Business Environment and Entrepreneurship in Japan

Business Environment and Entrepreneurship in Japan

(This article was written on 15th Dec. 2016)

I read 2 indexes about starting a new business.

One is “The Doing Business *”. This is the ease of doing business index created every year by the World Bank Group. These rankings are based on 10 topics which include “Starting a business”, “Dealing with construction permits”, “Getting electricity”, and so on. **

According to the latest report, New Zealand is rated the top nation. However, until last year, Singapore had been ranked 1st for 10 years and is still 2nd in this year.

Japan is ranked 34th. The current government’s target is to become higher than 3rd by 2020 among developed nations, thus this result is disappointing. The reason for the low rank is that Japanese administrative procedures related to tax payment, permits and licenses are more complicated than other countries’. ***

The other index is named “The Global Entrepreneurship Index ****” by Global Entrepreneurship and Development Institute (GEDI). It focuses on “Entrepreneurship”. This is calculated from data on the entrepreneurial attitudes, abilities and aspirations.

Top 10 countries include North America, European countries, and Australia. Taiwan is ranked 16th and this is the highest among Asian countries. Japan is 25th and China is 48th, though China and Japan are the world’s second and third largest economies respectively.

Why are China and Japan far behind the United States? Here is one aspect from the article of Forbes *****. China and Japan don’t have the ability to attract and retain talent. In Japan, we have tight immigration policies and conservative business cultures which don’t attract foreign talents.

Taking into consideration the factors mentioned above, Japan is not a country which nurses entrepreneurs.

The environment would be better if the government tries to improve it. However, in my opinion, it is not easy to change our mentality. Our conservative trait does not accept the differences easily – like immigrants, and other cultures.

Also, in our society, once we fail, it is hard to recover. Thus we are afraid of taking the risk of creating new businesses. Of course there are entrepreneurs in Japan. However I sympathize with people who don’t have interests in starting a new business.

This is the current situation and my thoughts. The world is changing. I expect the next generation will be different.

* The Doing Business: Economy Rankings
http://www.doingbusiness.org/rankings

** Wiki: Ease of doing business index
https://en.wikipedia.org/wiki/Ease_of_doing_business_index

*** The way ahead for the fourth year of Japan’s growth strategy: The Yomiuri Shimbun
http://www.straitstimes.com/asia/east-asia/the-way-ahead-for-the-fourth-year-of-japans-growth-strategy-the-yomiuri-shimbun

**** Global Entrepreneurship Index
https://thegedi.org/global-entrepreneurship-and-development-index/

***** Japan And China Have A Long Way To Go Before Catching Up With America In Entrepreneurship
http://www.forbes.com/sites/panosmourdoukoutas/2016/11/27/japan-and-china-have-a-long-way-to-go-before-catching-up-with-america-in-entrepreneurship/#6ea6d7212673

シンガポールで貯蓄目的の生命保険(養老保険)に入りました

シンガポールで貯蓄目的の生命保険(養老保険)に入りました

昨年末、生命保険に入りました。保険と言っても貯蓄が目的の養老保険です。加入動機は以前書いたので(→「シンガポールでの貯金、わが家は保険を検討中です。」)、今回はプロセスと申し込み完了までを簡単に書きたいと思います。

なお、前回の記事にも書いていますが、本記事は単なる備忘録でして、特定の金融商品を勧める意図はまったくありません。また、細かい部分は記憶があいまいですし、サービスやプロセスなど今後変わる可能性は当然あります。

もしご興味をお持ちになった方がいましたら、ご自身で情報収集と慎重な判断をしてください。(質問にはお答えできません。間違いのご指摘いただきましたら確認いたします。)

さて、最終的に3社から話を聞きました。ファイナンシャルプランナーや保険専門の代理店(シンガポールに存在するか知りませんが)を通していないため、1社1社から話を聞いて自分たちで比較したような形になりました。


私たちのプラン

まず最初に、私たちの希望のプランは以下の通りです。

  • 貯蓄目的(保険部分は最低限でOK)
  • 保険料は一括払い(Lump-Sum Payment)
  • 20年間引き出し不要

以上の条件を満たすのは養老保険(Endowment Plan)です。

20年間定期預金に預けるような感覚でしょうか。ただ、シンガポールの銀行では20年の定期は無かったと思います。余剰資金を、より大きいリターンのために長く預ける手段として、生命保険を選びました。

保険会社3社へ問い合わせ

A社

一番最初にコンタクトをとった会社です。広告を見てメールで問い合わせしました。すぐに日程調整の返信が来るものの、「仕事があるので平日の昼間は難しい」旨伝えたところ、連絡が途絶えました。シンガポールでは高額な保険を売るのにもオフィスアワー以外は対応しないの? と思わされた、驚きの対応でした。

B社

リサが口座をもつ銀行が代理店になっている保険です。なので対応してくれたのは保険会社の人ではなく、銀行の方でした。リサがメールと電話で連絡を取ったところ、週末にわざわざ私たちの家の近くの支店まで足を運び、専用ブースで丁寧に説明をしてくれました。シンガポールの大手銀行の銀行員ってエリートだと思うのですが、すごくスマートで丁寧、感じのいい対応でした。

C社

A社とB社を比較していた時、たまたま私が買い物先のモールで相談ブースを見かけた会社です。さらなる比較のためにプランを提示してもらいました。私の英語がおぼつかなかったのですが、すでに2社から話を聞いており、こちらの希望条件がクリアだったので、プランをもらうのはスムーズでした。対面では希望だけ伝え、詳細はメールでもらいました。

A社の別の担当者と話す

A社の対応が頭にきたので、詳細を聞く以前にA社は無いと思いました。しかし、A社にとってラッキーなことに、たまたま近所のモールで相談ブースを開いていたのです。感情的になっても仕方ないので、夫リサと二人で話を聞きにいきました。

話をしたのはもちろん、メールを無視した人ではなく、別の担当者です。私たちの加入目的が「貯蓄」というシンプルかつ明確なものであったこともあり、その担当者は込み入った話をすることもなく、手際よくプランの提示をしてくれました。

対面で一度話を聞いた後、メールで資料をもらったのですが、その資料が解読できなかったので再度時間をもらうことにしました。週末でもいいし、場所もどこでもいいと言っていただき、土曜日にその会社のオフィスに話をしに行きました。

日本も同じだと思いますが、保険販売は法律でどのような数字を顧客に提示するかが決まっているそうです。もらった資料にはあらゆる表があり、どれが何を意味するのか、素人がすぐに理解できるものではなかったのです。

保険料の内訳で会社の取り分まで明示した表があり、これは日本では馴染みがないので聞かなきゃ分からなかったと思います。

また、リターンは利率3.25%と4.75%の数字が書かれているのですが、これもルールで記載されているのであって、保証されたリターンではないとのこと。よく見れば「Guaranteed」と「Non-Guaranteed」と明記されていますが、勘違いする人は少なくないでしょう。

加えて、その他の疑問にも答えていただきました。

養老保険の種類
毎年引き出すプランと満期まで待つプランがある。もちろん、満期まで待つ方が高い利子が付くが、シンガポール人は前者を好む(毎年リターンがないと不安)

ボーナス
定期的な配当(reversionary bonus)と満期ボーナス(maturity bonus)があり、満期時に追加されるが、保証はされていない

他社との比較ポイント
リターンが良い商品はリスクがあることを理解して選んでほしい

倒産した場合
他社に買収される(→引き継がれる)、消滅する(→元本のみシンガポール政府が保証)

満期時の受取
シンガポールの小切手。日本の銀行で換金できるが、当然レートが悪いので、自分でシンガポールで換金するのがベター

3社の比較とA社に決めた理由

最終的にはA社に決めて、すべての手続きを終えました。

A社に決めた理由はシンプルで、一番リターンがよかったからです。貯蓄目的なので、要はいくらになって戻ってくるのかが私たちの最大の関心事。一応、保険なので死亡保障もついていますが、ここは貯蓄目的の場合各社あまり変わりのない微々たるリターンです。

まず、B社は話を聞いた時点で希望の20年のプランがありませんでした。15年プランしか扱いがなく、20年プランは1月に販売予定とのことでした。20年に対して強いこだわりがあったわけではありませんが、今回は余剰資金の貯蓄であり、20年待てないことはなかったので、見送りました。

ちなみに、B社と話している時、A社と比べていることを正直に伝えたところ、A社のプランの良さを認めていました。ですので20年プランがあったとしてもA社を選んでいた可能性があります。

C社は、一見リターンが良さそうだったので、A社とギリギリまで比べていました。しかしA社との二度目の面談で詳細な表の読み方を理解した後、C社のリターンがそれほど良くないことがわかりました。C社は保証されてないリターンを強調した営業だったためです。

A社から最終的にもらったプランと比べ、A社にはっきりと軍配が上がったので、A社に決まりました。


申し込み手続きと完了後

申し込みに必要な書類

A社に決定し、再びアポをとってA社オフィスに申し込みに行きました。申し込みに必要だったものは以下の通りです。

  • 保険料の小切手
  • IDカード(EP)
  • パスポート
  • 住所証明(公共料金の請求書)
  • 日本非居住者であることの宣誓(日本人の場合)

保険料を支払うための小切手ですが、チェックブック(小切手帳)を持っていなかったので、銀行窓口で宛名と金額を告げて作ってもらいました(数ドルの手数料がかかります)。

また、最後の「日本非居住者であることの宣誓」については、A社が用意した書類に署名するだけでしたが、保険会社によっては住民票の写しの原本が必要になるそうです。日本から海外に税金逃れする人たちへの取り締まりが厳しくなった昨今、このような手続きは厳格になっていくようです。

申込書類は、担当者が対面で確認しながら埋めていってくれました。医療保険ではないので、健康状態に関する告知は最低限でした。その他も、養老保険だったためか、特別な項目は無かったという印象です。

すべての書類は後日「 Policy document(保険証書)」としてまとめて届くとのことでしたが、その場で重要な書類は控えをコピーでくれました。

ちなみに、私たちは小切手の支払金額を間違えていました。本来、5年分割で払うのですが、それを一括にしたことで保険料が割引になったのです。その割引前の金額の小切手を用意してしまったため、後日差額を返金してもらうことになりました。

申し込み後に届いた書類

申し込み後に下記の書類が届きました。

  • 保険料を領収した旨のお知らせ(金額訂正前と後で2通)
  • Policy document(保険証書)
  • Policy documentの受け取り確認

Policy document(保険証書)が普通郵便で届いたのには仰天しました。書留で送るって聞いてたのに……。個人情報満載の書類なので、これは手渡しでもらった方がいいです。

一方多く支払ってしまった保険料の差額の小切手は、郵送する旨聞いていたものの担当者がわざわざ手渡ししてくれました。

満期までと満期時の手続き

満期までと満期時は下記のような手続きが必要とのことでした。

  • 日本に本帰国する際は、新しい電話番号、住所、メールアドレスを必ず連絡
  • 今後パスポートを更新した際は新しいパスポート番号も連絡が必要
  • 毎年運用報告書が届く。よって連絡先は随時更新が必要
  • 満期時は数か月前に連絡がある
  • シンガポールの窓口に出向く
  • パスポートを持参
  • 原則小切手での受取だが、シンガポールの銀行への振り込みも可能

毎年運用報告書が届くとのことで、連絡先やパスポート番号の変更の連絡は忘れずにすみそうです。

保険料の受け取りは原則小切手と聞いていましたが、シンガポールの銀行口座が維持できていれば振り込みが可能とのことでした。本帰国後の口座の維持方法についてはA社、B社担当者から聞いていますが、今後も可能なのか不明瞭なのでここには書きません。

なお、保険金受け取り時は日本にいると思われますが、その際は日本で課税されるでしょう。いかんせん20年後のことなので、税金については受け取り時に調べたいと思います。


最後に

本記事をまとめるにあたり、ファイルに入れていただけの各種書類を整理しました。すべて書面に書いてあるとはいえ、20年後に読み直すのもしんどいので、日本語のメモもいれつつ、疑問が残らないようにしました。

また、再度シンガポールの生命保険について少し調べなおしたのですが、養老保険については下記のStraitstimesの記事が参考になりました。

Make (full) sense of insurance policies
http://www.straitstimes.com/business/invest/make-full-sense-of-insurance-policies

3.25%&4.75%のリターンの表も出てきます。サンプルの数字がすごい金額で、さすがシンガポール人はお金持ちだなぁとちょっと引きましたが…。

どこの国でも同じですが、自分が入る保険について、十分な理解と納得をしたうえで判断が必要だと思いました。

手当皆無の現地採用家庭が一年でためた金額なんて、本当にささやかな貯蓄ですが、それでも20年後、この保険料の受け取りのために二人でシンガポール旅行に来る日が楽しみです。シンガポールにタイムカプセルを埋めたような気分です。

映画「La La Land(ラ・ラ・ランド)」

映画「La La Land(ラ・ラ・ランド)」

新年快楽(Xin Nian Kuai Le!)!
あけましておめでとうございます。

旧正月の今日(1/28)は映画を見に行ってきました。シンガポールに映画の日はありませんが、映画は日本より安いです。今日は二人で21ドル(1,700円くらい)でした。ほぼ日本の定価の半額。

シンガポールの映画館は日本のシネコンと変わらぬ設備を誇りますが、特徴と言えばクーラーがきついこと。最近は慣れたもので、ダウンやら冬のハーフコートやら持ち込んで備えています。あと、入場口と退場口が別になっていて、鑑賞後にビルの非常用通路みたいなところを通って裏口に追い出されるのがちょっと苦手です。余韻に浸れないです(笑)。

さて、見てきたのはデミアン・チャゼル監督の「La La Land(ラ・ラ・ランド)」です。今年のアカデミー賞(2月26日発表)で最多ノミネートをされている作品で、未公開の日本でも上映を楽しみにしている人が多いのではないでしょうか。

シンガポールでは12月初旬より公開されているのですが、2か月経った今日もかなり席が埋まっていたので、人気なのではと思います。

なぜこの作品を選んだかと言うと、上記のようにアカデミー賞候補作品として注目を集めているのに加え、夫リサが同監督の前作「セッション」のファンだからです。私もリサに勧められて飛行機で見て、すごい迫力の映画だったと思いました。さらにリサはジャズ好きで、本作品もジャズが題材にされていたことに俄然興味がわいたようです。

ストーリーの舞台はタイトルにあるLA、ロサンゼルス。いずれ自分の店を持つことが夢のジャズピアニストのセバスチャンと、カフェで働きながら女優を目指すミアの恋愛物語です。話の流れはこれといって特別な展開はなく、音楽、踊り、映像が特徴的な作品でした。

歌と踊りが随所に挟み込まれているミュージカル映画です。ミュージカル映画って賛否分かれると言いますか、苦手な人って「突然歌いだすのがおかしい」ってよく言うんですが、リサがまさにそんなコメントをしていました。

一方私は、ミュージカルもミュージカル映画も好きです。あれこれ見ているわけではありませんが、10代の頃に「雨に唄えば」なんかは20回も30回も見ています。この「La La Land」は久しぶりに見たミュージカル映画の新作で、その辺の期待値は高かったかもしれません。

その意味では、やや期待外れでした。正直なところ主演の二人の歌と踊りはミュージカルとしては物足りない印象をうけました。特にミア(エマ・ストーン)は歌はうまいと思いますが、声が細くて、頼りない感じ。あぁ、もっと、腹の底からお願い! と思ってしまうのは映画だから譲るべきポイントなのでしょうか。

また、「セッション」の時も感じたのですが、全体的に画面に粗い印象を受けます。「セッション」はそのちょっと粗雑な感じが作品のテイストだと思ったのですが、「La La Land」はもう少しきれいな絵で見たかったです。恋愛ミュージカル映画だから、という私の好みもあるかもしれませんが。

話の展開がとにかく淡白なので、ストーリー、歌、踊り、映像などなど総合的に前半は退屈でした。(ジャズの音楽シーンは良かったです。)

しかし、クライマックスはあれよあれよと心をわしづかみにされました。本当になんでもない、ありがちな展開なのに、素直に切なくてしかたなくなりました。目の奥が痛くなるような涙が出ます。

振り返ってみたら「セッション」もクライマックスまでは気持ちがふさぐような映画で、最後の最後で「すごい映画だった……」と印象付けらました。この監督の作風なのかもしれません。最後で全部回収するような。想像しない展開でがーんてやられる話も面白いですが、こう王道を外れない、淡白なストーリーで気持ちの素直な部分をぐっと掴まれる作品もいいなぁとしみじみ思いました。

というわけで「La La Land(ラ・ラ・ランド)」、お勧めです。見るならぜひ絵と音がきれいな映画館でご覧いただくことをお勧めします!

私のブログに対するスタンスについて

私のブログに対するスタンスについて

先日、つまらないブログについて一刀両断しているとある記事を読みました。特定のブログを非難しているのではなく、その筆者がどのようなブログに対して否定的かを書いたもので、内容は概ね同意するような内容でした。

ただ、納得する一方、よほど誰かに迷惑をかけている内容でもない限り、どんなブログを書くかは個人の自由だろうと私は思っています。読者がいっぱいいる人気ブロガーになりたい! と思っている人に対して、「ここがつまらん」という前向きなアドバイスだったら有効かもしれませんが。

さて、そんな記事を読んでいて、改めて自分のブログに対する考え方を振り返ってみました。

基本、ポリシーなんてものはなく、ただの日記です。また、友人・知人に近況報告ができるコミュニケーションツールだとも思っています。しばらく会っていない友だちに、「ブログ読んでるから久しぶりな感じがしない」と言われると嬉しいです。今年いただいた年賀状に「ブログ読んでるよ!」とコメントいただいたりして、遠く離れた方々ともブログを通じて変わらぬつながりを感じられました。

ただ、ちょうど1年ほどになりますが、ブログをWordpressに移行したタイミングでスタイルについては意識が変わりました。できるだけ1記事がまとまった量になるようにしています。なので、数行で終わるようなテーマは選ばないようにしています。(※以前、同様のことを書いています→「ブログの記事の長さと更新頻度について」)

また、それに伴って読みやすさも気をつけるようになりました。こう見えて、構成、言い回しなど、時間をかけて文章を書いています。1記事あたりの執筆にかける時間が長くなったので、更新頻度は自然と落ちましたが、後から自分で読み直しても以前の記事より読み応えがあるし、どうしても言いたいつぶやきはSNSでやればいいかなと思っています。

加えて、鮮度が大事なテーマはできるだけ選ばないようにしています。お店や生活に関わる情報など、そういった情報発信はもともと得意ではないですし、そのような情報を扱うサービスや個人の方はたくさんいるので、私が書かなくてもいいだろうと思っています。

特にシンガポールは突然サービスが終わったり、お店が閉店・移転したり、飲食店の味が突如落ちたりすることが少なくなく、情報の劣化スピードが日本より早い印象です。私は自分のブログを読み返すのが好きなので、後から自分が読んで物足りないテーマは書きたくないと思っています。

そんなわけで、私はブログについて自分の気持ちを最優先しています。読み手も意識していますが、自分が書きたいことを書くことが一番大事です。自分の好きに書きながら、知らない方から共感してもらったり、面白いと思ってもらったら儲けものくらいに思ってます。

一方で、つまらなくて誰にも読んでもらえない記事があったとしても、自分なりに時間と手間をかけて書いた記事であれば、アウトプットしたことだけでも意味はあると思っています。そんな緩いスタンスだからこそ、私はブログを細く長く続けられているんだろうと思っています。

……先週から今週にかけて、書きたかったを一気に書いた気がしますが、またペースを落としつつもじっくり続けていきたいと思っています。

うちは現地採用。いつ本帰国するのか……私の気持ち編

うちは現地採用。いつ本帰国するのか……私の気持ち編

昨日の記事で、現地採用のわが家の本帰国が私の判断に委ねられそうなことを書きました。(→「うちは現地採用。いつ本帰国するのか……」)

私は「そうは問屋が卸さない!」とばかりに折に触れてこの議論は夫婦間で続けるつもりですが、実際、私の気持ちも大事だと思っています。なので、今回は私の「本帰国」についての考えをまとめてみたいと思います。

生活環境

シンガポールはとても日本人に生活しやすい国と言われていますし、私も他の国に比べてそうなんだろうと想像しています。

が、私はやはり日本での生活の方が好きです。今ここでシンガポールのここが嫌、日本のここがいい、と細かい理由を並べたてることはしませんが、なんの制限もなく生活する場所を選べるなら、私は日本を選びます。

労働環境

以前、日本のことを「Customer’s HeavenだがWorker’s Hellだ」と表現したネット記事を読みました。その表現にえらく同意して、膝を打ったことがあります。そしてそれは恐らく、海外に出て働いた経験のある人の方がより一層納得いくものなのではないでしょうか。

私はシンガポールに来てフルタイムからパートになり、職種は同じものの以前とは異なる業界で働いているため、日星の労働環境比較は難しいのですが、シンガポール全体に日本とは異なるいい意味でのゆるさを感じています。また、人から聞いた話ですが、雇用の流動性が高い点も、シビアながら日本より働きやすそうだと感じます。

それらを踏まえて、「シンガポールの方が働きやすそうだ」という結論には達しています。

ですが、大前提として私は自分が日本で働くのが嫌でシンガポールに来たわけではありません。(それは夫リサも同じです。)なので、労働環境がいいからという理由でシンガポールに残りたいという強い気持ちはありません。むしろ、今は日本への帰国が遅れることで、日本の労働環境に馴染めなくなることの方が怖いです。

その他の要因

その他の要因として、家族や人生設計(不動産など)があります。

私たちは夫婦ともに両親が健在ですが、やはり相応の年なので、何も心配しないということはありません。また、お互いの家族ともに仲良くやっているので、時々遠く離れて暮らすことが寂しいと感じます。特に3人いる姪っ子たちはかわいい盛りで、会えないもどかしさを感じます。

また、帰国したら住む場所をどうするのか、というのは大きな問題です。わが家には持ち家はありません。シンガポールに来るときは身軽でしたが、帰国したらどうするか、というのは考えなくてはならないことです。

結婚前からお互い持ち家に否定的でしたが、買う、買わないというのは相場や年齢も関わるので、帰国のタイミングというのはその点に大きく影響します。そして、年齢のことを考えれば、あまり先送りできない問題かと思います。

まとめ

懸念事項としては、帰国はリサの転職が前提になるので、転職が難しければ希望のタイミングで帰国はしないかもしれません。(私も帰国したら仕事を探すという前提はありつつ。)

しかし、こう気持ちを書き出してみると、私にとって「帰りたくない理由がない」ということがわかりました。なので、私の気持ちは「帰りたい」です。(御託並べてないでさっさと帰れ、と言われそうですが。。)

一方で、リサにはちゃんと自分のキャリアや私との人生を考えてほしいので、引き続き夫婦できちんと議論を重ねていきたいと思っています。

うちは現地採用。いつ本帰国するのか……

うちは現地採用。いつ本帰国するのか……

シンガポール在留邦人で、出向(駐在)で来ている方々がシンガポールを離れるのは、主に以下の理由だと思います。

1. 日本へ帰任/スライド(他国へ移動)
2. 自ら会社を辞めて転職/リタイア
3. リストラなど会社都合の退職
4. ビザの更新ができなくなる

ネットで数字を見つけることはできませんでしたが、恐らくこの中で一番多いのは、1の帰任もしくはスライドでしょう。転職やリストラは無きにしも非ず、といった程度でしょうし、手当が厚い駐在待遇であればビザの心配はあまり要らないはずです。(本人の学歴、年齢に加え、会社のステータスが加味されるので、駐在員のビザ却下の可能性はゼロではありませんが。)

そんなわけで駐在の方は、自ら選択する「いつ帰国するか」ではなく、「いつ帰任だろう」という考え方なのではと想像しています。

一方、現地採用と呼ばれる、シンガポールにある企業に雇用されて働く人たちがシンガポールを離れる主な理由は、上記の2~4になると思われます。

グローバル企業なら本社や支店への転籍もあると思いますが、数で言えば少数ではないでしょうか。ですので、シンガポールを離れるとしたら2,3,4のどれかが理由になると考えています。

この中で、自らの意思に関わらないのが3のクビと4のビザ更新です。

解雇は雇用契約の内容、整理解雇はガイドラインに沿えば解雇しずらいということがないそうで、日本よりは一般的なようです。(ちなみに解雇についてはジェトロのHPがわかりやすかったです※)

また、ビザについてですが、この1月からシンガポールの就労ビザ取得の要件が厳しくなりました。更新については7月以降から新基準が適用になるようですが、このタイミングでビザが更新できず帰国する人は少なくないと思われます。

このような「クビ」と「ビザ」というリスクを背負いながらも、現地採用者には2の自ら転職することで帰国を選ぶ、という能動的な選択が、キャリアプランの中で大きな意味を持っています。

とにかく日本で働きたくないという消極的な理由で帰国しない人もいるでしょうし、目標のキャリアを積めたら凱旋帰国しよう、という意気込みの人もいるでしょう。いずれにしても、現地採用は自分でキャリアをデザインする必要があるわけです。

前置きがいたずらに長くなりましたが、ここからが本題です。

わが夫リサは後者の現地採用ですので、「いつ帰国するか」というのは一応、会社ではなく彼の選択です。

それはシンガポールに来る前からわかっていたことなので、来る前に話をし、とりあえず私たちの間で2年という話になりました。1年は短いですが、2年ならそれなりの実績を作れる、短すぎず長すぎない時間と思ったからです。加えて、諸事情で最低2年はいる必要がありました。

そして1年が過ぎ、2年目に入りました。私に「シンガポールに残りたい」という気持ちが芽生える気配はありません。しかし、リサが仕事を続けたいと思っている可能性があるので、帰国についてリサと具体的な話をし始めたいと思っていました。

そんな矢先の昨年末、リサはホーカー(屋台)の食事で食中毒になりました。医者に行くこともなく、家で二日ほど苦しんだ後、無事回復したのですが、その後突如、帰国に向けての詳細なスケジュールを作り始めたのです。

ホーカーで食べ物にあたってシンガポールが嫌になった……わけではなさそうです。リサはシンガポールで日本の何倍も忙しく働いてきたのですが、それが病を境に急に吹っ切れたというか、やることをやったらお終いにしようと思うに至ったようなのです。

私は突然のことに面喰いましたが、自然と2年で帰る方向に話が向かい始めたので、安心し、私自身のシンガポール卒業についても考え始めました。やり残したことはないかと思いを巡らしたり、年賀状の時期だったので、家族や知人に「今年の後半には本帰国予定」なんて宣言したりしていました。

が、話はこれで終わりませんでした。

年明けしばらくして、リサの会社である変化があったようです。それは、リサが今の仕事をもう少し続けてもいいと思うようなことだったらしく、ひるがえって今年帰国しなくてもいい、と言い始めました。

正確に言うと、私に判断を委ねたのです。私が帰りたいなら帰ってもいいし、残りたいなら仕事を続ける、と……。

それはないでしょ、と思いました。もちろん、私は帰りたいという気持ちが強いのですが、シンガポールに来たのはもともとリサの強い希望だったし、そのキャリアをどうしたいのかはリサの判断のはずです。私はリサがシンガポールで仕事を続けたいと強く思っているなら、それを邪魔したくはないくらいの気持ちはあります。

リサは仕事のことにあまり口出しされたくないので、普段からこういう話を突っ込むと曖昧にされてしまうのですが、帰国に関しては私も当事者です。

わが家は子どもがいないので、それに絡む条件などはないですし、私の仕事はパートなので、辞めるにあたっての懸念もあまりありません。

二人でもうしばらく真剣な議論を続ける必要がありそうです。

※解雇通知の留意点:シンガポール
https://www.jetro.go.jp/world/qa/04A-001056.html
日本貿易振興機構(ジェトロ)

公共交通機関で席を譲るか? in シンガポール

公共交通機関で席を譲るか? in シンガポール
電車でお年寄りに席を譲っているシンガポールのマナーポスター
電車でお年寄りに席を譲っているシンガポールのマナーポスター

先日、日本の公共交通機関で「席を譲るべき」と考える人が減っている、というネット記事を読みました。その記事の一時ソースとなった調査結果はこちらです。

「優先席では席を譲るべき」が 3 年前から 17.1%減少、席を譲ろうとして断られた経験がある人は 9%増加!
http://www.val.co.jp/topics/2016/1128.pdf
(株式会社ヴァル研究所)

タイトルには「優先席では」と書かれていますが、本文を読むと優先席である如何を問わず、席を譲る意識が低下しているという調査結果になったそうです。

優先席である・ないに関わらず、3 年前と比べて席を譲る意識が低下していることがわかりました。

席を譲ろうとしたけど断られた経験をする人が増えたことから、その要因は断られたことがあることに拠るものではと推測されています。あぁ、わかるわかる、という日本社会のよくある風景です。

さて、シンガポール在住者なら、シンガポールが明らかに日本より公共交通機関での座席の譲り合いが普通なことを肌で感じていると思います。

以前にもブログに書きましたが(→「シンガポールと日本の電車内の違い」)、私はまず優先席には座りません。ここに座ると乗車中に「譲るべき人ウォッチング」をし続けることになり、落ち着かないからです。加えて、よほど疲れているとか、荷物が大量で身動きがとれない時以外は、積極的に席を譲っています。少なくとも、当社比(自分比)で日本の何倍も席を譲っています。

これって自慢とか、意識の高さをひけらかしているのではなく、シンガポールだと席の譲り合いって本当にそれくらい当たり前のことなんです。

もちろん、誰もが譲るわけでもなく、高齢者を目の前に立たせたままシレッと優先席でゲームに興じている若者もいます。しかし、そういう時は別の席からちゃんと席を譲る人が現れます。

私が思うシンガポールの特徴は、「座りたい人が席を探しているのがありありとわかる」点です。

座りたい人は、目で空席を探し、さらに歩き回ります。優先席に、譲ってもいいんじゃないか、という風貌の人がいると、あからさまにそこに向かっていく人もいます。

昨日も電車で座っていたら、乗ってきたおばあさんがきょろきょろと席を空席を探していたので、席を譲りました(優先席ではありません)。譲られたおばあさんは、それが当たり前なので、「フン」と鼻を鳴らすと笑顔も声掛けもなくそこにどかっと座りました。もちろん、シェイシェイ、と一言声をかけてくれるかわいいお年寄りもいます。

お年寄りだけでなく、家族連れで親子が隣に座れるように席を譲るのも日常です。特に、子どもの主張がはっきりしています。電車で小さな女の子を連れたお母さんが1つあった空席を娘に座らせようとしたところ、その子が「マミーの席がない!」と叫びました。そしたらその空席の隣に座っていた父子が、にっこり笑って気持ちよく席を譲った光景を見たことがあります。

また、「席を譲って断られても気にしません」。

これまた私が実際に見た光景なのですが、マレー系の若者(イケメン)が立ち上がり、立ってるおじいさんににこやかに声をかけたところ、無表情・無言で断られてました。端で見ていた私が気まずい気持ちになるような光景だったのですが、若者はまったく気にすることなく、そのまま立っていました。

ちなみにこの若者、電車が揺れたときに私が捕まる場所が無くてよろめいたとき、さっと吊り輪を譲ってくれました。吊り輪を譲られるなんて、ちょっとトキメキました(笑)。どこまでも自然に親切な人なんだと思います。

このように、シンガポールは座りたい人(席を譲ってほしい人)たちは態度や言葉で主張する人が多いように思います。また、譲ったのを断られても、それはそれでおしまいで気にすることではないのです。

私自身、日本人気質は抜けないので、シンガポールでも「座りたい!」という主張はできないですし、席を譲って断られたら凹みます。でも、席を譲れるようになったのはいい変化だし、もし、日本で座りたそうな素振りを見せてくれる高齢者や事情がある人を見かけたら、気持ちよく席を譲れる気がしています。

日本だと、「席を譲ってほしい」という主張や素振りは、どこか恥ずかしい空気があります。そして、席を譲るという行為も、どこか気恥ずかしい。そんな「主張しない・言葉にしない」文化が、公共の場でのコミュニケーションのミスマッチを生んでいるだけで、日本人が不親切な、底意地が悪い民族だとは私は思っていません。

日本にいい変化が訪れたらと、願っています。

贅沢気分! 会員制クラブ「タングリンクラブ」でぶ厚いローストビーフを堪能

贅沢気分! 会員制クラブ「タングリンクラブ」でぶ厚いローストビーフを堪能
タングリンクラブ「THE CHURCHILL ROOM」のローストビーフ
タングリンクラブ「THE CHURCHILL ROOM」のローストビーフ

昨年の蔵出しネタです。

ご縁というのはありがたいものでして……。私のような庶民には縁がない、シンガポールの会員制クラブ「タングリンクラブ」で食事をする機会に恵まれました。

そもそも「タングリンクラブ」ってなんぞね、という話ですが、ご存知の方はご存知、知らない方はまったく知らないのではと思われます。私は全然知りませんでした。関わることがない世界だし、知らなくても損すること何もありません。

一言で言えば、「高級会員制社交クラブ」です。

THE TANGLIN CLUB
http://www.tanglinclub.org.sg/

ホームページによれば、創立は1865年で、シンガポールでは歴史ある社交クラブだそうです。ヨーロッパコミュニティの成功者たちの社交の場だったとのことなので、当初からハイソサエティな場だったのだと思います。(ちなみに日本占領時は日本軍の将校のクラブとして使われたそうです。。)

何を持ってハイソサエティかというのも難しいですが、少なくとも会費がすごいです。

About Membership
http://www.tanglinclub.org.sg/membership/about-membership.html

通常会員と期間限定会員があるようですが、前者の入会金はどーんっとS$50,000。

400万円くらいデスヨ。

加えて月会費もかかります。駐在員などの短期滞在者向けの期間限定会員は、上限3年で年間S$ 6,000+月会費だそうです。月5~6万くらいでしょうか。まぁ、こちらも庶民が簡単に出せる金額ではないですよね……。しかも、どちらも3年以上の通常会員2名の紹介がないと入れないようです。

ホームページを見る限りでは、レストラン、ジムやプール、図書館、多目的ホールなどだけでなく、宿泊設備もあるようです。このような設備の利用や、クラブ活動(社交活動)、イベントなどが主な会員特典のようです。レジャー利用の他、一定以上の階層の方々と知り合ったり、交流したりする場所として活用している人も多いのでしょう。(すみません、実態を知らないのでホームページを見て想像した範囲の説明です。)

さて、前置きが長くなったといいますが、半分以上タングリンクラブの説明になってしまいましたが、そんな会員しか使えないレストランで食事をする機会に恵まれました。会員の方の同伴があれば非会員も入れます。なお、舞い上がって挙動不審気味だったので、冒頭のお肉以外の建物などの写真は一切ありません(笑)。

連れて行っていただいたのは、建物入ってすぐの「THE CHURCHILL ROOM」というレストラン。ブリティッシュパブのような、落ち着いた雰囲気の素敵なレストランでした。

THE CHURCHILL ROOM
http://www.tanglinclub.org.sg/dining/the-churchill-room.html

メニューは上記のホームページで見られます。勧められるがままに、いろいろ美味しい物をいただきましたが、メインは迫力のローストビーフです。(冒頭写真)

私は東京のローリーズが溜池山王にあった時代、10回くらいは行ってるんじゃないかというくらいプライムリブが好きなんですが、この日は久々に迫力あるプライムリブ(ローストビーフ)を目の前にし、ワクワクが止まりませんでした。

お肉は周りが少し固めでしたが、それでもがっつり「肉」を味わえる一皿でした。付け合わせのベイクドポテト、ポップオーバー、グリルされた野菜たちも、飾り気はないもののしっかりお肉を引き立てていました。

店内は雰囲気がいいし、スタッフはテキパキと気持ちよく動いているし、食事は美味しいし……と、とても楽しくて贅沢な時間を過ごさせていただきました。1週間くらいは余韻に浸らせていただきました。

誰でも入れる場所ではないのですが、お知り合いの方が会員だとか、チャンスがある方にはぜひ行ってみていただきたいお店です。私にとってはシンガポールのいい思い出になり、連れて行ってくださった方々には感謝の気持ちでいっぱいです。

シンガポールの日本人社会で働くということ

シンガポールの日本人社会で働くということ

シンガポールに来て1年と4カ月ほど。日本人との付き合いや関わりを極力避けている私にも、やはり日本人として生活していると、あれこれ日本や日本人に関する噂話が耳に入ってくるようになりました。

先日、最近知り合った地元のフィリピン人のおばちゃんから、「知り合いの会社が日本人探してるんだけど、いい人いない?」と聞かれました。さらっと概要を聞いただけで、どの会社のなんのポジションか想像がついてしまいました。

その他にも、出かけた先で取引先の人に会う、知り合いの知り合いが知り合いだった……なんてよく聞く話で、シンガポールの日本人社会の狭さを肌で感じます。

外務省の海外在留邦人数調査統計※1によれば、2015年10月1日時点でシンガポールに在留届を出している日本人は3万6,963人。海外在留邦人全体の約2.8%だそうです。ただ、日本人が多いアメリカ(約42万人)と中国(約13万人)に比べてシンガポールは国土が狭いので、日本人同士の物理的な距離はシンガポールの方が近いのでは、というのが個人的に持っているイメージです。

また、Wikiに「日本の市の人口順位」というページがあって、日本の各都市の人口が出ています※2。これを見て、シンガポールの日本人社会が、日本の都市に例えるとでどれくらいの規模なのか、漠然とした比較を思わずしてしまいました。

そんな小さなシンガポールの日本人社会ですから、特に日本人だけを相手にビジネスするとなると、日本でのそれ以上に人との関わり方が大事だと思っています。

ビジネスの相手に嫌なこととか、気に食わないこととか当然あることもあるでしょう。でも、理不尽な程の横柄な態度をとったり、相手を罵倒するような言葉をぶつけたりしたら、その相手にだけでなく、その相手とつながる人たちにもいい印象を持たれません。

また、成果物にお金を払わないという話も聞いたことがあって、これには呆れました。。最終的には訴訟沙汰なのかもしれませんが、お金を回収できようとできまいと、もうそんな人・会社とは取引したくないはずです。

そして、こういう「悪い噂」は、小さなコミュニティではあっという間に広がるものです。私は、こういった悪い話が耳に入るたびに、一体その人はなんでシンガポールに来たんだろうと不思議に思います。そんな非常識な人間が、小さな世界で成功するのは難しいと思うからです。もし出向者であれば、その所属会社に人を見る目がないんだろうと思ってしまいます。

嫌な人、間違ったビジネスをしている人なんてどこに行ってもいるのでしょうが、限度を超えた人たちにはそれに応じた処遇を受けてほしいものです。

シンガポールの狭さを悪く書きましたが、もちろん、この小さなコミュニティを活用して、成功している人たちもたくさんいると思います。いい人、いい仕事ぶりの噂も広まりやすいはずです。積極的に人脈を広げて、シンガポールに限らず活躍の場を広げている人もいるでしょう。

私個人は日本コミュニティとの付き合いと距離をおいた生活をしており、良い話も悪い話も、どこか遠巻きに見守っているだけなのですが、やはり日本人だし、日本人同士気持ちよく仕事をしたい、楽しく付き合っていけたらと思っています。

※1海外在留邦人数調査統計 統計表一覧
http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/page22_000043.html

※2日本の市の人口順位
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E5%B8%82%E3%81%AE%E4%BA%BA%E5%8F%A3%E9%A0%86%E4%BD%8D

家計で大事なのは「目的の共有」だと実感した出来事

家計で大事なのは「目的の共有」だと実感した出来事

昨年末、シンガポールで貯蓄目的の生命保険に入りました。

シンガポール在住予定がそれほど長くないわが家は、保険料を一括払いしました。その際判明したのがシンガポールでの夫リサの貯蓄額です。

私は家計をリサに預けているといいますか、生活費を差し引いたリサの貯蓄について関知していません。リサが隠しているわけではなく、私はリサのお金の使い方に全幅の信頼を置いているので、気にしていないのです。

それが今回、保険料を決める段になって、お金を保険にいくら預けていくら残すという話になり、リサがシンガポールに来て約1年でどれくらいお金を貯めていたかがわかりました。その額が、やはりというか、本当に個人ではほとんどお金を使ってないことがわかり、安心しました。

こうなると、わが家での家計の懸念事項は「私」です。頻繁に日本に一時帰国するし、時々外食に連れてけと騒ぎます。おまけに子どももいないのに仕事はパートに甘んじており、収入は日本にいた時よりずっと減りました。

私個人としては日本での生活に比べて衣料品をほとんど買わなくなったし、田舎暮らしで中心部に出るのがしんどいし、友だちがいないので外でお金を使う機会も格段に減って贅沢してないつもりです。しかし、リサの徹底した倹約家ぶりを見ていると、この夫婦間では私がまるですごい「浪費家」になります。

家計共にしていく以上、埋めておくべき差がありそうです。ではそれを修正するにはどうすればいいか。

リサがもっと財布のひもを緩めて私に歩み寄る、という考えもありますし、実際そういう瞬間もなくはありません(旅行や外食に連れて行ってくれる等)。しかし、気持ちの根っこの方で私はどこかリサに賛同していて、もっとお金の使い方を考えるようにしたいとも思っています。

そんな時、私はふと湧いた素朴な疑問をリサにぶつけました。「お金を貯めるのはなぜ?」と。
リサの答えは、2つ。

  • お金を使う理由がない
  • 65歳までは働きたくない

1つ目は目的ではなく、リサのお金と行動に対する考え方のようです。適切な理由のない(リーズナブルではない)消費には意味を見いだせないから行わない、という考え方です。見方を変えると「ケチ」に見えますが、「お金が惜しい」わけじゃないんですよね。

あと、物を買うときはよく調べてから買うので、時間も頭も使っているようです。そして衝動買いは滅多にみません。

2つ目は目的。実はこれは結婚前にも聞いていました。以前は漠然と「アーリーリタイアしたい」と言ってたのですが、恐らくサラリーマン生活の現実的な見通しで「65歳までは避けたい」という言い方になったようです。

先月、日本では高齢者の定義を70歳にする提言がなされ、私たちの世代の年金受給開始年齢が70歳になる布石なんじゃないかと思った人も多いと思います。

もし仮にそうなるとして、私たちが60歳にリタイアするとしたら、人よりも10年早くリタイアすることになります。生活スタイルも健康状態も人それぞれですから、他人と比較するのは適切ではありませんが、それは結構勇気がいる選択だなと思いました。

そして、必要なのは勇気だけではなくもちろん、お金が必要です……。

私はこの「65歳までは働きたくない」と聞いた時、心の奥で共鳴するものがあり、少しリサの気持ちに近づけたような気がしました。

お金の価値観や消費行動をすぐにリサのように変えるのは難しいですが、「65歳前にはリタイアしよう」という二人の目的を持ったことが、私の今後の貯蓄・購買行動に多少なりとも影響を与えそうです。

家を買うとか、子どもを大学まで出すとか、そういったお金に関する家族の目的を明確に持って頑張っている人たちは多くいると思いますが、私たち夫婦にもようやくそれを1つ共有しました。

もっと早くに聞けばよかったです。そして行動を変えるべきなのは「私」なので、リサの背中を見つつ、努力したいと思いました。