って伸ばしたせんべい状のもので、インド料理の付け合わせによく出てきます。うちの近所においしいビリヤニ(インドの炊き込みご飯)屋があるんですが、そこのビリヤニに必ず付いてくるパーパドがもともと好物でした。

テイクアウトしたビリヤニとついてきたパーパド(写真中央)
テイクアウトしたビリヤニとついてきたパーパド(写真中央)

豆らしいちょっと重たい感じと、味わい深さ、若干の苦みが好きです。スパイスが入ったものもあるそうですが、食べたことがあるのはプレーンの塩味だけ。いつも一枚じゃ足りない、もっと食べたい、と思っていたので、このチップスは量も大きさも私の欲望にうってつけの商品です。

このパーパドチップス、缶に書かれた説明によると、通常のチップス(恐らくポテトチップスのこと)の4倍のたんぱく質、3倍の繊維質を含み、炭水化物は40%、飽和脂肪酸は30%少ないそうです。

豆なのでなんとなく納得できる内容です。でもってフライではないので、カロリーも低そう。(パーパドは焼いて食べます。)おやつのポテトチップスをパーパドチップスに替えれば、カロリーセーブができるかもしれません!(※3/17追記:70g 365kCalでした。あまりカロリーは低くないようです。失礼しました……)

考えてみたら、ヒンドゥー教で多くのベジタリアンなインドの方々にとって、豆は貴重なタンパク源。スナックからもたんぱく質を取るのは大切なことのかもしれません。

タージマハルらしき写真を載せたインドっぽいデザインに、南インドのタミル語、タイ語、英語、マレー語、日本語(レンズ豆のチップと言う単語だけ)が混じっている多国籍な見た目ですが、マレーシア産だそうです。

検索した限りでは同じ商品はまだ日本で出回ってないようです。1本2.3ドルで、バーベキュー味とチリ味がありました。探せば袋タイプのチップスもありそうですが、缶だからこそ運びやすいので、日本へのお土産として面白いかもしれません。ってか、お土産に買って帰ろうかな。

パーパド・ファンの方々はぜひ一度お試しいただければと思います。

「愛してる」って言いますか?

「愛してる」って言いますか?

歌だかメロドラマだかみたいなタイトルですが、釣りではありません(笑)。先日、英語のクラスで「I love you」のニュアンスについて話題になったので、そのことについて書きたいと思います。

私が通っているコミュニティーセンターの英語コースですが、年明けにインド系のおばあちゃんが辞めてしまいました。そして新しく入ってきた子が中華系の男の子で、クラスでノン・チャイニーズは私一人に。そしてその男の子が時々、クラスについていけないことがあり、先生がフォローのため中国語(マンダリン)で話す機会が増えました。

私はマンダリンが全然わからないので、先生がマンダリンで説明を始めると他のことを考えたり、単語を調べたりして、聞き流していました。それが先日、いつものようにクラスでわーわーとマンダリンが流れ出したのを聞き流していたところ、先生に突然

「ニー・アイ・ウォー・マー?って言ってみて」

と言われたのです。

ポカン、としていたら、「ウォー・アイ・ニー(I love you)」を逆さにすると「ニー・アイ・ウォー(You love me)」になって、さらに最後にマー(mah)を付けると疑問文になるので、「ニー・アイ・ウォー・マー?」は「Do you love me?」なのよ! ……と説明をいただきました。

ウォー・アイ・ニーは知っていたので、逆さにしてマーを付けるだけなら簡単です。「ニー・アイ・ウォー・マー?」と言ってみたら、みんなどっと沸いてニヤニヤ。隣の台湾のおばちゃんが「旦那さんに言うといいわ!」と嬉しそうにしていました。完全にいじられてる(笑)。

そして、先生から「日本語でI love youは何ていうの?」と聞かれました。

はい、ここからが本題です。
皆さん、同じ質問をうけたら何て答えますか?

恐らく、ただ翻訳するなら「愛してる/私はあなたを愛してます」なんでしょう。でも、普段の会話で

「愛してる」って言いますか?

「愛してる」って、私にとっては英語の「Love」より上の感情です。「I love you」を、気持ちも含めて翻訳するなら、私は「大好き」と答えます。

私は返答に困り、「好き」と言った後、「普段の会話でLoveにあたる言葉はあまり使わない。LikeかLike very muchって言います」と答えました。そしたら先生も含め、みんな少し混乱した様子でした。いや、私も自分で言ってて混乱しました(笑)。

なぜ、と聞かれたので、「わからないけど、たぶん日本人はシャイだから……」と答えましたが、本当にどうしてなんでしょう。

私がかじった他の言葉では、スペイン語も英語とニュアンスが多少一致しない気がします。「I love you」の表現で愛情の深さは「Te quiero」より「Te amo」が上なんですが、「Te amo」ってすごく突き抜けている印象です。でもGoogle翻訳するとどっちも「I love you」になってしまうんですよね。

言葉は文化が背景にあるので、意味は同じでもニュアンスが100%同じではないことなんてよくあります。この「I love you」はその典型なのではと思いました。

こんなことは翻訳や通訳をしてる人には当たり前の悩み事であり、力量の見せどころなんだと思いますが、今後私も日本語を聞かれることがあったら、可能な限り現実に即した説明をしたいと思った出来事でした。

ちなみに、「愛してる」と普段から言っている人がいたらすみません。帰宅してからこの話を夫リサにして、「愛してる、なんて滅多に言わないよねぇ。」と言ったら、「え! 言ってるじゃん!」とのことでした。そしてその後彼は10回くらい「愛してる~♪」と鼻歌混じりでつぶやき、愛を安売りしてました。

甥っ子の大学合格と、教育について思ったこと

甥っ子の大学合格と、教育について思ったこと

いきなり自慢話なんですが、かわいい甥っ子がこの春、第一志望の大学に見事合格しました。姉から連絡があり、甥っ子ともメッセージ交換し、父からもメールが届き、仕上げに母から電話があったりと、ちょっとした騒ぎでした。

姉からの第一報には感動のあまり思わず家で一人涙してしまいました。受験の序盤、不合格だった学校もあり、不安もあったのです。事前に受験番号を聞いて、私も電話で合格発表を確認した学校がありました。「残念ながら……」のアナウンスが流れた時は一日自分のことのように落ち込んだりしていました。

しかし、第一志望の大学に絞って受験対策をして来たという結果か、合格した大学の試験日は自信を持って帰ってきたそうです。そして見事、合格。合格発表の時は先輩学生さんたちが胴上げしてくれたそうで、その動画を姉から見せてもらいました。歌って踊ってわっしょい、わっしょいする動画で、それを見てたスタバで一人笑いが止まりませんでした。

身内の自慢話ですみません。ちなみに、試験日当日は私がシンガポールからのお土産にあげた極度乾燥(笑)のシャツを着て臨んだそうです。気に入ってるらしくて、あのシャツのおかげだよ!なんて言っちゃって、なんなのこのカワイイ子。

大学受験で、へーって思ったこと

さて、甥っ子自慢はここまでにして、ちょっと教育関連で知ったこととか思ったことをちょろっと書きたいと思います。

姉から聞いて驚いたのが昨今の受験のデジタル化でした。合格発表がネットで見られるのは結構前からだと思うのですが、受験票すら発行せず、自宅でプリントして持参する学校もあったと聞いて驚きました。また、合格発表はネットのみで貼り出しをしない学校もあるとのこと(私立はそれの方が主流でしょうか?)。

合格番号を印刷して、貼り出して、わざわざその場まで見に行くなんて、考えてみたら手間だし、ネットですべて済ませた方が断然効率がいいと思います。しかし、昭和生まれのおばさんにはちょっとネガティブな衝撃。情緒が無いというか、あの掲示板の前での光景はいつか過去の物となっていくのでしょうか。そういえば東大は安全上の理由で胴上げを禁止したというのがニュースになってましたが、それもイマドキの事情だなと感じます。

海外の大学

話は飛びますが、海外の大学について。
子どもがいない私ですが、シンガポールに来てから「教育」というものが急に身近な話題になりました。

それは、この国が教育に非常に熱心なことに加え、海外から来る外国人労働者に対しても学歴フィルターをかけているからです。つまり、日本に比べるとずっとずっと学歴社会である印象を受けています。人によっては「日本ほど学歴社会ではない国は無い」とまで言う人がいますが、日本とシンガポール以外の事情は知らないのでそれが事実かはわかりませんが。

どっぷり日本の社会で育った私からすると、海外の大学を卒業するというのは異世界です。中学の途中で突如単身アメリカに行ってしまった子がいたり、高校卒業時に海外の大学への進学を決めた子などがいましたが、私の周囲では異例中の異例の出来事でした。たぶん、今私が中学、高校時代に戻っても、単身で海外に行く勇気はないと思うので、彼らの行動力はすごいとは今でも思っています。

しかし、大人(ってか中年)になって、シンガポールに住んで、ちょっと違う視点が出てきました。それは、

彼らの親の財力ってすごい

ってことです。……露骨な話でスミマセン。当然留学先にもよりますし、現地での生活もそれぞれだと思いますが、その留学費用のびっくり価格をこちらに来てから耳にするようになりました。

奨学金を得るなどして、親の支援なしで海外の大学を卒業することが、どれくらい可能なのかは知りません。ですが、正直「海外の大学を卒業」と聞くと「財力」というキーワードが頭をかすめるようになってしまいました。

シンガポールは国立大学が3つしかないので、その厳しい選考に勝ち抜けなかった子女の一部は海外の大学に行くと聞きます。よく聞くのがオーストラリアで、実際オーストラリアの大学を卒業した人や、息子さんをオーストラリアの大学に行かせているという人に会ったことがあります。

学歴社会なので学位は大事。シンガポール人にはお金持ちが多いので、余裕がある人たちに「海外の大学」への進学は妥当な選択肢の一つなんだろうなと思いました。

もし私に子どもがいたら

子どもがいないので、教育について深く考えたことがありませんでした。しかし、シンガポールという教育熱心な国の人たちを見ていて、「もし私に子どもがいたら」と考えることが増えました。

あまり教育ママにはなりたくないな、とは思っています。それは子どもが勉強を強要されたらかわいそうだ、ということではなく、生まれ持った能力を最大限楽しむことが、その子の人生を楽しむことだろうと思うからです。妄言でしょうか(笑)。実際にいるのと、想像するのでは大きな違いがあるとは認識しています。ごめんなさい。

私の知る限り、姉は甥っ子(息子)にそれほど勉強を強要していなかったと思います。飽くまでも本人の意思で塾通いを始め、志望校を定め、自分の定めたゴールに向けてこつこつ勉強していたと思います。そして、自分で決めたことを自分で成し遂げたということが、本人にとって大変貴重な成功体験になったのではと思っています。

……今回はまとまりのないブログになりました。
書きたかったことは冒頭の自慢話だけだったのかもしれません(笑)。

シンガポールのバス、避けがたい割り込みと騒音(そして騒音を我慢してる今)

シンガポールのバス、避けがたい割り込みと騒音(そして騒音を我慢してる今)

シンガポールの割り込み問題、1年超の生活で、今まで何度ブログに書いたことか……。たぶん、これには帰国するまで慣れない気がします。イライラしていない人たちが気持ちにどう折り合いをつけているのか教えて欲しいです……。

私が見るシンガポールのバスでの割り込み

いつ割り込みにあうのかについてですが、インターチェンジでバスに乗る際、9割くらい割り込みに遭遇します。

私は郊外暮らしなので、バスのインターチェンジ(発着所)をよく利用します。普通のバス停であれば、余ほど人が待っていない限り列も何もないと思うのですが、インターチェンジは常に乗客が多いため、整列乗車のための柵が設けられており、乗客はその柵に沿って列を作って順番に乗車します。

割り込みは、その柵の外からの侵入乗車です。バスの到着時、柵の先頭とバスの乗車口にはスペースが空くのですが、その隙間を狙って横から入って来る人たちがいるのです。以前、混雑時は職員がその人たちを制止しているのを見たのですが、最近は(体制が変わったのか)見かけません。

割り込みする人は老若男女・民族を問いません。実感としてはおじさん・おばさん、子どもが多い気がします。

おじさん・おばさんは、とにかく座りたいんだろうというのがわかります。横からぐいぐい入ってきて、車内に入ったらすぐに好きな席に座って安心した顔をしています。

子どもも同じです。以前、前のバスを逃して列の先頭にいたのですが、小さな子どもが私の前にやって来て、柵で遊び始めました。最初は柵で遊んでいるだけだと思ったのですが、バスが来た途端真っ先にバスに飛び乗って座席を確保していました。確信犯なのか天然なのか、まぁ、唖然としました。

年寄りと子どもは、そんな割り込みしなくなってシンガポールでは席を譲ってくれる人がいます。私だって譲ります(本当ですよ!)。なのに黙って待ってる人たちをしり目に割り込みする態度はどうも受け入れがたいです。ここが日本ではない、ということを理解しいても、です。

通勤時に出会う割り込みする人たち

そんな割り込みですが、朝の通勤時に割り込みの常習犯がいます。朝の通勤って(私もそうですが)乗車時間を決めてる人が多いので、バスに乗るとだいたい同じ顔ぶれになります。

最初に出会った割り込みおばさんは、近所に住むおばさんでした。最寄りのバス停で一緒になるのですが、いつも一番最初に乗車し、降りる時も一番でないと気がすまないおばさんでした。

このバス停は普通のバス停なので、乗車時の列はあるようなないような感じです。それでもなんとなくみんなが並んでいると、先頭の人とバスの狭い隙間に横から入ってきて、必ず一番に乗車します。見ていて気分がいいものではありません。

また、降車時も、必ず一番に降りたい。いつも一番に降りていたのですが、一度降車時に、私が立っていた位置の都合でおばさんと出口の間に立っていたところ、すぐ背後でものすごい音の舌打ちをずーっと耳元でされました。おばさんを先に降ろしたところで私には何の不利益もないのですが、頭に来てそのままおばさんを後ろから抜かせないように立って私は先に降りました。

本当につまらないことに心がささくれたので、私はバスを1本早くして、そのおばさんに会わないようにしました。

1本早いバスに乗ることで、一番おばさんには出会わなくなったものの、今度は乗り継ぎのインターチェンジで割り込み常習犯に出会うことになりました。

今度は二人です。二倍になってしまった(笑)。

一人はおばさんで、もう一人は小学生です。おばさんは、わざと人がいない隣の柵の一番前に並び、バスが来た途端横から出てきて割り込み乗車をします。もう一人の小学生は、いっつもバスが到着すると遠くから弾丸のごとく走ってきて、列を無視して入口に飛び込み、乗車します。

どっちも非常にムカつく(笑)。

おばさんには一度、乗車時に体で阻止して前に行かせないようにしたところ、中国語でなんだか言い訳していたので、「ああん!?」って思わずすごんでしまいました。そしたらひるんで後ろに下がったので、割り込みしちゃ悪いという自覚はあったのでしょう。でも、その後も会うたびに割り込まれて、変わることはありませんでした。

弾丸小学生はいつも走り込んでくるので、阻止のしようがありませんでした。インター校の制服着てるので外国人かもしれませんが、割り込みに国籍は関係ありません。

私はこの1本早いバスにも、心をすりきらせてしまいました。

そして今は騒音おばさんに我慢する

わたくし、この二人にも我慢ならず、またさらにバスを1本早くしました。これ以上早くするのは無理な時間なので、これでだめなら通勤ルートを変えるしかありません。

結果、割り込みには会わないようになりました。正確に言えば、乗り換えがギリギリになったので、インターチェンジで並ぶことがなくなり、自分が並んでいるのに割り込まれるというシチュエーションがなくなったのです。

しかし、今度は騒音おばさんがいました(笑)。

いやー、これもシンガポール名物なんですが、電車やバスの車内で音楽を流す人種がいるんですよ。このバスにも毎度ラジオか録音したものだかの音楽を延々と車内で流し続けるおばさんがいまして、正直うるさいです。しかもこのおばさん、音楽を流しながらバスの運転手や車内の乗客と大声で話し続けるので、ずっと、とにかく、うるさい。

いかがなもんかと思っていますが、騒音はノイズキャンセルイヤホンでも使えば防げるものですし、私にとっては割り込みの方が精神的ダメージが大きいようなので、通勤時は我慢してこのバスに乗ることにしました。

最後に

この記事を書きあげた後、パン屋でおじさんに割り込みされました。パン屋のレジでの割り込みは初体験。もうどこに行っても油断できません。

検索をすれば、世界にはシンガポールをはるかに上回る割り込み・横入りワールドがあることは理解しています。そして、周囲から割り込みについてのイライラをあまり聞くことがありません。なので、私が必要以上にイライラしている、この土地に馴染めないのか、と悩むこともありました。

シンガポールが変わるかと言えば、そもそも移民国家であり、多様な文化を受け入れていく国である以上、変わらないと思います。それはネガティブな意味ではなくて、そういう社会なのだと思うし、そこで外国人として暮らす以上は私自身も受け入れないといけない点なんだろうと思います。たとえば、日常的な割り込みに無駄にイライラしないということです。

ごみを道に捨てるなとか、電車やバスで飲食するなとか、ルールを決めることはできるでしょうが、パン屋の割り込みまでは取り締まれないでしょうし、そこから先は暗黙の了解であり、一定の人たちの間のマナーなんだろうと思います。

東京で家事手伝い外国人の受け入れが始まり、日本も移民問題に対する議論が活発になってきていますが、労働力を得るだけでなく、そういうルール外の考え方の違い・生活習慣の違いというのも受け入れていくことになるのだと思います。正直、日本に帰るつもりの今の私にはそれがちょっと辛くて、日本の将来について憂いています。

以上、最近、加齢のためか考え方がどんどんコンサバティブになってきているので、「おばさん、頭硬いよ」という内容でしたらごめんなさい。こういう話は一人でもんもんと書き連ねるのではなく、人と話した方がいいんでしょうね。

シンガポールでアイスホッケー観戦!

シンガポールでアイスホッケー観戦!
スオミ!スオミ!スオミ!
スオミ!スオミ!スオミ!

今日はJurong Eastでアイスホッケーの試合を観戦いたしました!

試合の情報はこちらのブログで拝見しました。貴重な情報を頂戴できて大変ありがたく思います。
続・Tomorrow is Another Day

過去に何度か記事にしていますが、私はアイスホッケー観戦がかなり好きです。スポーツ観戦にあまり興味がない私が、唯一細々と会場に足を運び続けているスポーツかもしれません。

初観戦は98年の長野オリンピック、その後03年に北米NHLのスタンレー・カップのチケットを手に入れるという幸運を手にし、以来、日本で毎年この時期行われるアジアリーグの東京開催試合を観戦してきました。

まさか常夏のシンガポールでアイスホッケーの試合があるとは想像が及ばず、調べようと考えたこともありませんでした。今日は久しぶりのホッケー観戦を大変楽しみました。

アイスホッケーの魅力

私にとってのアイスホッケーの魅力は、スピード感と迫力です。攻守の入れ替わりの速さが気の短い私にはぴったりでして、加えてそのスピードに乗った動きの激しさは、特に間近で見ると息をのむ迫力です。「氷上の格闘技」と呼ばれていますが、NHLなんかは本当にハラハラするくらいあちこちでもみ合ってました(笑)。

スポーツに疎い私がスポーツを語っても説得力がないかもしれませんが、知らない方にはいい試合を一度は見てみてほしい!と思います。

カナダ vs フィンランドをフィンランド応戦席で観戦

本日見てきたのは、カナダ vs フィンランドのエキシビジョンマッチ。チームのメンバー構成、この両国の試合になった経緯など詳細は知らないのですが、2017年の今年カナダは建国150周年、フィンランドは建国100周年を迎えるそうで、記念のオブジェやら旗やらがありました。

応援席からの風景
応援席からの風景

会場はJurong EastのショッピングモールJ-Cube。J-Cubeは3階にアイスリンクがあり、吹き抜けで3階と4階のベンチ側のみに観覧席があります。普段は普通のスケートリンクなので、座席数はそれほど多くありません。

サッカーと同じではと思うのですが、試合をゲームとして楽しみたい場合は4階から俯瞰したほうが全体を捉えられて面白いです。なので一度4階に行ったのですが、同行の夫リサが「3階の応援席に行きたい」と言いだしたので、3階に戻りました。

3階席は選手のベンチのすぐ裏。ベンチも観客席もホームとアウェイに分かれていて、それぞれカナダとフィンランドの応援団で席が埋まっていました。

リサがフィンランドに思い入れがある人なので、私たちはフィンランドの応援席に座りました。シンガポールでこんなに金髪碧眼に囲まれたのは初めてかもしれない、アウェイ感……。応援団といっても選手の家族や友だちばかりだったんだと思います。

フィンランドとシンガポールの国旗が並んでデザインされてました
フィンランドとシンガポールの国旗が並んでデザインされてました

国旗はもちろん、フィンランド建国100周年のロゴをデザインした旗をみんな試合中ぶんぶん振り回して応援していました。また、チームが攻めに入ると「スオミ!スオミ!スオミ!」のコールが激しかったです。リサは後ろの子どもが無邪気に振る旗でぱしぱし叩かれてました。

ショットが決まれば立ち上がって大騒ぎ。途中、お菓子がまわってきたりして、和やかな雰囲気でした。楽しい空気を味わえたので、応援席にしてよかったです。

応援席でまわってきたお菓子。ミント?
応援席でまわってきたお菓子。ミント?

フィンランド勝利!

試合は終始フィンランド優勢でした。結果は6対3でフィンランドの勝利。ゴールのショット数は41対18だったので、いかにフィンランドが攻めっぱなしだったかわかると思います。

電光掲示板に表示された試合結果
電光掲示板に表示された試合結果

アイスホッケーって試合終盤になるとゴールキーパーをベンチに下げて総攻撃仕掛けることがあって、それを見るとかなり興奮するんですが、今回それはなかったと思います。カナダに終盤やってみて欲しかった、と思ったりして。

また、ペナルティーも確か1回だけで、しかも両チームに同時に出たので、パワーゲーム(氷上の選手数が違う状態)もなかったと思います。全体的にソフトな印象を受けた試合でした(←ペナルティーを推奨しているわけではありません)。エキシビジョンマッチだし、そういうものかもしれませんが。

いずれにしても、フィンランドの勝利。応援席は大盛り上がりでした。

スオミ!スオミ!スオミ!
スオミ!スオミ!スオミ!

試合終了とともに寒さが辛くなったリサが先に会場を出ていってしまいましたが、私も少しだけ余韻を楽しんだ後、リサの後を追いました。

勝利の後ゴールに集まる選手たち
勝利の後ゴールに集まる選手たち

久しぶりのアイスホッケー観戦、アイスホッケー観戦の楽しさを思い出せたのが一番の収穫でした。来年の今頃日本にいたら、またぜひアジアリーグ観戦に行きたいです。そしていつかまた、チャンスがあればもう一度北米でNHLが見てみたいです……!