本「KYOKO」

   

村上龍の「KYOKO」を読みました。7/16(土)に断食施設で読了。3時間ほどで読めるライトな本です。だいぶ前に観た映画がすごく好きだったし、最近キューバの話を聞いたばかりなので、断食施設の本棚で見つけて迷わず選びました。原作かと思いきや、映画が少し先で、これはノベライズのようです。しかし映画を作った村上龍自身の本なので、ほぼ映画と同じ内容だと思います。

主人公のキョウコが、子供のころ自分にダンスを教えてくれたキューバ系アメリカ人のホセをNYに訪ねるところから物語は始まります。

映画では高岡早紀がいい雰囲気で淡々とキョウコを演じるのですが、原作はややキョウコを持てはやし過ぎな感じがあります。踊りが抜群にうまいという描写は必要ですが、白人のように色が白いとか、うらやましいくらい足が長いとか、とにかく美しいとか、そこまで書かなくていいのに…とは少し思いました。キョウコの魅力は見た目の美しさ以上に、その強い魂なので。

ラストシーンは、映画ですでに知っていたものの、涙がこぼれました。華美な描写はなく、シンプルに強く訴えかけられます。特にホセの心理描写がとてもいいです。

この本や映画がキューバ人を正しく描写しているのであれば、キューバの人たちの生き様に強く惹かれるものがあります。先日大学でキューバの方が来たとき、キューバの人たちはみんな踊るのか、という質問に対し、「casi todo(ほとんどみんな)」という答えが返ってきました。単に楽しく踊る、という以上に、そこに人生を感じます。そのカルチャーは日本のそれとまた違っていて興味深く写るのです。

映画をまた見たくなったな~。

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