映画「アベルの小さな世界」

   

ラテンビート映画祭で「アベルの小さな世界」を見てきました。2010年のメキシコ映画です。ティーチインとかなくて地味だなーと思ったら、3年前上映された作品のリバイバルでした。でもリバイバルするだけあってなかなかいい作品でした。

父親が家を出てしまってから9歳の少年アベルは心を病んでしまう。母と二人の姉弟と暮らしていたある日、父の写真を眺めていたアベルがまるで父親のような口をきくようになる。やがてその振る舞いはエスカレートし、母を妻、姉と弟を子供の用に扱うようになる。そこにのうのうと帰ってきた父親が、アベルの心をまたかき乱してしまう。

子供が父親のようにふるまう姿を面白おかしく描きながらも、そもそもの設定がヘビーなので、考えさせられる映画でした。3人兄弟で、ただ一人「父親が出ていった」という状況を受け入れられず、心を閉ざしやがて自ら父を演じることで世界のバランスを取ろうとするアベルの姿が切ないです。

アベル役の少年の演技力が光ってました。どこかやりすぎ感もある展開だったのに、ラストのアベルの表情の一コマで、どこか物悲しくも深い印象を残せたのが素晴らしかったです。

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