映画「チコとリタ」(10/14観賞)

   


ラテンビート映画祭で「チコとリタ」を見ました。当映画祭最後の上映作品で、ティーチイン含め終わったのが23時過ぎだったので帰宅が遅くなりました。2010年のスペイン、イギリス、キューバの共同製作作品で、日本では2011年ラテンビートで上映され、好評を得て今年もリバイバル上映されたようです。キューバとアメリカを舞台にした愛とキューバ音楽のアニメーション作品です。

約50年前、キューバのハバナで一目会った時から強く惹かれあったジャズピアニストのチコと、歌姫リタ。お互い強く惹かれあいながらもすれ違いを繰り返し、やがてリタはニューヨークで歌手として成功する。二人は再び出会い、結婚の約束もするが、また離れ離れになってしまう。チコはキューバに戻るがやがて音楽をやめ、町の片隅で靴磨きをして静かに老後を過ごしていたが…。

昨日ブラジルのアニメ作品を見て、アニメとしてどう評価していいのかわからなかったのですが、こちらの作品はとても魅力的でした。とにかく町並みの描写が個性的でおしゃれで、それでいて情緒があるのです。ハバナの賑やかな町並みには心躍るし、静かに雪降るニューヨークの夜景もきれいでした。上映後の監督のティーチインで、友達のアーティストと何かやりたい、という思いからこの作品が始まったという話がありましたが、このアーティストとはハビエル・マリスカルというバルセロナ五輪のキャラを描いた有名デザイナーで、コビーは私も大好きだったので納得しました。ただキャラクターの絵柄はあまり好きではなく、シンプルな線画の顔立ちは、アップになるとどうも背景の緻密さとのギャップを感じてしまいました。

お話は、ラストは良かったものの、それ以外は意外な展開もなく、面白くはなかったと思います。たぶん、この作品の魅力はこのアーティスティックな画面作りと、最初から最後までやむことのないキューバ音楽なんだろうと思います。特に、音楽の方は好きな人にはそれに耳を傾けているだけで十分な魅力があるのではと思いました。

DVDもないし、国内でなかなか上映もされない作品ですが、キューバ音楽に興味のあるかたはぜひ機会があればご覧になってはと思います。

…というわけで、今年はラテンビート映画祭は全4本楽しみました。他の用事もあって思うように見たい作品が見られませんでしたが、アルモドバル監督の最新作は年明けの劇場公開を楽しみにしたいと思います!

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